うにゅほとの生活3326
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うにゅほとの生活3326

2021-01-18 02:57

    2021年1月17日(日)

    「──…………」
    目を覚ます。
    既に日が沈んでいた。
    「あー……」
    午前十時に起床し、昼食をとったあと、小一時間ほど昼寝をしようとしたらこのざまだ。
    時既に遅しである。
    「あ、おきた」
    「……起きました」
    「もすこししたら、ごはんだよ」
    「うん」
    食っちゃ寝にも程があるが、胃袋はたしかに空腹を訴えている。
    因果なものだ。
    「今週も、なーんもしないまま土日が終わっていくなあ……」
    「◯◯、つかれてるもん。しかたないよ」
    「仕方なかろうとなんだろうと、せっかくの可処分時間をすべて睡眠に費やすのは精神衛生上良くない」
    「そか……」
    「──……?」
    ふと、うにゅほの語気が弱いことに気が付いた。
    かすかに落胆の色がある。
    しばし思案し、あることに思い至った。
    「……カラオケ?」
    「うん……」
    うにゅほが、小さく頷く。
    「そっか、カラオケ行くかもって話してたもんな。楽しみにしててくれたのか」
    「……ちょっと」
    恐らく、ちょっとではあるまい。
    「起こしてくれたらよかったのに」
    「いかないかもっていってたし……」
    「そうだけど」
    あれこれ言っても始まるまい。
    「じゃあ、今度こそ約束しよう。今日はもう無理だけど、来週の土日、どっちかでカラオケに行く」
    そう言って、小指を差し出す。
    「うん、いく」
    うにゅほが、俺の小指に自分の小指を絡ませる。
    「約束だな」
    「やくそく」
    「寝てたら叩き起こしていいぞ」
    「うん、おこすね」
    寝てばかりの休日には、後悔が付きまとう。
    来週こそは、充実した週末を過ごそうと思った。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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