うにゅほとの生活3333
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うにゅほとの生活3333

2021-01-25 03:27

    2021年1月24日(日)

    「──……◯、……◯◯」
    「ん……」
    かすかな振動に目を開く。
    うにゅほが、俺を、優しく揺すっていた。
    「おきた?」
    「──…………」
    「……おきてない?」
    上体を起こし、うにゅほの頭を撫でる。
    「おはよう」
    「うん、おはよ」
    「いま何時?」
    「にじ、ちょっとまえ」
    「昼くらいに目覚ましセットしたはずなんだけど……」
    「とめてたよ」
    「止めてましたか」
    日曜でよかった。
    温かい布団を抜け出し、ベッドから下りる。
    「なんか、トラックの前面にこっそり座って移動する夢見たよ」
    「あぶない……」
    「意外とバレなかった」
    「ゆめだもんね」
    「それにしても、××は起こし方が優しいよな」
    「そかな」
    「布団引き剥がすとか、蹴り飛ばすとか、それくらい乱暴に起こしてくれていいのに」
    うにゅほが苦笑する。
    「そこまではしないけど……」
    「約束があるときくらい、そうしてくれよ。行くんだろ、カラオケ」
    「……うん!」
    いくら俺がちゃらんぽらんでも、うにゅほと交わした約束くらいは覚えている。※1
    俺は、手早く着替えると、うにゅほと共に外へ出た。
    「──さっむ!」
    「きょう、ひえるねえ……」
    手を擦り合わせながら、愛車のコンテカスタムで行きつけのカラオケボックスへ向かう。
    だが、
    「──申し訳ありません、ただいま満室となっておりまして」
    二時間待ちと言われてしまえば、退散するより他にない。
    「どうしよう……」
    「他のカラオケボックス行ってみよう」
    「うん」
    二軒目のカラオケボックスは、三十分待ちだった。
    「しゃーない、待つか」
    「いいの?」
    「空いてるかどうかもわからない別の店を探すより、待つほうが確実だろ」
    「そうかも……」
    運が良かったのだろう、順番は二十分ほどで回ってきた。
    二時間たっぷり歌いきったためか、久し振りに充実した気分で日曜を終えることができた。
    健康のためにも、たまには大声を出すべきなのかもしれない。

    ※1 2021年1月17日(日)参照




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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