うにゅほとの生活3168
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うにゅほとの生活3168

2020-08-13 02:08

    2020年8月12日(水)

    「──ふう」
    ペプシゼロのペットボトルが詰まったダンボール箱を後部座席に積み込み、一息つく。
    「あっちー……」
    シャツの内側が、染み出た汗でしっとりしている。
    「きょう、ほんと、あついねえ……」
    「今年いちばんじゃないかな」
    「そうかも……」
    暑い。
    暑いったら暑い。
    昨夜も大概熱帯夜だったが、今日はそれ以上かもしれない。
    「こう暑いと、普段と違うことがしたくなるな」
    「ちがうこと?」
    「なんか、こう、特別な感じがするからさ」
    「いいね!」
    うにゅほが笑顔で頷く。
    「なにする?」
    周囲を見渡す。
    「そうは言っても、スーパーだからなあ……」
    何があるわけでもない。
    「あ」
    うにゅほが、スーパーの出入口を指差す。
    「たからくじ」
    そこに、宝くじ売り場があった。
    「あんなところに売り場あったんだな。新しくできたのかな」
    「?」
    うにゅほが小首をかしげる。
    「ずっとあったよ?」
    「マジ?」
    「まじ」
    完全に意識の埒外だったらしい。
    宝くじとか、さして興味もないからなあ。
    「じゃあ、ためしに買ってみるか。サマージャンボ売ってた気がするし」
    「うん」
    こうして、俺たちは、生まれて初めて宝くじを購入した。
    「あたるかな」
    「当たらないと思うぞ」
    「でも、あたったらいいねえ」
    「お金あったら、できること一気に増えるからな。当たるもんなら当たってほしいけど」
    でも、無理だろうなあ。
    なかば諦念と共に、抽選日を待つのだった。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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