うにゅほとの生活3131
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うにゅほとの生活3131

2020-07-07 03:37

    2020年7月6日(月)

    「──……あふ」
    生あくびを噛み殺し、ベッドから這い出る。
    「おはよう」
    「おはよー」
    「また、あの夢見たわ……」
    「どのゆめ?」
    「念じるだけで、すいーって移動できる夢」
    「たまにみるやつだ」
    「三ヶ月に一度くらいは見てる気がする」
    「わりとみてる」
    「便利なんだよな、あれ。バイクみたいに車のあいだをスイスイ抜けられてさ」
    「あぶない……」
    「夢だからな」
    「そだけど」
    チェアに座り、うにゅほへと向き直る。
    「俺がよく見るって言ってた夢、他に覚えてる?」
    「うと、いってたきーする……」
    「なーんだ」
    さすがに難しいかな。
    そう思っていると、
    「あ、パチンコいくゆめだ」
    ほんの十秒ほどで、あっさりと正解を答えてしまった。
    「よく覚えてるなあ……」
    「うへー」
    「今朝の夢って、実は合わせ技なんだよ」
    「あわせわざ」
    「すいーって移動しながら、パチンコ屋へ行った」
    「あわせわざだ……」
    「パチンコ行く夢も、三ヶ月に一度くらい見るなあ」
    「しゅうきがあったのかな」
    「そうかもしれない」
    「ぱちんこ、いきたくないのにね」
    「パチンコで勝てる程度の金額に興味ないし、続ければ続けるほど収支はマイナスになるし、行く理由がない」
    「なんでみるんだろうね」
    「わからん……」
    パチンコなんて、ほとんどしたことがない。
    したことがない故に、パチンコを打っているシーンは夢に出てこないのだ。
    パチンコ屋へ入り、台を選んで目が覚める。
    その繰り返しである。
    「まあ、悪夢よりいいけど……」
    「ね」
    不可解だが、悪い夢ではない。
    それだけが救いだ。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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