うにゅほとの生活1247
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うにゅほとの生活1247

2015-04-27 23:39

    2015年4月27日(月)

    きのこのひみつを紐解きながら、うにゅほがぽつりと呟いた。
    「えりんぎは、えりんぎ……」
    「──…………」
    「しめじは、しめじ?」
    「そうそう」
    「いろんなきのこのってる」
    「美味しそうなの、あった?」
    「これ」
    うにゅほが、作りものじみた赤いきのこの写真を指さした。
    「たまごたけ、あかくてかわいい」
    「……食えるのか?」
    真っ赤だけど。
    「たべれるらしい」
    真っ赤なのに。
    「これ、かざりたいな」
    「食べたくは?」
    「ない」
    なるほど。
    「他に、面白いきのこは?」
    「うと、やまぶしたけ、とか」
    「ヤマブシタケ……」
    ぺらぺらとページを繰り、
    「これ」
    「うわ、なんじゃこりゃ。毛玉?」
    チアリーダーが使うポンポンのようだ。
    「たべられるんだって」
    「美味いのかな」
    「わかんない」
    「こんなの落ちてたら、つい拾っちゃうな……」
    「あと、こんなのある」
    「どれどれ」
    うにゅほの講釈に耳を傾ける。
    うまいこと知識欲を刺激することができたようだ。
    「これ返しに行ったとき、きのこの図鑑でも借りてみようか?」
    「うーん……」
    ちいさく首をかしげ、
    「それより、べつのよんでみたい」
    と言った。
    「そーかそーか」
    うにゅほの頭をぐりぐり撫でる。
    まんがでよくわかるシリーズはあくまで導入だ。
    そのうち、うにゅほが本当に興味を抱くものが現れるだろう。
    それがなんなのか、楽しみである。



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