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うにゅほとの生活3446
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うにゅほとの生活3446

2021-05-17 23:27

    2021年5月17日(月)

    うにゅほが不安げに呟く。
    「きょう、ていでんしないかなあ……」
    「大丈夫だよ」
    わからないけど、そう言うしかない。
    「こわいね……」
    「ほら、LEDライトもあるから」
    物置から持ち出してきたLEDライトを手に取り、見せる。
    「ん」
    すこし安心したのか、うにゅほが小さく頷いた。
    「怖いなら、膝に乗るか?」
    「うと……」
    しばし思案し、うにゅほが立ち上がる。
    「ちょっと、まえずれてね」
    「ああ」
    チェアに浅く腰掛け直す。
    「うしょ」
    俺の背中と背もたれのあいだに、うにゅほがすっぽり挟まった。
    「ふー……」
    「……狭くない?」
    「せまい」
    「いいの?」
    「それがいい」
    密着感がお望みらしい。
    「ひっつき虫め」
    「うへー」
    「いいならいいけど、暇じゃない?」
    「ひまじゃないよ」
    「そう?」
    「まえからおもってたけど……」
    背中にひっついた温かいものが、言う。
    「◯◯、ずーっと、なにかよんだり、なにかしたり、なにかきいたりしてるよね」
    「そりゃな」
    「いそがしくないの……?」
    「忙しい……」
    その発想はなかった。
    「何もしないのって、暇じゃん」
    「なにもしないの、わたし、すき」
    「なるほど……」
    俺は、暇が苦になる。
    うにゅほは、暇が苦にならない。
    それだけのことなのだろう。
    「なら、好きなだけそこにいていいよ」
    「うん」
    それから三時間ほど、背中にうにゅほが貼り付いていた。
    トイレに行きにくかった。




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    小説家になろうで異世界小説始めました


    異世界は選択の連続である ~自称村人A、選択肢の力でヒーローを目指す
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