うにゅほとの生活3086
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うにゅほとの生活3086

2020-05-23 01:11

    2020年5月22日(金)

    「──……◯◯ぃ」
    うにゅほが起き出してきたのは、昨晩の午前二時、日記を書き上げた直後のことだった。
    「どした」
    目元をくしくしと擦りながら、うにゅほが口を開く。
    「ねれない……」
    「寝れないのか」
    「うん……」
    滅多にないことではあるが、まったくないことではない。
    「二択です」
    「にたく」
    「寝るための努力をするか、眠くなるまで起きてるか」
    「ねるためのどりょくって、なに?」
    「睡眠導入剤とかあるけど」
    「……ちょっと、こわい」
    「そっか」
    「おきてていい……?」
    「いいよ」
    うにゅほが、我が物顔で、俺の膝に腰掛ける。
    「ね、なにしてたの?」
    「日記書いてた」
    「……じゃま?」
    「いや、ちょうど書き終えたところだから」
    「そか」
    安心したように、うへーと笑う。
    「逆転裁判の続きでもする?」
    「んー……」
    しばし思案し、
    「あんまし、あたまはたらかない、かも」
    「じゃ、適当に動画でも見ようか」
    「うん」
    「……小難しいほうがいいかな」
    「どんなの?」
    「経済学の動画とか」
    「むずかしそう……」
    「眠れるかもしれないぞ」
    「……じゃ、みる」
    件の動画シリーズを再生して、ほんの十分後のことだった。
    「──……すぅ」
    完全に寝入ってしまったうにゅほを抱き締めながら、天井を振り仰ぐ。
    どうしよう。
    これ、起こしたら、また眠れなくなるんじゃないか。
    だからって、朝までこうしているわけにも行かないし。
    一時間後、うにゅほが自然に目を覚ますまで、ぽかぽかした体を抱き締め続ける俺だった。




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    ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫


    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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