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うにゅほとの生活3485
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うにゅほとの生活3485

2021-06-26 02:08

    2021年6月25日(金)

    二車線の幹線道路を走行していると、自転車に乗った老人が飛び出してきた。
    「爺さん……」
    見えてはいたので、慌てず騒がず速度を落とす。
    「やめてほしい……」
    「この爺さんは、悪い爺さん」
    「わるい」
    うにゅほが、ぷんぷんと怒りながら頷く。
    「車道横断する老人はたくさんいるけど、俺のなかで、許せる許せないのラインがあってさ」
    「どんなの?」
    「歩くのも大儀そうな人に限るけど、横断歩道が遠かったり、近くに歩道橋しかなかったときに、車道横断するのはまだ許せる」
    「ふつうにわたるの、たいへんだから?」
    「そう。どっちにしてもダメだけど、理由があれば納得はできるだろ」
    「たしかに……」
    「今回の爺さんは、すぐ傍に横断歩道があって、赤信号で、しかも自転車だからアウト」
    「どうじょうのよち、なし」
    「ただ待つのが嫌だっただけじゃん……」
    「うん」
    「あれ轢いても車が悪いの、納得行かない」
    あんなの、たまたま死ななかっただけで、ほとんど自殺のようなものだ。
    巻き込まれてはたまらない。
    「××も、ちゃんと横断歩道を渡るんだぞ」
    「わたってるよ」
    「知ってる」
    たいてい一緒に渡ってるし。
    「でも、◯◯、たまにあかしんごうでもわたる……」
    「目でも耳でも明らかに車がいなくて、細い道のときくらいはな」
    「いいのかな」
    「どうだろう」
    「よくないのでは……?」
    「うーん」
    よくはないだろう。
    だが、悪いかと言えば微妙だ。
    「そこまで四角四面じゃなくてもいいだろ。さっきの爺さんはアウトだけど」
    「あれはアウト」
    読者諸兄も、飛び出しはやめよう。
    死ぬぞ。




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