うにゅほとの生活3207
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

うにゅほとの生活3207

2020-09-21 03:13

    2020年9月20日(日)

    「……こう、絶妙に暑いな」
    「むすねえ」
    「窓開けたいけど……」
    窓へと視線を向ける。
    雨粒が、ぱたぱたと窓ガラスを濡らしている。
    「ぴったり南風なんだよな。どっちの窓開けても雨入る」
    「ね」
    室温は29℃。
    耐えられないほどではないが、気になる程度には暑い。
    「扇風機つけるか」
    「うん」
    「首振る?」
    「?」
    うにゅほが小首をかしげる。
    「なんで?」
    「なんでって……」
    首を振らせないと、互いに風が行き届かないからとしか。
    そう思っていると、
    「うしょ」
    うにゅほが扇風機の電源を入れたあと、俺の膝に腰掛けた。
    「ね」
    「なるほど……」
    首振り機能がいらないわけだ。
    うにゅほを膝に乗せたからと言って、必ずしも同じものを見たり、同じことをするわけではない。
    俺は、ニコ動でRTA動画を見ながらFGOの周回を。
    うにゅほは、デスクに積んだジャンプのバックナンバーを読みふけっていた。
    「そういえばさ」
    「ん」
    「チェンソーマン買っちゃった」
    「かったの?」
    「うん」
    「かったんだ……」
    「××、読んでないもんな」
    「なんか、こわい」
    「グロいしな」
    「うん」
    「俺、好きなんだよな……」
    「そなんだ」
    大した内容のない話を、思いついたようにする。
    こんな時間のことを、幸せと呼ぶのかもしれない。




    バックナンバーはこちらから
    ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫


    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。