うにゅほとの生活915
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うにゅほとの生活915

2014-05-29 23:39

    2014年5月29日(木)

    バターロールを半分にちぎり、チロルチョコを挟む。
    「××、チロルチョコパン」
    「たべにくそう」
    「板チョコだったらよかったなあ」
    「でも、おいしそう」
    コップに牛乳をそそぎ、チロルチョコパンを頬張った。
    ごり。
    「──ギッ!」
    「!」
    背筋が伸びるほどの痛みが走り、慌てて口元を押さえた。
    大惨事を回避しようと無理矢理に飲み下したのち、大きく舌を出す。
    「ひ、ひたはんだ……」
    「ち!」
    うにゅほがティッシュを二、三枚抜き取り、
    「むぶ!」
    慌てて俺の口に押し込んだ。
    「ち、ち、すごいでてる!」
    そんなに?
    ティッシュをめくり、指先で舌に触れてみる。
    「──……うあ」
    舌の輪郭がほんのすこし歪んでいた。
    かなり激しく噛んだらしい。
    「あ!」
    うにゅほが立ち上がり、戸棚を開く。
    「めんたむ、めんたむ!」
    「ほれは勘弁ひてくれ……」
    舌を噛んだのが俺だったからいいものの、もしうにゅほだったら自分の舌にメンタムを塗っただろうか。
    「──…………」
    塗りかねない。
    教えることは、まだまだたくさんあるようだ。
    「さびお、さびお!」
    絆創膏を手に狼狽しているうにゅほの頭を撫で、とりあえずうがいをした。
    真っ赤だった。
    あ、今はもう痛くないです。
    大丈夫です。



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