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2019年 10月1~3日 数日間ネカフェ生活
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2019年 10月1~3日 数日間ネカフェ生活

2019-10-22 16:33
    1日

    前々から構想はあったが、レンタルニートでの経験を活かしなんでも屋になろうと思っている。

    何らかの形でそれを実行に移そうと思い、レンタルニートのぼりのなんでも屋バージョンを作成した。
    前にやったのと同じで、紙に印刷した文字をガイドにシャワーカーテンに字を書くという方法。

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    文字の枠を書いた後塗りつぶす作業がなかなか大変だった。

    とにかくこれを使って街中での営業をやる気が出ているうちにやっておきたい。
    それだけでなくレンタルニートのぼりでの宣伝をする時間もたまには長時間とり、反応の違いを比較してみたい。


    2日

    よって翌日の2日から唐突に、「数日間ネカフェ生活」をスタートした。
    数日間家に帰らずネカフェ泊をしながらのぼりを使って街中で宣伝活動をする・・・という考えもまた前々からあったものだ。

    9月のレンタルニート利用が多くいつもより収益があったため、その金は自分自身の活動のために使いたいと思っていたところだったのだ。



    着替えなどの荷物を用意して電車に乗り出発。
    準備は遅れ、池袋に着いたのは16時ぐらいだった。


    ひとまず駅前の東口や西口で作ったばかりのなんでも屋のぼりを展開して宣伝をする。

    今までのレンタルニート街頭宣伝の結果では、その場で利用者が現れるということはあまりないことはわかっている。現地に立つ行為は基本的にネット上で活動をアピールするためのものだ。

    しかし、内容が「レンタルニート」以外のものだった場合はどうなるか?
    今回はそれを試してみたかった。それ以外にも、居場所を宣言しておくとtwitterの書き込みを見た知り合いが会いに来たりとか、やり取りしたことのない全くノーマークのフォロワーが連絡なしに会いに来て利用してくれたりとか。今までにもそういったことが起きてたので今回もなにか起こらないかなという期待がある。

    他にも理由はいろいろである。


    東口では路上パフォーマーだったかミュージシャンだったかの若い兄ちゃんが声をかけてくれて、「サクラで観客になったりもできますか?」といろいろ興味をもってくれた。

    その後西口に移動したときは起業サークルだか何だかに参加してるという女の人が「面白い発想ですね」と興味を持って写真を撮ってくれた。インスタ投稿用らしい。(twitterはフォローしてもらったもののあまり使ってないという)

    いつものことだが通行人に道を聞かれることは多い。
    社会貢献をしている。



    22時ぐらいになり、今日泊まるネカフェをスマホで検索して現地まで行った。

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    1日目泊まったのは西口側の「カスタマカフェ」。

    ネカフェはwifiもあるし、この数日間泊まる場所は完全個室の場所にしてニコ生をやろうと思っていたのだ。普通の仕切りがあるだけのネカフェよりは微妙に高くなるかもしれないが、実際あったとしても数百円ぐらいの差だろう。

    今回は先を見据えて節約するとかそういうものではない。
    あえて金を使って何か行動を起こそうというものなので惜しまず使っていこう。

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    完全個室の様子だが、部屋の中は人1人がやっと寝れる程度の1畳ほどのスペース。

    廊下から見える様子では個室の扉がたくさん並んでるわけだけど、これは部屋と部屋の間が密になっていて防音性能はあまりなさそうである。仕切りだけのタイプよりもうちょいマシというぐらいか。

    ニコ生やって喋ってたら隣から壁ドンを受けたような気がしたので、小さめの声で喋るだけでも周りには影響が出てしまうようである。一応「ネカフェ 防音」というようなワードで探しはしたんだけど、どうやら2人で使うペアシート個室みたいなところじゃないとしっかりした防音ではないらしい。


    シャワー浴びて寝ることにした。


    3日

    9時ぐらいに起きて、今日は新宿に行くことにする。
    山手線に乗ってあっという間に着き、コンビニで朝食を買った。

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    新宿駅の西口付近でしゃがみ込み、朝食のパンを食べてコーヒーを飲みながらいろいろと考えた。

    今日はまず池袋で目覚めて午前中から新宿に来ているといういつもと全然違う環境にいる。そのせいか今回なぜ数日間ネカフェ生活をやろうとしたのかの考えがまとまってきた。

    一番大きいのはやっぱりこの環境変化によってよい発想を引き出したかったんだろうなと思う。そして動き出すためのスイッチを入れるため、なんでも屋の開始も合わせてやったのだろう。

    これはたぶん作家や芸術家もやっているようなことだ。
    いつも同じ環境にいると発想が堅くなり、アウトプットが悪くなるということだろう。


    のぼりで宣伝する行為についてだけど、やっぱりこれは「俺は本気だぞ」と周囲に対しアピールし、何より自分に対して言い聞かせるための精神統一みたいなものだ。

    これによって「早く結果を得なくちゃ!」と焦ることがなくなってよい。
    「こんな効率の悪い宣伝方法でバカなことを継続してやれるのは俺ぐらいだ」と自信を持つことができる。自分ならではの方法だからいいんだ。


    そんな事を考えながら今日はレンタルニートのぼりの方を使うことにした。
    新宿駅の西口から南口、東南口を周り、ちょっとずつ立ち止まって宣伝しつつ移動した。


    昼休憩をファミレスでして、夕方になる頃には歌舞伎町まで行ってみた。
    夜になるとこのあたりはだいぶにぎやかになるようだ。

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    居酒屋やキャバクラ、ホストクラブのキャッチの人たちが通行人に声をかけまくっている。

    街中のスピーカーからの放送で「客引き行為は条例で禁止されています。ついていかないようにしましょう」等々聞こえてくるがお構いなしである。

    通りかかった防犯パトロールのおじさんたちにレンタルニートについて聞かれたが、物珍しさで声をかけただけらしく、「このへんは変な奴もいるから気をつけてな」と言われただけだった。


    歌舞伎町にはみんな酒を飲んだりしに遊びに来ているわけでレンタルニートとの親和性は高いかもしれない。何より、のぼりを見て面白がった人から声をかけられる率は他より高いようである。



    TOHOシネマズの前に陣取りのぼりを持っていると、18時半ごろ男の人から声をかけられた。
    「これどんなことやってるんですか?へー、遊びに付き合ってくれるの?」みたいな感じで。

    じゃあ1時間お願いしますと言われついていくと、チップを兼ねていきなり3000円くれた。
     
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