なりたいものが、無いんです
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なりたいものが、無いんです

2017-01-26 22:43
    生放送でアイデアや台詞を募集してシナリオを書き上げる企画をしています。

    今回は、分業が進んで職業が可視化されていない社会は不幸だ。
    とかなんとかの話から、架空の職業を学生に教える話になりました。
    なんかコントみたいだなと思いながら書いてました。
    でも順番変えたり面倒だったのでアイデアは貰った順番です。
    もっと色々グループ分けして流れを作った方がいいんでしょうけどねー。

    注意点。
    シナリオです。
    なので読んだ事がない方には読みづらいかも。
    独自の書き方があります。
    誤字・脱字を含みます。
    最近、台詞が不足しています。
    シナリオ書いてる方でさらっと台詞出せる人おらん?
    才能発揮していいのよ?





    タイトル「なりたいものが、無いんです」



    人物表
    新路与絵(32、しんろ あたえ)
    子羊真宵(17、こひつじ まよい)



    ○高校「空想高校」・前

    ○同・進路相談室
    新路与絵(32)が書類を見ている。
    子羊真宵(17)が入ってくる。
    子羊「将来なりたいものがないんです!」
    与絵「・・・まぁ座りなさい」
    与絵の横の椅子に座る子羊。
    与絵「いい事か悪い事か、世の中が便利に・複雑になったせいで見えなくなった職業がたくさんあるわ。あなたが使ってるスマホ。どういう人が関わってるか知ってる?」
    子羊「・・・知りません」
    与絵「私も知らないわ」
    子羊「・・・はぁ」
    与絵「君はついてる。世の中を影で支えてる職業は一杯あるの。お姉さんが色々教えてあげるから君はリラックスして服を脱ぎなさい」
    子羊「・・・(服に手をかける)」
    与絵「冗談よ。じゃあこんなお仕事はどうかしら」
    子羊「えっ」
    与絵「星の数を数えるお仕事」
    子羊「・・・どういう職業ですか?」
    与絵「その名の通りよ」
    子羊「何かの役に立つんですか・・・?」
    与絵「うーん。ロマンチックよね」
    子羊「誰かの役に立つんですか!?」
    与絵「うるさいわねぇ、じゃあこれは。睡眠士」
    子羊「・・・それはどういう」
    与絵「眠れない人の横で寝る仕事よ。一緒に寝れそうじゃない?あ、でもこの仕事は横になったら三秒で寝れるスキルを要求されるわ。あなた、出来る?」
    子羊「無理です」
    与絵「じゃあ次は、古本屋から女子が売った古本だけを探しだす仕事。どう?レアよ」
    子羊「・・・どんな仕事なんですか?」
    与絵「それを私の口から言わせるつもり?意地悪ね、Sなの?ねぇSなの?」
    子羊「ただの疑問です・・・」
    与絵「そんなあなたはこの職業、悪の秘密結社の統領」
    子羊「・・・」
    与絵「週に一度、怪人を作って世界を転覆させる計画を部下に与えるだけの簡単なお仕事よ」
    子羊「できません!」
    与絵「ぴったりだと思ったのに。じゃあ自動販売機に忘れられた釣り銭を探して回る職業」
    子羊「あの、そういうオジサンたまに居ますけど、あれって職業だったんですか?」
    与絵「プロと素人が居るわね。プロは釣り銭の持ち主を探して、相手の財布にこっそり入れるのよ。地味だけど中々サスペンスフルなお仕事、どう?」
    子羊「・・・どこから報酬出るんですか?」
    与絵「我侭な子ねぇ。じゃあ、サラリーマンの真似をして定時に会社から出る職業」
    子羊「・・・真似?」
    与絵「そう、そして世間様からホワイト企業のイメージで見られる為の、凄くクリーンな職業よ」
    子羊「別のお願いします」
    与絵「んー、クリーンといえばこれね。缶コーンポタージュの残ったコーンを取り出す職業。エコよ」
    子羊「別ので・・・」
    与絵「んー、やっぱり男の子はエコよりもっと危なっかしいのがいいのよね。(小声で)自称(声を大に)勇者よ!男の子といえばこれね。ファンタジーの王道!たまに小学生が将来の夢で書いちゃって笑われるやつね。ぷぷっ、小学生って夢があっていいわよねー」
    子羊「ええっと、ちゃんと実在する職業なんですよね?」
    与絵「あっあるわよ!何言ってるの!でもちょっと条件があって。(小声)自称(声を大に)魔王が居ないと成立しないの。やっぱり世の中需要と供給じゃない?ちなみに他人の家でやくそうを盗んだら普通に通報されるわ、気をつけてね」
