天海春香役の中村繪里子先生も聞いてる(っていうか中村先生、けっこうラジオ聞いてるよね)ことでおなじみのラジオ番組、J-WAVE「RADIPEDIA」。
毎月末は歌手・俳優の星野源さんがパーソナリティをつとめていらっしゃいます。
先日放送されたその番組の中で星野さんがアイマス劇場版主題歌の「M@STERPIECE」について語っていらっしゃったのを偶然にもリアルタイムで聞くことができたので、Twitterでも取り急ぎ実況したのですが改めてブロマガでも書き起こししたいなと思った次第。
まず、星野源さんをあまり知らない人のために動画とサイトをご紹介しますね。
ざっくりとご紹介すると、俳優としては「大人計画」の舞台をはじめ、さまざまな舞台・映画に出演。ミュージシャンとしてはインストバンド「SAKEROCK」を経て、現在はソロで活動中です。
実は声優としての出演経験もあり、アニメ「聖☆おにいさん」のブッダ役の人、と言った方が分かる方がいるかもしれません。また、アニメやゲームが好きなことも公言しており、番組でもアニメやゲームの曲を流しています。
星野さんは2012年にくも膜下出血とその再発のため活動を一時休止しており、療養中にはアニマスも見ていたそうで、今年2月のラジオ復帰時には「READY!!」や「自分REST@RT」もラジオで流し、特「自分REST@RT」については「とても勇気づけられた」とラジオで話しておられました。
さて、本題に入ります。「M@STERPIECE」が紹介されたのは「今週のリリシスト」というミニコーナー。星野さんが好きな曲を挙げ、その歌詞について語るというコーナーです。
以下書き起こしパートです。
「(M@STERPIECEを紹介して)この番組ではアニメの曲よくかけるねって言われるけど、自分の中で音楽のジャンルは垣根がない。特にラジオではどの音楽もすべからく平等にかけられるべきだと思ってる。というわけで好きな曲を好きなだけかけてる」
(M@STERPIECEは本当に勇気が出る、と語りつつ、アイマスの説明)
「ワンフォーオール買いましたのでじっくりやりたいと思います」
「アイマスはファンの人、プロデューサーと呼ばれるんだけど、それと中の人と呼ばれる声優さんが一緒に進んでいるコンテンツ、素晴らしいエンターテイメントだと思う。そこでM@STERPIECEなんですけど、この歌詞が素晴らしいのでサビの部分をちょっと朗読したいと思います」
”夢を初めて願って
今日までどの位経っただろう
ずっと一日ずつ繋げよう
夢は自分を叶えるために
生まれた証だから”
「自分もいろんな夢、大きな舞台に出たいとか歌いたいとかあるけど、本当にこれは素晴らしい歌詞だと思う。どこが素晴らしいかっていうと、『将来の夢を題材にした歌』というのは努力すれば叶うか、そうではないかのどっちかになってしまう。別にそれがいいとか悪いとかではなく自分はどっちも好きなんだけど、どっちも人間と夢の関係において正直じゃないなと。夢はかならず叶うと言うのは無責任だし、そうじゃないとシニカルに言うのももっと無責任。」
「だけど、夢を題材にした曲の中でこんなに夢と人間の関係において正直に嘘をついてなくて真摯な歌詞はほかにないなと、この歌詞の中では夢と自分が対等だなと。」
「夢は叶うとか叶わないとか歌うときは必ず自分が下にいて夢を見上げている、果てしない遠くに夢があってそれを追いかけている。でもこの歌詞は自分が主体。 自分がどうしたいかの証が『夢』なんだ、自分があって夢が生まれる。 この歌詞を初めて聞いたとき、こんな歌詞があるのかと。素晴らしいなと」
「初めて聞いた時でも歌詞を意識して聞くんだけど、劇場版でこれを聞いたときめちゃくちゃ泣いてしまった。TVシリーズも見ていたから、夢に向かって女の子たちが苦悩を乗り越えてきたというのも知ってるし」
「本当にこの歌詞すごいな、歌詞書いた人すごいなと。ずっとこのコーナーで、この曲のことを語りたいなと思っていた。それでは聞いていただきましょう、765ぷりょ…765ぷr…(熱く語りすぎて曲紹介を噛む)
仕切り直して。765PRO ALLSTARSで"M@STERPIECE"」
(曲が流れる)
「自分も夢を見て追いかけて、夢に向かって走っている職業の人間として本当に励まされたし、本当に元気になった。ありがとうございます」
ちなみにこの番組、Youtube Liveでも同時放送されているのですが、権利関係で曲は流れません。その間出されていたフリップがこれ。
まさかこんなところでののワさんを見るとは…!
