使用アイデアは「ぼっち花見」です。
未使用アイデアはシナリオの後に列挙してあります。
一応ですが、これはフィクションなので実在の人物・細胞等とは関係ありません。
Hは架空の人物です。STAP細胞は架空のアイデアです・・・あっ。
注意点。
正式なシナリオの書き方ではありません。
名前は未決定のままです。半角・全角でキャラクターの違いはありません。
ご了承ください。
タイトル「STAP the season in the SAKURA」
人物表
A(20代・10代)
C(〃)
H(〃)
他
○河原(夜)
満開の桜の下、Aが広いゴザの上に座って酒を飲んでいる。ゴザの端に重しの鞄が置いてある。
A「本日はーお日柄もよくーお足元の悪い中ー」
A(声を変え)「どっちだよー」
A(声を変え)「どわっはっは」
A「みんな盛り上がってるー?」
A(声を変え)「イエーイ!」
A「あ、先に会費もらいますねー」
財布を取り出し何度も会費の1000円札を使いまわすA。
A「・・・むなしい」
子供と母が通りかかる、Aに指差す子供。
子供「ママー、あの人」
母「見ちゃいけません!」
子供の手を引き歩いていく母。
桜を見上げるA。
A「あーあ、いいなー桜は・・・・一人でも散ることが出来て」
鞄に近づき中からロープを取り出すA。
A「あ、そうだ。ちょうどいい長さのロープがあったんだ・・・・この桜が一番丈夫そうだな」
桜の木に手をつくA。
A「今なら誰もいないし、誰にも見られずにひっそりと・・・・ハイジのオープニングごっこができる」
桜の枝にロープを巻くA。
A「お花見はなぜ~♪大勢でやると決めたの♪日本人はなぜ~♪孤独を忌み嫌うの♪」
通りすがりのホームレス「しらねーよ」
A「おし~えて~おじい~さん~♪・・・じいちゃん・・・」
空の星を見上げるA。
A「どうしてこうなった・・・」
桜から声がする。桜1・桜2・桜3のナレーション。Aには聞こえていない。
桜1「どうしよう・・・今年は早めに散る?」
桜2「えーでも気象庁とか桜前線とか観光協会とかいろいろあるしー」
桜3「でもいたたまれないしあのホモサピエンス」
桜2「だよな、俺・・・見てらんないよ・・・」
風が吹き、花びらが舞い散る。それを見ているA。
○河原(Aの回想)
満開の桜の下にゴザが敷かれている。
その上に10代のA・B・C・D・E・F・G・Hが居る。
遠くに人だかりがある。
字幕「10年前」
B「この仲間で飲む酒は最高だな」
C「そうだな!どうなってるかわからないけど10年後もここで酒飲もうぜ!」
D,E「いいなー、それww」
A「よし!みんな絶対集合な!」
C「絶対な!絶対だぞ!!」
F「俺、来季からセリエA移籍だけど、10年後かならず日本に帰ってくるからな」
A「よし、十年後、みんなこの木の前に集合だっ」
BCDEF「おーっ」
G「ワターシモォー 日本ノ地理ワー ワカラニクイー マダダケドォー 覚エルヨー10年後ーォ」
白衣姿のH。
H「私も大学院出て必ず研究を成功させてみせるわ!きっとできるはずなの、このSTAP細胞・・・」
遠くの人だかり、司会と一人用のゴザがいくつも並んでいる。その上に一人づつ座った人たちがずらっと並んでいる。
司会「第一回ぼっち花見選手権!さー参加者の皆さんどれだけボッチにたえられるかーーー!!」
C「おい、Aも出てみるか?ぼっち花見たいか…」
A「やめろよ!俺はここでいいよ。ここで皆と・・・」
○河原(夜・回想戻る)
桜の前に一人たたずむA。
A「B・C・・・。D・E・F・・・」
頬を涙が一人でに伝い落ちる。
A「桜まい散る中に忘れた記憶と君の声が戻って来る・・・」
桜2「お前が歌うんかい」
A「誰も・・・こねえ・・・なんで・・・こないんだよ・・・」
A、枝にぶら下がった縄の先を巻き始める。
A「もやい結び練習しよっと」
縄の先をワッカにするA。
A「誰かきたらあやとりできるし!できるし・・・」
天の声「もう死ぬの?」
A「え?」
天の声「まさかね、身長伸ばしたりしないよね」
A「だ、だれだ」
桜の木を見上げるA。
A「もしや・・・、桜か?」
桜1・桜2「え?」
天の声「ほらwwwよくジャンプの裏とかwww身長伸ばす機械?あれあれwww」
桜3「首釣っても身長は伸びないよ。首がちょっと長くな…」
A「うるさい!俺はもう死ぬんだ!」
Aが縄に首を入れる。
天の声「アッー!」
桜1「私の枝でやめてー!」
タタタタタ・・・(走って来るC)
C「ドーン!(Aにタックル)」
そのタックルは足を刈る本格派のタックルだった、したたかに頭を打つA
それにタックルをかましたCの体重も加わる。
A「ぐはっ・・・」
C「ニーハッッハハハハー!www」
字幕「※訳 何してるの!やめて!」
着信音、倒れているAがポケットからスマホを取り出す。
スマホの文字「B:あーあ、今日ひまだわー。何かおもしろいことねえ?」
立ち上がるA。
A「最高におもしれぇーーーよ!まるでピエロさぁーーー!!!ッッ」
A、震える手でLINEに返事を打つ。
