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うにゅほとの生活3438
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うにゅほとの生活3438

2021-05-10 00:22

    2021年5月9日(日)

    今日は母の日である。
    プレゼントは、事前に注文しておいたブランド物の財布だ。
    俺、うにゅほ、弟の三人でお金を出し合って購入したもので、それなりに高級な品である。
    「おかあさん、よろこんでたね」
    「選んだの本人だからな……」
    社会人が相手だから、遠慮がない。
    「去年は何をあげたんだっけ」
    「うーと、わたし、オムライスつくったきーする」
    「あー、あの美味しいやつ」
    「うへー……」
    うにゅほが、てれりと笑う。
    「◯◯は、おかしあげてたよ」
    「そうだっけ」
    「うん」
    あまり覚えていない。
    「じゃあ、一昨年は?」
    「うーとね、たしか、すちーむあいろん……?」
    「……あー」
    そうだ。
    スチームアイロンだ。
    ハンガーに掛けたまま衣服のシワが伸ばせるという謳い文句に心惹かれたのだが、
    「ぜんッぜん、シワ取れなかったな……」
    「うん……」
    あれは大失敗だった。
    「やっぱ、今回みたいに、事前に欲しいものを聞くのが無難かな」
    「まちがいないもんね」
    「サプライズ感はなくなるけど、スチームアイロンの悲劇を繰り返してはならない……」
    「でも、くれたら、なんでもうれしいとおもう」
    「そうかな」
    「わたしはそうだよ」
    「××が言うなら、そうかもな」
    「うん」
    人によるとは思うけど。
    「××の誕生日、今年は何にしよう」
    「たのしみ」
    なんでも嬉しいと言われたからこそ頑張りたくなるのが人情というものである。
    あと五ヶ月、じっくりと悩むことにしよう。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す
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