うにゅほとの生活3330
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うにゅほとの生活3330

2021-01-22 03:52

    2021年1月21日(木)

    「──……あふ」
    噛み殺しきれなかったあくびが、口の端から漏れる。
    「ねむいかんじ?」
    「ちょっとだけ」
    「ねる?」
    時計を確認する。
    午後八時。
    「いま寝ると、夜に眠れなくなるかも」
    「◯◯、こっちむいて」
    「ん」
    座椅子に腰掛けたうにゅほへと向き直る。
    「──…………」
    「──……」
    しばし見つめ合い、
    「めー、とろんてしてる」
    「マジか」
    「ねむそうど、けっこうたかいよ」
    「眠そう度……」
    初めて聞く尺度だが、意味はよくわかる。
    「ねなくてもいいから、じゅっぷんくらいめーとじたほういいとおもう」
    「そっか」
    うにゅほが言うのであれば、そのほうがいいのだろう。
    こと俺の体調に関しては、俺自身よりうにゅほの判断のほうが信頼できる。
    「俺って、眠気誤魔化すの苦手だからな……」
    「そなの?」
    「眠いとき、××はどうする?」
    「ねる」
    「それはそうだけど、眠気を覚ますために体を動かしたりするんじゃないか?」
    「あ、やるやる」
    「ほっぺた叩いたりとか」
    「する」
    「俺、そういうのあんまり効かないんだよな」
    「かおあらったら、さっぱりしない?」
    「軽い眠気なら飛ぶけど、本当に眠いときは階段で転んでスネを強打しても眠いままだった」
    「いたそう……」
    「痛いのは痛いんだけど、それ以上に眠くて」
    「そしたらどうするの?」
    「寝る……」
    「じかんないときは?」
    「無理して起きるけど、結局どこかで睡眠をとる必要がある。こないだヨドバシ行ったとき、途中のコンビニで仮眠したろ」※1
    「あー」
    「そういうこと」
    眠気を取る最良の方法は、寝ることである。
    栄養ドリンクやカフェインは、元気を先取りしているに過ぎない。
    三十分ほど仮眠をとると、すこぶる目が冴えた。
    信じるべきはうにゅほである。

    ※1 2020年11月19日(木)参照




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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