うにゅほとの生活3270
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うにゅほとの生活3270

2020-11-23 02:22

    2020年11月22日(日)

    「──…………」
    目を覚まし、時刻を確認する。
    午後四時。
    「……寝過ぎた」
    眠りに眠り果てた。
    午前四時に床に就いたとは言え、いくらなんでも寝過ぎである。
    のそのそとベッドから這い出すと、
    「あ、おきた」
    「起きました……」
    「◯◯、やすみのひ、すーごいねる」
    「疲れてるのかな」
    「そうかも」
    「そうかもなあ……」
    平日の疲れを、休日に癒す。
    そうやって、なんとかかんとか一週間をやり過ごしているのだろう。
    「本当は、どっか出掛けたいんだけど……」
    「いま、だめだよ。ステージ4だよ」
    「そうなんだよな」
    不要不急の外出、及び、市外との不要不急の往来を控えなければならない。
    罰則規定があるわけではないが、痛い目を見るのは自分であり、家族であり、身近な人々である。
    軽々しく破るものではない。
    「でも、だらだらしてると眠くなる……」
    「まだねれるの?」
    「寝過ぎて眠い。でも、今寝たら絶対に体に悪いわ」
    「じゃ、おきよ」
    「××、目が覚めることして」
    「めがさめること……」
    しばし思案し、
    ぺち。
    うにゅほが俺の頬を両手で挟んだ。
    「めーさめた?」
    「……今ので?」
    「うん」
    「さすがに取れないかな……」
    痛くないし。
    「うと、じゃあ──」
    うにゅほが、俺の鼻をつまむ。
    「いき、くるしくなる」
    「口が開いてる……」
    「──…………」
    「難しいな」
    「むずかしい」
    もっと容赦なく痛めつければ目は覚めるのだろうが、うにゅほには無理だろう。
    あふ、とあくびを噛み殺す。
    やたらと眠い一日だった。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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