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うにゅほとの生活3373
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うにゅほとの生活3373

2021-03-06 01:50

    2021年3月5日(金)

    「さんごのひ」
    「……?」
    「さんがついつか、だから」
    「あー……」
    ここしばらくの体調不良で、いまいち時間の感覚が薄い。
    「もう3月5日なのか」
    「うん」
    「道理で暖かい日が多いわけだな」
    「さんかんしおん」
    「……よく知ってるな」
    「うへー」
    「すごいぞ」
    「テレビでいってただけだけど……」
    「テレビで見ようが、ネットで調べようが、知識は知識だろ」
    「そういうもの?」
    「そういうものだよ」
    「そか」
    ベッドから身を起こす。
    「おきてだいじょぶ?」
    「寝過ぎてもう眠れないし、いい加減背中が痛いよ」
    「せなか、もむ?」
    「あとで頼むよ。まずはストレッチだな」
    両腕を左右に伸ばし、小さく円を描くように回す。
    肩甲骨同士を近付けるように胸を張ったあと、今度は両腕を前に伸ばす。
    肩と背中のストレッチだ。
    「ふー……」
    運動不足のためか、僅かな動きでも体が熱くなってくる。
    「◯◯」
    「うん?」
    「あのね」
    「うん」
    「さんごって、なに……?」
    「あー」
    「いし?」
    「まあ、宝石として珍重されたものでもあるからな」
    「むかしばなしの、おたからに、はいってるイメージある」
    「わかる」
    「うみの、へんないしなの?」
    「いや、実際には生き物なんだよ」
    「いきてるんだ……」
    「サンゴが絶滅の危機とか、聞いたことないか?」
    「あるきーする」
    うにゅほが、うんうんと頷く。
    「べんきょうになる」
    「それはよかった」
    いつか、俺がうにゅほに教えを請うこともあるのだろうか。
    最近、いろいろなメディアから知識を蓄えているから、その日は案外近いのかもしれない。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す~
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