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  • YNA#58 「新型コロナ、実は超怖い」(2020年3月27日)

    2020-03-27 20:006
    YNA#58 「新型コロナ、実は超怖い」


    コロナコロナ、いいかげんうんざりしてるひとも多いと思う。
    だけど、今回も新型コロナウイルスの話をさせて欲しい。

    なぜならば、この局面に来てもまだ危機感の薄いひとたちがたくさんいるから。

    水曜日の夜に小池知事が会見し、外出しないでつってんのに、木曜夜、渋谷の人手はまったく減ってないし、目黒川では花見客で溢れていた。
    インタビューされた女性は「今日が最後。明日から引きこもります」なんて。
    ぼく自身、駅のトイレを使ったらいまだに手洗わないひともいた。

    いま一度ここで注意喚起することで、せめてみんなが感染を免れるように。

    ここから話すのはソース元をもう引き出せなかったり、マスクド個人の考えでしかないっておいうネタもある。
    専門家じゃないのに話すのに少しためらいもあるけど、その専門家の記事にたどり着かないひとも多いだろうから、あえて書く。

    だって、注意しすぎってことはもはやないと思うから。
    あとから「あのときは大げさだったね。恥ずかしい」はいいけど、「感染しちゃったよ。軽く考えすぎてたの後悔だわ」ってなるのは絶対イヤじゃん。

    では、いきます。

    [1]「自分は若いし持病もないから大丈夫、ではない」
    イギリスでは21歳で基礎疾患なくても死亡した女性がいる。

    [2]「無症状のひとからも感染する」

    で、先週の3連休でK-1が開催されたり、聖火リレーにものすごい観客が集まったりしてたよね。
    そのへんから広がっていて、昨日会話した相手が無症状の感染者だったかもしれないし、そもそも自分がそうじゃないって言い切れる自信、ぼくにはない。

    そして、今回の本題。
    [3]「もし感染しても死なない、なんてことはない」
    理由は、中国で流行したときより死亡率が上がっているから。

    -----
    ■新型コロナウイルスによる国別死亡率
    イタリア 10.0%
    イラン 7.7%
    インドネシア 7.3%(8.5%という記事もあり)
    スペイン 7.2%
    フランス 5.3%

    中国 4.0%
    日本 3.6%

    アメリカ 1.4%

    世界全体 4.6%

    ※参照元にある数字からマスクドが計算したものが含まれます
    ※3/25~3/26時点
    -----

    イタリア10%って……。

    なぜこうなったのか?
    一番に考えられるのが「ウイルスが変異した」から。


    ほかには、「数字の改ざん」や「医療崩壊でまともに治療できてない」とかあるかもしれないけど、とにかく言えるのは他人事じゃないってこと。

    だって、ヨーロッパなどから帰国してきたひとたちがいるからね。

    [4]「後遺症が怖い」
    ソース見つけられなかったから記憶で書くけど、重い肺炎を患ったあと「肺が繊維状になる後遺症」が残るケースがあるとか。
    で、どうなるの? ってとこまでわからなくてごめんなさい。記事が見つからない。

    今日はここまで。
    どう? 怖くない?

    でだ。
    「かかったらかかったでしょうがない。自己責任」とか「症状出たらおとなしくするし」はもうやめよう。

    自分が感染広げることで終息が遅れる。
    経済へのダメージがどんどん広がる。

    ひとりひとりがあと1~2か月(甘いか?)行動を制限する、我慢することで未来につながるんだからさ。

    ね、頼むよ。
    とにかく手洗いね。


    最後に、ぼく自身も陥りそうな罠。
    あまりにもこのことばっか考えてるとやっぱりちょっとおかしくなりそうなんだよね。
    2週間テレワーク続けて、今週ひさしぶりに同僚なんかと会話してみたらそれに気がついた。
    だから、心のケアも自分で意識してやっていこう。

    来週もみんなが無事でありますように。




    文:マスクド・モリタ
  • 【ヒキ弱王の日常 2020】~オススメ機種見つかりました編(その2)~(3月26日)

    2020-03-26 21:00

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    ~オススメ機種見つかりました編(その2)~



    さぁ、今回は予告通り「PF.アクエリオンオールスターズ」について書いてみようと思う。実はこの1週間で、アクエリオンオールスターズがけっこう嫌いになる事件が起こったのだが、かわりにひぐらし廻をもっと好きになったので、まぁ差し引きチャラである。もちろん今から書く内容は、嫌いになる前のテンションでお送りするつもりなので、ご心配なきよう。

    それでは早速本編いってみよう~!


