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2020年11月23日(月)
こんにゃくパークのこんにゃく粉入りコーヒーゼリーが美味しい。
そのまま食べても普通だが、コーヒーフレッシュとの相性が抜群なのだ。
器に移し替え、コーヒーフレッシュを何個か空けて、ぐちゃぐちゃに混ぜる。
すると、美味しくて腹持ちの良い最高のおやつが出来上がる。
読者諸兄も、お試しあれ。
「……あー」
プラスチック製のタンブラーにコーヒーフレッシュを入れようとして、中身が指に付着した。
指を舐めたあと、うにゅほに話し掛ける。
「これ、開けるの難しくない?」
「そかな」
「だいたい、指につくか、蓋が半分くらい残るかするんだけど……」
「◯◯、ふたあけるのにがてだよね」
「苦手……」
ヨーグルトの蓋も、三回に一回は失敗する。
「いっこかして」
「ああ」
コーヒーフレッシュをひとつ渡す。
「ふつうにあけたら、あくとおもうけど」
パキ、と爪を折ったあと、うにゅほがゆっくりと蓋を開いていく。
「はい」
「──…………」
綺麗に開いた。
「え、何が悪いの……?」
「あけてみて」
「うん」
タンブラーの上で、容器の爪を折る。
「あ」
「?」
「くうちゅうでやるから、だめなんじゃない?」
「なるほど……」
うにゅほは、机の上に容器を置き、安定した状態で開けていた。
「わかった、やってみる」
「うん」
机の上にコーヒーフレッシュを置き、折った爪から蓋を開いていく。
「──…………」
蓋が途中で裂け、容器に半分ほど残った。
「……何が悪いんだろう」
「ごめん、わかんない……」
不器用は、何をどうしても不器用なのかもしれない。
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ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫
小説家になろうで異世界小説始めました
異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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