    子羊「別ので」
    与絵「・・・自称、竜王っていう」
    子羊「別ので!」
    与絵「何よもう・・・。切れるナイフなの?裂けるチーズなの?先生脅しても何も出ないのに・・・。じゃあ別路線ね。高速に軍手を置く職業、どう?」
    子羊「・・・もっとまともなの無いんですか?」
    与絵「あのね、世の中っていうのは凄く複雑に出来てるし、そこにいる人たちも様々な悩みや欲望で生きてるの。職業に上下なんてありません!」
    子羊「・・・?す、すいま、せん?」
    与絵「大変なのよ?早朝のもっとも車が通らない時間帯に高速度緒路の指定された場所に軍手を置く。命がけなの、保険も利かないし!」
    子羊「せ、先生。それってなんの意味があるんですか?」
    与絵「えっ・・・。風物詩?」
    子羊「こっちに聞かれても・・・」
    与絵「そんなあなたにはこの職業です。ゴキブリをゴキブリホイホイに追い込むお仕事」
    子羊「・・・嫌です」
    与絵「大変って意味ではこれも中々のものね。まぁゴキブリが大丈夫とか可愛いって人には向いてるかもね。離職率は低いわ」
    子羊「・・・んー、そういうんじゃなくて」
    与絵「誰かの役に立つ職業。これね!小学生の通学路の横断歩道で旗もってさよならー!するおじいちゃんを見守るお仕事」
    子羊「え・・・?え?」
    与絵「お年寄りだからいつ何があるか分からないわ。それを子供が見たらどうなると思う?」
    子羊「ええっと」
    与絵「PTAから苦情が来るわ!」
    子羊「・・・はい」
    与絵「楽な仕事なんてないのよ?ガッカリした?」
    子羊「色んな意味で・・・」
    与絵「凄し大人になったわね。じゃあ次は他人の部屋のリモコンを隠すお仕事」
    子羊「・・・犯罪じゃ」
    与絵「ちょっとしたもの探しを楽しんで貰うゲームよ。でも家の人に見つかったら通報されるわ、気をつけて!」
    子羊「次で」
    与絵「分かったわよ。・・・ついにこれを出す時がきたわね」
    子羊「ちょっと楽しそうですね、先生」
    与絵「闇のお仕事、仕事人」
    子羊「・・・?」
    与絵「主水。・・・ジェネレーションギャップね。先生悲しいわ。殺し屋と言ったら分かるかしら」
    子羊「はぁ・・・」
    与絵「毎年一人か二人はこれになりたいって頭の中中学生の子が来るわ。でも訓練が大変で9割9部9厘挫折する。その後犯罪者になってなければいいんだけどねぇ(遠い目)」
    子羊「もうちょっと社会的に知られてる仕事は・・・」
    与絵「知名度ね。・・・じゃあ、ひも」
    子羊「ひも・・・」
    与絵「女性の機嫌を取って養って貰う職業よ。ただ手法は様々で、夢を語ったり暴力や夜のテクニックを駆使したり・・・。あ、DT君には早かったわね。君の年齢ならツバメっていうのも似た感じだけど」
    子羊「そういうのじゃなくて・・・」
    与絵「ああ、知名度ナンバーワン!高校生の恋人が小学生になって自分の身近に居ることを気づかせないように変声機を作ったり影が高く見えるように車のライトを小学生に当てたり、それ以上恋人が小学生に近づかないように」
    子羊「あの、あの」
    与絵「あ、これにする?」
    子羊「もういいです。次のお願いします」
    与絵「・・・ゴミ屋敷コーディネイター」
    子羊「・・・はい」
    与絵「とにかく燃えやすいように配置するのがポイントよ」
    子羊「・・・」
    与絵「美味しそうに食べる職業、サクラともいうわ、綺麗でしょ?」
    子羊「・・・」
    与絵「DQNネーム命名師。主に考えた名前を、こんな名前を子供につけたいと思っています。とツイッターや知恵袋に相談するお仕事。炎上すればプロよ」
    子羊「もう、いいです」
    与絵「へ?」
    子羊「少なくとも、ここで聞いた職業にはつきません。それだけでも少しは選択肢が・・・。ありがとうございました」
    立ち上がりドアへ行く子羊。
    与絵「仕方ないわね。取っておきのを教えてあげる」
    ドアを開ける子羊。
    与絵「ありもしない職業を考えて学生を困らせるお仕事」
    立ち止まる子羊。

    ○同・前
    子羊の声「こっちは真面目に相談してんだよ!」

    END


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