○Bの部屋(夜)
Bがベッドで寝転んでいる。枕元にスマホ。
着信音、スマホを取るB。
スマホの文字「今日ジャンプ販売日じゃん、コンビニいけよww」
○河原(夜)
A「ハーーーッハッハーーーーー!!」
バタンと倒れるA。
桜2「脳震盪だね」
桜1「うん、脳震盪だね」
A、不自然な痙攣をおこす。C、容赦ないマウントパンチを打ち続ける。
C「Awww4ぬなーwww4ぬなーwwwww」
A「ちょ、やめ!いた!やめて!いで!(真顔)」
走ってくる割烹着姿のH。
H「もう壊れちまえよこんな世界ーーーィィィ!!」
Aを蹴るH。
H「ロー!ニー!ロー!ニー!ニー!ニー!ニー!にーいいいいいいい!!」
字幕「※訳 勝手に人を死んだことにしちゃダメよ!変な遊びする人にはお仕置きね!」
Aのわき腹にHのヒザがめり込む。
A「はうっ!」
意識を失うA。
○暗闇(Aの心理世界)
はだかのA(精神体)が漂ってる。遠くでCとHの声が聞こえる。
A「おれは・・・4ぬのか・・・な。まあ、いいや」
Hの声「えひゃッ!ひっ!ひひッ!!おらおらおらおらおらおらおらおらああああああ」
暗闇に振動音が響く。
A「生きる価値が無いなんて・・・。憧れてた生き方もあったのにな・・・」
Cの声「ニーハッッハハwww」
暗闇に振動音が響く。
A「もう、ほっといてくれ・・・」
桜が三本浮かび上がる。
桜2「なぜ、日本人が桜というものに惹かれるのか、わかるかい?」
A「・・・」
桜1「一瞬の刹那に咲き誇り潔く散る、その命の儚さに惹かれるのさ。そう、消えゆく命は美しい・・・」
A「こんな・・・、俺でも・・・?」
桜1・桜2・桜3「でも君は桜じゃない。桜であってたまるかホモサピエンス畜生の分際で」
A「あれ?でぃすられてる?」
三本の桜が消える。
CとHのろれつの回らない笑い声が聞こえる。
暗闇に振動音が響く。
STAP細胞と胸に書かれた着ぐるみを着たおっさん(以降、STAP細胞)が浮かび上がる。
A「あ。あれは・・・・STAP細胞・・・?」
STAP細胞がAをマッサージする。
A「傷ついた俺の体を、再生してくれるのか・・・」
○河原(夜)
Aが倒れている。それを見下ろしているCとH。
C「さすがにちょっとやりすぎじゃにゃーい?」
H「大丈夫だよ (返り血を)ペロッ STAP細胞あとであげるからさぁくひひ」
C「よし!H!マッスルドッキングだ!Aを起こそう!ww」
H「あー、マッスルドッキングは4人居ないと出来ないけど?」
ホームレスが歩いて来る。
ホームレス「まぜて」
ニヤと笑うC・H。
○暗闇(Aの心理世界)
STAP細胞「生きたいか・・・生きたいなら、私を取りこむがいい」
A「いきていてもつらいよう・・つらいのになぜいきるの・・・」
STAP細胞「なぜ生きるのか?それを知るためには生きねばならない」
見詰め合うAとSTAP細胞。
STAP「立て!立つんだA!! STANDUP!!」
胸の文字がSTAP細胞からSTANDUP細胞に変わる。
手を差し出すSTAP細胞。
STAP細胞「桜の下で、僕と握手!」
A「俺は・・握手する!」
STAP細胞の手を握るA。
○河原(夜)
腕があちこち曲ったり皮膚の色が変色したりしてるA。
それを見下ろしているC・H。遠くでホームレスが
H「ちょっと!はやくしなさいよ!」
C「いや・・・ちょ・・・・え?説明書と違う」
説明書にSTAP細胞と書かれた写真がある。Cが手にしているのは黒くモザイクのかかった物質。
H「いいのよ!ほら!」
Aの口に黒い物質を突っ込むH。
C「・・・もし細胞を取り込んだならAはみるみる回復していくはず」
桜1「見て・・・僕らが赤く染まってる・・・血で」
桜2「そんなにぼっちがつらいなら、ぼくたちがサクラになってあげればよかったね」
桜3「もうなってるし」
桜1・桜2・桜3「わっはっは」
C「・・・やっぱりこれ死ん…」
血反吐を吐き目を覚ますA。
A「ごぽっ・・・おぞがっだ・・・じゃないが・・・」
H「やっぱりSTAP細胞はあったんだ!」
夜空を指差すH。夜空に謎の空飛ぶ島がちらと見える。
G「時は・・・満ち足りた」
C「G居たの?」
桜1「人というのは、不思議なものだね」
桜2「見守ることしかできないけどね」
桜3「さあ、また来年まで」
桜1「おやすみ・・」
桜4「おいおい、俺たちの戦いは、これからだろう!」
桜1「あ、先輩」
桜2「葉っぱつけて光合成しなきゃな」
桜4「そうだぞ。はっはっは」
○河原(朝)
Aが寝ている。手足も血反吐も吐いていない。代わりに空いた缶ビールや酒ビンが転がっている。
目を覚ますA。
A「何だ・・・夢か・・・ここにいるのは桜と俺・・・しょせん、ぼっち」
END
桜がまだ咲いてないので、中止になる予定だったが、社長が強引に強行する話
遠山の金さん「どうでい 花見もおつなもんだろ!」
「でもおっさんの肌だしなー実際・・・」
金「お?切捨て御免だぞ?」
今後のアイデアとして、XP終了を模した卒業式
STAP細胞を体に取り込んで(注射して)みた結果wwwww