うにゅほとの生活3206
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うにゅほとの生活3206

2020-09-20 06:19

    2020年9月19日(土)

    「××」
    「?」
    「じゃーん、けーん」
    「しょ!」
    即座に反応し、うにゅほがパーを出す。
    さすがである。
    だが、
    「俺の勝ちだ!」
    チョキをチョキチョキ動かしながら、意味もなく勝ち誇る。
    「まけたー」
    「やったぜ」
    「ひまなの?」
    「わりと」
    「なんかする?」
    「何しようか」
    「じゃんけんでなんかするやつ、しよう」
    「曖昧だな……」
    「じゃんけんでかったほう、ルールきめる」
    「お、いいぞ」
    互いに構え、
    「じゃーん、けーん」
    「ほ!」
    俺は、グー。
    うにゅほは、パー。
    「かった!」
    「負けた」
    「じゃ、ルールきめるね」
    「いいぞ」
    「うとねー」
    思案ののち、うにゅほが口を開く。
    「まけたほうが、あいをささやく!」
    「愛を」
    「うん」
    「いいだろう、乗った」
    「よーし」
    互いに構え、
    「じゃんけん、ほっ!」
    「しょ!」
    俺は、グー。
    うにゅほは、チョキ。
    「勝った」
    「まけたー……」
    「さ、愛を囁いてもらおうか」
    「うん」
    うにゅほが深呼吸をし、両頬をぴたぴたと叩いたあと、意を決したように口を開く。
    「うと……」
    「──…………」
    「あ、あ──」
    「──…………」
    「あいしてるよ……」
    「俺もだよ」
    「!」
    うにゅほの顔が、真っ赤に染まる。
    「さ、じゃんけんで次のルール決めようぜ」
    「……うん」
    小一時間ほど、うにゅほとじゃんけんをして遊んだ。
    うにゅほの機嫌が良かったのは、気のせいではあるまい。
    言葉にするのは大切なのだと思った。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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