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出ていた答

2018-06-28 21:38
    生放送で台詞やアイデアを募集してシナリオを書き上げる企画をしています。

    今回は、コミュニティの掲示板に頂いたアイデアで書きました。
    そのままです、シナリオにしただけ。
    なにこのサービス。

    注意点。
    シナリオです。
    なので読んだ事がない方には読みづらいかも。
    独自の書き方があります。
    誤字・脱字を含みます。
    名前はかなり適当です。
    人物表は途中で力尽きました。





    タイトル「出ていた問題」






    人物表
    九孫朗(9・15・18・30・39・48・65・68・85 くまご ろう)
    雲目乃人(18・30・39・48・65・68・85)
    その他





    ○小学校「慣田和小学校」・前

    ○同・4-1教室
    クラスメートたちが騒いでいる。その中に九孫朗(9)と初野恋(9)。
    初野「ねぇねぇ!今日、学校終わったら遊びいかなーい?」
    クラスメート「ごめん今日塾なんだー」
    初野「遊びいかなーい?」
    九孫「いいよ!」
    初野「九孫くん、塾はいいの?」
    九孫「いいよ、だって僕真剣ゼミだから!」
    真剣ゼミと書かれた本を見せる九孫。
    初野「あ、私も!」
    それぞれ真剣ゼミの本を見せ合う九孫と初野。

    ○図書館・前

    ○同・自習室
    駄菓子の袋と鞄が置いてある。
    机に向かって真剣ゼミの本で勉強している九孫と初野。
    九孫(85)のN「部活にうちこみ、初めての恋を謳歌し、苦しくもあり、充実もしていた中学時代。今、思い返してみても心地の良い疲労感のような、満ち足りた時間」

    ○高校「継野高校」・前
    桜が咲いている。

    ○同・中庭
    掲示板の周りにバラバラの制服を来た学生達が集まっている。泣いたり笑ったりしている。
    その中に九孫(15)、手元のメモと掲示板を交互に見て、喜ぶ。
    九孫(85)のN「苦しくも手ごたえを感じた高校受験。掲示板に張り出された自分の受験番号。もちろん嬉しかった。飛び跳ねるように喜んだ。その頃からだろうか。何か既視感のような、あるいは、これが既に過去の時点で決定されていた未来であるかのように、どこか”約束されていたモノ”のように感じていたのは」

    ○大学「其鳴大学」・前

    ○同・研究室
    白衣姿の九孫(18)があわてて入ってくる。
    同じく白衣の雲目乃人(18)と目が合う、笑顔を交わす二人。
    九孫(85)のN「大学に進学し、仲間と、そして運命を共にする女性との出会い」

    ○製薬会社「毒島製薬」・前

    ○同・研究所
    九孫(28)が何かの研究をしている。
    N「いくつもの企業を駆け回りながらも、なんとか希望の職につき、スキルと経験を積み、部下をもつようになった」

    ○教会・前
    鐘が鳴っている。

    ○同・中庭
    タキシード姿の九孫(30)とウエディングドレスの乃人がライスシャワーを浴びて歩いている。
    九孫(85)のN「そして結婚。人並ながらも、いや、それ以上なのかもしれない。仕事を評価される喜びも、父親となる喜びも。しあわせな家庭を築いた。だが、どの幸せにも必ずあの”既視感”がついてまわった。そう、幸せな人生なのだ。それを手にしておきながら「既視感程度がなんだというのだ。」と問われれば、贅沢な悩みであるとしか言い返せない」

    ○九孫家・前
    九孫夢林(9)が中へ入る。

    ○同・リビング
    九孫(39)と乃人(39)がくつろいでいる。
    夢林の声「ただいまー、行ってきまーす」
    入ってくる夢林。サッカーボールを手に出て行く。
    顔を合わせる九孫と乃人。
    九孫(85)のN「子が育ち、すくすくと成長してゆくことに父親として何の不満があるだろうか。仕事をこなし、評価をされ、部下に頼られることに、男として何の不満があるだろうか。よい妻を持ち、互いに支え合い、共に人生を歩むことに夫として何の不満があるだろうか」

    ○製薬会社「毒島製薬」・トイレ
    手洗いで顔を洗う九孫(48)、鏡に映った顔をじっと見る。
    九孫(85)のN「決して不満などない人生。ただ、存在する”既視感”それが不安を掻き立てるものでもなければ、何かを疑うような不快感を得るものですらないのだから。ただ、その”既視感”の正体を知らぬまま、時は過ぎた・・・」

    ○駅「下部温泉液」・前
    九孫(65)と乃人(65)がリュックを背負い山登り風の格好で駅から出て来る。
    九孫(85)のN「子が親元を離れ巣立ち定年を迎え勤め上げた仕事を離れ、夫婦の時間が増え。そしてまた、新しい家族が増えた」
    スマホを取り出し耳に当てる九孫。驚いた顔。

    ○九孫家・前

    ○同・リビング
    九孫(68)が九孫孫(3)と戯れている。ソファーでそれを見ている乃人(68)と夢林(38)と嫁(32)。
    九孫(85)のN「孫たちに囲まれ、夫婦の思い出に囲まれ、それらに付随する既視感に目をつぶらずともこう断言できる。ああ、幸せな人生だった……と」

    ○病院「才五病院」・前

    ○同・病室
    九孫(85)がベッドに横になっている。それを囲む家族達。
    N「満足して最期を迎えられる人生だった。最愛の妻が手を握り、子や孫たちに看取られながらなんて、最高のフィナーレじゃないか!!薄れゆく意識の中で、まるで映画のエンディングのようにこれまでの人生がフラッシュバックしてゆく」
    × × ×
    今までの逆順でシーンが流れる。
    九孫(85)「直近の出来事から順に過去へとさかのぼるように見える走馬灯の中に人生の答えを見出したようだった・・・」
    小学生のシーン、図書館で勉強している九孫(9)。
    九孫(85)のN「ああ!!ああ!!!!そうか!!!!そうだったんだ!!!!!!自身の人生につきまとう”既視感”。あれは全て・・・」
    小学校のシーン、真剣ゼミを見せる九孫(9)。
    九孫(85)「進研ゼミで出たところだ!!!」

    END


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