うにゅほとの生活3331
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うにゅほとの生活3331

2021-01-23 04:46

    2021年1月22日(金)

    「あさね、すごいのみたの」
    「すごいの?」
    うにゅほが、新しいiPadをいじりながら口を開く。
    「なんとかってみがあってね」
    「実……?」
    「なかにね、わたがはいってるんだよ」
    「もしかして、夢の話?」
    「ううん、テレビのはなし」
    「実の中に綿……」
    その説明で想起されるのは、まず綿花である。
    四つに割れた実から白い綿が覗くさまを初めて見たときは、思わず目を疑ったものだ。
    「でもね、けんさくしても、でないの」
    「さっきから検索してたのか」
    「うん」
    「どれ、貸してみ」
    「はい」
    うにゅほからiPadを受け取る。
    Googleの検索ボックスには、「実 わた ふわふわ」と入力されていた。
    「……あれ?」
    検索結果には、綿の実が表示されている。
    「これは違うの?」
    「これも、わただけど、みたの、これじゃなかったの」
    「綿花以外にあるんだ、そういうの」
    「◯◯、けんさくしてみて」
    「わかった」
    適当に、「綿花以外 繊維 実」と入力してみる。
    「綿・麻以外の植物繊維。カポック、パイナップル繊維、ヤシ──」
    「かぽっく!」
    「カポック?」
    「それ、かぽっく! わたしみたの、たぶんそれ!」
    「なるほど……」
    名前くらいは聞いたことがあるけれど、実が繊維になることは知らなかった。
    改めて検索をかけると、細長い実の中からふわふわの繊維が溢れている画像がたくさん出てきた。
    「これ、あさみたの。いっぽんのきで、さんじゅっちゃくもコートつくれるんだよ」
    「随分採れるんだな」
    「◯◯、すごいね。すぐでてきた」
    「まあ、こんなもんよ」
    褒められて悪い気はしない。
    しかし、うにゅほも検索エンジンを活用し始めたか。
    変なサイトに辿り着かないよう、気を払っておかねば。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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