うにゅほとの生活1246
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うにゅほとの生活1246

2015-04-26 23:39

    2015年4月26日(日)

    知識欲を満たす快感をうにゅほに知ってもらうためには、やはり図書館であろうという結論に至った。
    検索用端末に「まんがで」と入力し、画面をスクロールする。
    「──あった!」
    学研の、まんがでよくわかるシリーズ。
    これこそ俺の求めていたものだ。
    「××、こういうの読んでみない?」
    「……まんがでよくわかる、トランプのひみつ?」
    「他にもたくさんあるぞ」
    将棋のひみつ、
    化石のひみつ、
    統計学のひみつ、
    アイスクリームのひみつ、
    衛星多チャンネル放送と衛星通信のひみつ──
    「……節操ないな」
    「うん」
    「でも、面白そうじゃないか?」
    「うーん」
    「一冊借りてみよう」
    「うん」
    「どれがいい?」
    「うと……」
    しばらく悩んだのち、うにゅほが画面を指さした。
    「きのこのひみつ」
    「××、そんなにきのこ好きだったっけ」
    うーん、と小首をかしげる。
    「ふつう?」
    「なら、どうしてきのこなんだ?」
    「えりんぎ、ほんとにしめじじゃないのかなって」
    「……?」
    なにを言っているのだろう。
    「◯◯、しめじがおっきくなったのが、えりんぎだって」※1
    「──…………」
    そんな冗談を言った気もする。
    「あー、そうだな、ちゃんと調べないとわかんないもんな」
    「うん」
    なんであれ、興味を持ってくれたのなら僥倖だ。
    「じゃ、これ借りて帰ろうな」
    「うん」
    まあ、エリンギはエリンギ、しめじはしめじなんだけども。

    ※1 2014年3月16日(日)参照



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