うにゅほとの生活3125
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うにゅほとの生活3125

2020-07-01 05:46

    2020年6月30日(火)

    右腕を持ち上げて、手首を振る。
    「……なんか、腕が重い」
    「うで?」
    「痛だるい」
    「だいじょぶ?」
    「大丈夫か否かで言えば大丈夫だけど、気になるな」
    「だいじょぶっていわない……」
    うにゅほが俺の腕をさする。
    「てあて、てあて」
    だが、だるさは容易には取れない。
    「よくなった?」
    「可愛い女の子をはべらせて、腕撫でさせて、気分はよくなった」
    「いたみは?」
    「あんまり……」
    「そか……」
    「まあ、そのうち治ると思う」
    「あれは?」
    「どれ?」
    「いたみどめ」
    「ロキソニンか」
    「うん」
    「飲むほどじゃないなあ……」
    「そなの?」
    「そんなに数ないし、ヤバいときに取っておきたい」
    「そか」
    さす、さす。
    会話をするあいだにも、ずっと腕をさすっていてくれる。
    健気だ。
    「なんか、◯◯、ねつある?」
    「どうだろ」
    「おでこかして」
    「ん」
    うにゅほが俺の額に手を当てる。
    「……ない、かな」
    「ないと思う」
    「なんか、うであつい」
    「あー」
    頷く。
    たしかに熱い。
    「ねつ、こもってるのかな」
    「そうかもしれない」
    「ペットボトルでひやしてみる?」
    「お願いできるか」
    「うん」
    冷蔵庫で冷やしていた水入りのペットボトルを、うにゅほが腕に押し付けてくれる。
    「きもちい?」
    「気持ちいいかも……」
    「いたみは?」
    「ちょっと引いたかも」
    「よかったー」
    うにゅほが、ほにゃりと笑う。
    心配を掛けてしまった。
    「じゃ、しばらくひやしてるね」
    「疲れたら、もういいからな」
    「うん」
    しばらく腕を冷やしてもらうと、腕の痛だるさは幾分か緩和された。
    うにゅほのおかげである。
    感謝を込めて、たっぷり頭を撫でておいた。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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