うにゅほとの生活3037
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うにゅほとの生活3037

2020-04-04 02:35

    2020年4月3日(金)

    「普段大して出掛けないけど、外出するなと言われたら、それはそれで窮屈だよな」
    「わかる」
    「不要不急の外出自粛って、どこまでよくて、どこまでダメなんだろう」
    「ふようふきゅう、どういういみ?」
    「重要でも急ぎでもないこと、かな」
    「あそびはだめ」
    「ダメ」
    「かいものは?」
    「買うものによるんじゃないか」
    「たとえば?」
    「食料とか、消耗品とか、そこまで制限されたら生きてけないだろ」
    「じゅうようだもんね」
    「春物の服を買いに行こう、なんてのは、不要不急に入るかも」
    「ふくないひとは?」
    「服を買いに行く服がない?」
    「かいいくふくはあるけど、きがえないひと」
    「それは急ぎに入るな」
    「じゃあ、ついでは?」
    「ついで?」
    「ふくかったかえり、クレープたべるとか」
    「難しいところだなあ……」
    外出は必要なことだが、クレープを食べること自体は不要不急に入る。
    だが、客が入らなければ、クレープ屋も潰れるしかない。
    「まあ、避けたほうがいいとは思う」
    「じゃあ、すーごくおなかすいて、まわりにクレープやさんしかなかったら?」
    「それは仕方ない」
    「あいまい……」
    「法律で決まってるわけじゃないからな。控えるべき、っていう努力目標だから」
    「ほうりつでだめっていわれたほう、らくなきーする」
    「ちょっとわかる」
    明確な基準があれば、自分たちで判断する必要がない。
    窮屈だが、考える手間が省けるとも言える。
    「法律って、いきなり作れないからな。法案を通さないと」
    「そうりだいじん、つくるんじゃないんだ」
    「それだと独裁だな」
    「でも、ほうりつ、すぐつくれる」
    「独裁政治の利点のひとつだな。議会を通す必要がないから、すぐさま施行できる」
    「でしょ」
    「でも、悪いやつがトップに立ったら?」
    「──…………」
    「ヒトラーなんかが代表例だな。良くも悪くも最高権力者の質に左右され過ぎるんだ」
    「どくさい、だめだね……」
    「難しいもんだ」
    まさか、うにゅほと政治の話をするとは思わなかった。
    貴重な体験をした気がする。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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