    ■PF.アクエリオンオールスターズに思う事
    まず昔話からしようか。「好きな機種は何?」と聞かれた時、パチスロなら「う~ん、時代によってそれぞれあるからなぁ…」と答えに窮してしまうが、パチンコなら、それも液晶付きタイプとなればマイベスト3には未だに初代「CRF.創聖のアクエリオン」が入ってくる。

    いわゆる「死に演出」というものが本当に少なく、どんな予告や展開からリーチに発展しても大当り(突確含む)の可能性が失われることが無く、「こうなればアツい」というルートが必ず残されていた。一世を風靡したエヴァンゲリオンシリーズも、「1・3・5」停止からの暴走やシンクロからの暴走など、砂肝さん風に言えばQBK(急に爆発する感動)があるからこそ、あそこまでの名機となり人気を博したんじゃないかと思う。

    それが今ではどうだ。

    擬似連へ発展しても2連目の展開が弱かった瞬間、「あぁハズレか…」となる機種の本当に多いこと! 一時期からパチンコファンの間で「チャンスダウン演出」という表現が使われるようになった。リーチの最終局面における緑カットインなどが、その代表例だろうか。オレはその表現が本当に嫌いで、「いやいや緑カットインでも全然当たるから」と事あるごとに言ってきたが、当時は本当に当たる機種も多かったのでまだマシだった。現在、緑カットインでも当たることを期待していたあの頃のオレは、さすがにもういない。

    まぁでも、緑カットインが出る瞬間まで期待できること自体が幸せとも言える。そこまでは「当たるかもしれないリーチ」と思って、ドキドキしながら見守ることができていたのだからな…。


    さて、アクエリオンオールスターズの話に戻そう。こんな前置きをしたのだから、当然ながら本機のリーチ構成はそこそこ「どんな展開からも当たる可能性を秘めている」と言える。いわゆるスーパーリーチと呼べるものは「合体」に始まるアクエリオン系リーチなのだが、これが弱系→強系→激熱系と徐々に発展していく仕組みなので、最初に発展したのが弱系でもガッカリしなくて良いのだ。
    ここでちょっとパチンコに詳しい人なら、「それって珍しいことじゃないのでは…?」と思うだろう。その通りだ。過去に人気のあった機種をいくつか思い浮かべても、今言った構成に当てはまる機種なんて山ほどある。じゃあなんでわざわざ話題にしたのかというと、発展率のバランスがそこそこ良いって感じかな。弱系→強系への昇格はそこそこあって、そこまで行けばチャンスアップ次第でワンチャンあるんすよね。そのチャンスアップがなかなか出ないっちゃ出ないんだけれども。


    いまチャンスアップの話題が出たので、今度は予告やチャンス演出について触れていこう。本機は全体的に、弱演出と強演出で信頼度に著しく差がある作りになっている。ただ、そういった激アツ演出はなかなか出現してくれないので、激アツを待つ間の通常時にメインで活躍するのが「ストック演出」だ。他メーカーの機種でも度々使われているが、ここ最近のSANKYO機種は明らかにこのストック演出を多用してきている。通常時は常に「何かを貯めること」を強いられる印象だ。

    ぶっちゃけ、このストック演出も流行り始めた当時はあまり好かなかった。保留変化なんかもそうなのだが、本来のメイン図柄の変動に対して、その外側でわちゃわちゃ騒がしく動いて、リーチの決着がつくより前に勝手に期待感を上げたり下げたりしやがる。しかも大概の場合はストック煽り→失敗という「下げ」パターンでつまらなくしてくれるんだよ。オレはとにかく、パチンコを打っている時間を少しでも楽しみたいのだ。

    そこへ行くと本機は、ストック演出に対してSANKYOが出したある意味での完成形と言えるかもしれない。簡単に言うと、「ストックから出てくるもの」の期待度が、上から下までかなりの差がある作りになっている。その分、ストックの獲得自体は頻繁に発生するので、「このストックが発動するまではチャンスが続くな…」という状態はちょくちょく味わえる。あとは、「ストックを複数貯めればアツい」というお決まりのルールももちろんある。5個同時に貯まれば大当り濃厚らしいが、そんなのは下手なプレミアムよりレア現象なので、現実的には3個同時くらいがせいぜいと思っておけば良い。一応3個貯めれば期待度30%はあるらしい。らしい。

    では、その「ストックから出てくるもの」の内容なのだが、昨今のこういった演出でもっともくだらないものと言えば「擬似連」とか「継続」とかだろうか。初代牙狼のように、擬似3連まで行くだけで期待できる機種ならまだしも、現代のパチンコは擬似3連だけでは大当りなど到底期待できない機種ばかりだからな。

