作ったレンタルニートのぼりの初出撃だ。
意気揚々といつもより早めに池袋へ向かった。
駅を降りたら収納式にしてあるのぼりを組み立てて宣伝を開始する。
ここ1年ぐらいあまりやっていなかったが、ニー活に来る日に池袋でのレンタルニート看板宣伝はよくやっていた時期もある。どうせ週1回ペースで電車賃かけて池袋まで来るのなら、こうして収益化に向けた何かしらの手を打っていきたい。
ガチャマシンを背負ってのぼりで宣伝しだしたノナカシの行動によき影響を受けたものだ。
ニー活を終えた後に2人揃って記念撮影をし、その後別々にちょっと宣伝をしながら街を歩いた。
前々からずっと同じなのだが、現地でそのまま利用したいお客さんが現れる機会なんてのはほとんど無い。メディア取材がきたとき、街で看板を持っている絵面を撮るために求められることは多いのだが、実際にはその場で利用を受け付けるなんて都合のいい風にはいかないのである(全くないわけじゃないけど)。基本的にレンタルニートは予約受付が前提。
しかし、「ここにいます!」と現在地アピールをした結果、twitterのフォロワーが直接会いに来て利用したりすることは今までにも結構あるので、ある意味ネットでの宣伝用のネタとして現地に立つということにもなっている。
とにかくこの行為は現地での営業っていうより宣伝であって、目的は「レンタルニートってなんだ?」とまずは疑問を持ってもらうことだ。
そこから直接声をかけてもらうとか、写真撮影をしてSNSにアップロードされるとか、気になった人がネットで検索をするとか、そういう効果を期待している。
コレやった後にtwitterで「レンタルニート」といわゆるエゴサをすると目撃証言が上がることが結構ある。この独特な名前あってこその効果だろう。
相変わらず今後の様々な活動案を練るが、この日はアウターさんが「秋葉原で人探しイベントをやりたい」という話をしていたので、2日後の日曜に開催することになった。
そして2日の日曜日。
そのアウターさんの発案で「なかさまを探せ!」というタイトルのイベントを行った。
俺が街中をレンタルニートのぼり持って歩き回り、参加者はそれを探して見つけるというものだ。経過報告とヒントをtwitterに投稿しながら行う。
こんな風に今いる場所の背景から参加者にヒントを出し、俺は捕まらないように逃げ回るというわけだ。秋葉原の限られた区間を使っての鬼ごっこみたいなもの。