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うにゅほとの生活3368
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うにゅほとの生活3368

2021-03-01 05:08

    2021年2月28日(日)

    「◯◯、あばらどう?」
    「んー……」
    右肋骨下を軽く押す。
    「痛いは痛い。でも、昨日ほどじゃないかな」
    「よかったー……」
    うにゅほが、ほっと息を吐く。
    「姿勢によってはまだ痛むけど、昨日みたいに動けば即激痛ってわけじゃないし」
    「なんなのかな」
    「わからない。そもそも何科に行けばいいんだ、これ」
    「そっか、なにかとかあるもんね」
    「普通に考えれば整形外科だけど、筋を痛めたとも限らないし」
    うにゅほが小首をかしげる。
    「すじじゃないの?」
    「調べたんだけど、位置的に胆嚢かもしれない」
    「たんのう……」
    「胆汁を溜めておく場所だな。そこに石ができると、痛むことがあるらしい」
    「え、だいじょぶ……?」
    「すぐさまどうこうってわけじゃないけど」
    「すぐさまじゃないと、どうこうなの……?」
    うにゅほの表情が、見る間に曇っていく。
    しまった。
    「いや、そういうわけじゃないって。胆嚢って決まったわけじゃないし……」
    「でも、あやしい」
    「仮に胆石症だとしても、治療法はいくらでもあるから。薬で溶かせるらしいし」
    「──…………」
    うにゅほが、値踏みするような視線をこちらへ向ける。
    「……かくしてること、ない?」
    「ないない」
    「ほんとかな……」
    鋭い。
    嘘はついていないが、隠していることは確かにある。
    胆嚢炎、胆管炎の場合、最悪手術で胆嚢を摘出する必要があるのだ。
    もっとも、それらは脂汗が出るほど痛むそうなので、可能性としては低いと思うけれど。
    「胆嚢か、筋か。とりあえず内科にでも行ってみようかな」
    「わたしもいく」
    「そっか」
    きっと、止めても来るだろう。
    「……へんなびょうきじゃなかったらいいね」
    「うん……」
    何事もなければ痛むはずもないけれど、無理を承知で何事もありませんように。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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