うにゅほとの生活3248
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うにゅほとの生活3248

2020-11-01 01:45

    2020年10月31日(土)

    のんびりと過ごした土曜日の夜、ふと思い出したことがあった。
    「そうだ、ハロウィンだ」
    「とりっく、おあ、とりーとだね」
    「今日は合ってる」
    「きのうもわかってたの!」
    「ごめんごめん」
    「もー」
    「結局、子供は来たのかな」
    「きてないとおもう」
    「お菓子、必要なかったな」
    いちおう、チョコレートくらいは準備しておいたのだが。
    「チョコ、たべる?」
    「食べる食べる」
    お徳用のチョコレートを口に運びながら、疑問を口にする。
    「渋谷、結局どうだったんだろう」
    「きになるね」
    キーボードを叩き、調べる。
    「──ハロウィン自粛ムード、仮装はまばら、だって」
    「まばらだったんだ」
    「意外だな」
    「えらい」
    絶対に混雑すると思っていたのだが、良い方向へ予想が外れたようだ。
    「あ、でも、大阪の道頓堀は、仮装でごった返してたんだって」
    「おおさか……」
    「やっぱ、鬼滅が多かったって」
    「ころなをめっさないとだめなのに……」
    「まったくだ」
    その手に持った日輪刀で、ウイルスを切ってはくれまいか。
    「あ、そだ」
    「うん?」
    「とりっく、おあ、とりーとって、いって?」
    「トリックオアトリート」
    「はい、あーん」
    そう言って、うにゅほが、チョコレートを俺の口元へ差し出した。
    「あー」
    それを口で受け取ると、
    「うへー」
    うにゅほが、嬉しそうに微笑んだ。
    ハロウィンなんて、この程度でも、十分楽しめるのだ。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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