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うにゅほとの生活3370
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うにゅほとの生活3370

2021-03-03 01:51

    2021年3月2日(火)

    「──よいしょ、と」
    2リットルのペットボトルが六本詰まったダンボール箱を抱え、帰宅する。
    お茶が切れていたのだ。
    「おかえ、り──」
    迎えに出てきたうにゅほの表情が、見る間に厳しくなっていく。
    「◯◯」
    「はい……?」
    「だめでしょ。おなか、まだいたいのに」
    「でも、だいぶ良くなったし……」
    「ゆだんしたら、だめ。なおりかけがかんじん」
    正しい。
    正しいが、買わなければ飲み物がないのだ。
    まあ、ペットボトルに水を汲んで飲めばいいだけのことなのだけれど。
    「わかった。治るまで安静にしておくよ」
    「うん」
    うにゅほが、安心したように微笑む。
    「じゃあ、これ、わたしがはこぶね」
    「えっ」
    「?」
    小首をかしげる。
    「大丈夫か……?」
    2リットル×六本で、12kg。
    うにゅほの細腕で持ち上がるものなのだろうか。
    「だいじょぶ、だいじょぶ」
    床に下ろしたダンボール箱に、うにゅほが手を掛ける。
    「んぎ」
    ダンボール箱が、わずかに浮いた。
    「……行ける?」
    「いけ、──る……!」
    よたよた、ふらふら。
    腰に悪そうな体勢で、うにゅほが階段を上がっていく。
    あまりに危なっかしい。
    俺は、うにゅほの背中に手を添え、万が一に備えた。
    幸い、何事もなく二階へと辿り着く。
    「ふひー……」
    「お疲れさま。でも、ひとりのときは重いもの持って階段上がらないように」
    「はーい」
    わかっているのか、いないのか。
    気を揉む俺だった。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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