うにゅほとの生活2988
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うにゅほとの生活2988

2020-02-15 00:21

    2020年2月14日(金)

    「──◯◯、◯◯」
    「んー?」
    「めーとじて」
    「嫌だ」
    「とじて!」
    「嫌だ!」
    「もー……」
    うにゅほが、腰の後ろに隠していた箱を開いてみせる。
    ひとくちサイズの、丸い、すこし歪なチョコレートが、綺麗に列を成していた。
    「◯◯、くちあけて」
    「あー」
    「くちはあけるんだ……」
    「口開けないと食べられないだろ」
    「いやいやモードかとおもった」
    「なんだそのモード……」
    「たまにある」
    「記憶にない」
    「はい、あーん」
    「あー」
    素直に口を開くと、チョコレートが押し込まれた。
    柔らかく、ねっとりとした生地のチョコレートに、ナッツがたっぷりと練り込まれている。
    「美味い……」
    「よかったー」
    「生チョコ?」
    「なまチョコに、カシューナッツくだいていれたの」
    「これは美味いわ」
    「うへー……」
    「天才!」
    「うへへ」
    「もう一個!」
    「はい、あーん」
    「あー」
    口の中が幸せで満たされる。
    「あと一個!」
    「きょう、あといっこだけだよ」
    「うん」
    「たべたらかくすからね」
    「わかりました」
    「はい、あーん」
    「あー」
    バレンタイン万歳、である。




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