うにゅほとの生活3325
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うにゅほとの生活3325

2021-01-17 00:51
  • 2

2021年1月16日(土)

「ふー……」
風呂から上がり、濡れ髪をドライヤーで靡かせる。
「××、先入っていいってさ」
「はーい」
うにゅほが本から視線を上げ、
「──ち!」
と、俺の顔を指差した。
「血……」
心当たりがあった。
唇の右上に触れると、濡れた感触。
「……あー」
指先が赤く染まっていた。
「ち、どしたの……」
うにゅほが、折り畳んだティッシュを出血部位に当てる。
「いや、ヒゲ剃りに失敗して」
「◯◯、ひげそるの、へたっぴいだね」
「うん……」
否定できない。
「……半端に薄くて毎日剃る必要がないから、いつまで経っても上手くならないんだよなあ」
「おとうさんとか、(弟)とか、まいにちそってるもんね」
「一日剃らないと、とんでもないことになるらしい」
「とんでもないことに……」
「俺の場合、せいぜい週に一度だからな。経験値が違うよ」
「◯◯、でんどうのつかわないの?」
「あー」
「あれ、ちーでなそう」
「正直、俺程度のヒゲでそこまでする必要あるかって印象が強い」
ほとんどが産毛で、濃いヒゲがぽつぽつとまばらに生える程度なのだ。
「ほら、女性用のフェイスシェーバー使ってるじゃん。あれで事足りるから」
「あれも、けがしないよね」
「しないな」
「ぜんぶあれでそるの、だめなの?」
「ダメじゃないけど……」
「けど?」
「T字カミソリのほうが、深く剃れる気がして」
「ごさだとおもうよ」
「うん……」
ヒゲは、もう、全部フェイスシェーバーで剃ろうかな。
それでいい気がしてきたのだった。




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電動、便利なんですけどね、最近のはしっかり深剃りもしてくれるし。ただなにかのときのためにかみそりの練習しておくことはとても役に立つとはおもいます。(災害停電のときや入院時などにすごーく困りましたw)
1ヶ月前
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>>1
視力が悪いので、顔を見ながら剃れないのも下手な原因なんですよね
裸眼視力が欲しい
1ヶ月前
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