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うにゅほとの生活3437
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うにゅほとの生活3437

2021-05-09 02:10

    2021年5月8日(土)

    「はふー……」
    帰宅早々、ベッドに倒れ込む。
    「……大盛りにするんじゃなかった」
    「カレー、おいしかったけど、おおかったねえ……」
    「うん……」
    近場にあれど行ったことのなかったカレーショップは悪くない味だったが、量がやたらと多かった。
    慢心して大盛りを注文した上、うにゅほの残したぶんを無理に掻き込んだため、こんなことになっている。
    「ちょっと、寝る……」
    「うしになるよ?」
    「牛になっても面倒見てくれ……」
    「うん」
    俺がグレゴール・ザムザでも、うにゅほならお世話してくれそうだ。
    「おやすみなさい」
    「おやすみ……」
    眼鏡を外し、アイマスクを装着する。
    意識はすぐに薄れ──

    しばしして、飛び起きた。
    「……暑い!」
    「あ、おきた」
    蒸れた首筋をなぞると、指先が汗で濡れた。
    「なんか、すげー暑くない?」
    「ごめんね、まどあけたんだけど……」
    見れば、南東側の窓が全開になっている。
    温湿度計の表示は、それでも27℃を超えており、いまだ遠い夏を感じさせるものだった。
    「さっきまで肌寒いくらいだったのに」
    「すーごいはれてきたの」
    「晴れてるのは気持ちいいけど、昼寝はできそうにないな……」
    うにゅほが、不思議そうに言う。
    「まだねるの?」
    「だって、まだ──」
    ふと、壁掛け時計に視線を向ける。
    二時間経っていた。
    「……マジか」
    「?」
    「いや、五分くらいだと思ってて」
    「あー」
    うにゅほが、うんうんと頷く。
    「たまにあるやつ」
    「そうそう、たまにあるやつ」
    腰を伸ばして、チェアに座る。
    なんだか時間を損したような気分だったが、満腹感は薄れていた。
    意識は飛んだとしても、肉体はたしかに二時間の睡眠を取っているのだ。
    そんな当たり前の事実を再確認しつつ、残りの土曜日を謳歌するのだった。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す
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