いやあ、星野源さんの愛を感じるいいお話でした。
一方その頃、リアルタイムで番組を聴いていた中村先生はというと…
ぎゃーーーーー!!! #radipedia #jwave
— 中村繪里子♪11/16なかむランド4開園 (@eriko_co_log) 2014, 5月 29
絶叫してました。
コーナーの最後に「映画は池袋でまだ公開中、明日までということなので是非観に行ってください」と締めたものの池袋のチケットはすでに完売!残念!でもBlu-ray出るよ!(限定版を予約済)
ちなみに星野源さん、アニラジもよく聞いてるそうでこんな話題も過去にありました。
そんなガチオタクの星野源さんは6/11に新シングル『Crazy Crazy/桜の森』を発売。
またマンガとアニメと下ネタとくも膜下出血の闘病記を掲載したエッセイ『蘇る変態』も発売中ですので、興味が湧いた方はどうぞ。
ちなみに自分が好きな星野源さんの楽曲は『夢の外へ』『フィルム』『くせのうた』『ただいま』などなどです。他にもいい曲いっぱいありますので、是非聞いてみてください。あと誰か作詞のyuraさんに教えてあげてください。
(追記)↑って書いたらこんなことになってたああああああああああああ!
星野源さんがラジオでM@STERPIECEを語って頂いた事の記事を拝読させて頂いて恐縮ながらめちゃくちゃ嬉しかったです(T_T) ゆーいちP(@you1)さんありがとうございます<(_ _)> http://ch.nicovideo.jp/nevergreen/blomaga/ar543309
— yura (@yura0810) 2014, 5月 31
劇場版の上映が終わるタイミングでこういういい話を聞けたのはなんとも幸せだなあ…としみじみ思います。10月のBlu-ray発売を楽しみに待ちましょう。
思い出が積み重なる、それがM@STERPEACEなんだよ!!──
アケ時代からのPでライブはほぼ全部参戦してきましたが。ざわわんは何だったのか、とか
いろんな事が起こりすぎて色んな感情が入り混じりすぎて劇場で初視聴は自分の顎に
アイアンクローをかけて嗚咽を必死に抑えるレベルで泣かされましたね。本当に良い歌詞で。良い歌で。
何度見てもどうしてもラストのライブシーン直前、7thの開演演出が再現されたあのシーンで涙が溢れ出てくる。
客席収録があのシーンの素材になっていることで作品と現実の境目が取り払われ。
この曲は、iPhoneのプレイリストに入っていてもおいそれと聞けない曲になりつつあり。
そしてiM@Sライブで歌われる度にアイドル達のくれる素敵な思い出が重なり連なり。
思い出は薄まらないんです。年月を重ねるごとに、新しい思い出と混ざり合い、熟成していくんです。
9th、10thを迎えた辺りでは流石に慣れました、と言いたいところですがそんな事は微塵もなく。
The world is all one!!の歌詞がとても好きでした。この曲で本当に人類は一つになれる、仲良く
できると信じていました。yura女史の歌詞に掛ける想いをライブ後に拝読した時に、
不思議なことですがそれまで苛まれていた嫌な思い出も大事な一歩になりました。
本当にアイドルマスターはたくさんの色々なものをくれました。
今はアイマスからは一歩遠のいた所を歩いてはおりますが、嫌いになったわけではなく。
いつも胸の奥の片隅で、辛い時にそっと支えてくれる、そんな宝物になっています。
yuraさんの「空」「花」「光」「幸」「M@STERPIECE」には数え切れないほど救われました。
あの日(10th)からそろそろ4年、ふと劇場版を見て、10thを見て思い出したので思い出話を書きたくなり。
また、ふらりとピースを掲げに行きたいと想います。