    もちろん本機にも擬似連示唆にあたる「NEXT」があるし、何なら「NEXT」が出てくることがもっとも多いが、そんなので驚いてはいけない。本機ではストックを獲得するメイン契機が「特訓演出」なのだが、擬似2連目あたりでリーチへ発展し、保持していたストックが発動したと思ったら「特訓」という文字が出てくる。わざわざストックを使って、ストックを獲得する演出へと発展させるのだ。なんだその自転車操業は。さすがのオレも「ストック持ったままリーチ行けや」と言わざるを得ない。

    ただ、さすがにストックを使って「特訓」へ発展させたからには、その特訓演出では2個以上獲得できることも多い。ようやくスーパーリーチへ発展だ。さぁストックが2つあるぞ、期待していいのか? …残念ながら9割以上の確率で、スーパー発展時に「合体」という文字が出て使われてしまう。発展先はもちろん、アクエリオンリーチの「弱系」である。この1分前後での「ストック使う→また貯める→すぐ使う」の流れ、冷静に考えると何やってんだホント。

    とはいえ、アクエリオン系リーチ突入後にストックを持っていれば、さすがにもう使われるのはチャンスアップのみだ。より上位のリーチへ発展する「エレメントチェンジ」や「全とっかえ」「W合掌」なんかが出てくることだってある。さぁ、いったいそのストックから何が出てくる?

    「CHANCE」

    これだ。アクエリオンリーチ中のストック発動でもっとも見たくない文字。これが出ると画面上にもわざわざ「CHANCE UP中」的な赤枠が出るが、残念ながらこの機種のCHANCEは“ほぼハズレ”と同義なので、盛大にガッカリしてよい。
    いや、「CHANCE」が出た後もまだストックが残っているぞ、これはアツいんじゃないか!? その場合もまだ後半で「Wリーチ」という文字が出る可能性があるので、油断できない。普通はWリーチになったのなら、例えばマリンちゃんリーチでも図柄が2つ通過するまで変動するし、歴代のアクエリオンシリーズでも無限拳を2つの図柄に打つなど専用のアクションがあると思うが、本機はWリーチでも一切アクションに変化がない。そしておそらく、信頼度もほとんど上昇しない。参考までに、巷のパチンコサイトに掲載されている「CHANCE」と「Wリーチ」の期待度は、どちらも約7%であった。「NEXT」は約5%。擬似2連が始まった頃から考えると、使って貯めてまた使って、そこから煽って煽って、5%から7%へ上昇させただけだ。

    今まで打っていて1回だけ、ストックを2つ保持してアクエリオン系リーチへ突入し、前半でまず1つ目のストックから「CHANCE」が出て、後半でどうせ「Wリーチだろうな…」と思っていたら、もう一度「CHANCE」が出てきたことがあった。まさかのダブルCHANCE! もちろん法則崩れなどではなく普通にハズれた。打ち手の常識を軽く上回ってくる演出構成が、まだまだこの世にはあるのだ。


    勘違いしないで頂きたいのは、こういったツッコミどころ満載ながらも、オレはこの演出バランスが嫌いではない。最初に述べたように、とりあえずアクエリオン系リーチへ発展してしまいさえすれば、そこから上位リーチへ昇格する可能性が残されているし、リーチ中にひょこっとキャラが出てきていきなりストック獲得なんてこともある。SANKYOならではの「めちゃめちゃ時間を使って煽るわりにリーチへ発展しないこともザラで、発展したとして激アツってわけでもないチャンス演出」とかも健在だが、発展すりゃ一応たまには当たる。この「たまには当たる」ってことが何より重要だ。


    それでもまだ、この機種が面白いかどうか疑わしいという人は、「シンフォギアとだいたい同じ」と考えてくれ。アクエリオン系リーチが奏者リーチ、W合掌が絶唱orストーリー(かの日)リーチ、二万四千年前リーチがトライバースト、GENチャンスが聖詠ボーナスチャンスである。予告やリーチそれぞれの期待度も、シンフォギアのバランスを上手~くミドルタイプに昇華させていると感じられる。

    「なら最初からシンフォギアって言えばいいじゃん」って?
    そんなことしたら一行で終わっちゃうだろうが!!


    まぁそのシンフォギアが今度「2」が出るってことで巷では色々と盛り上がっていますが、前作を好きだった人が問題なく愛せるゲーム性・演出構成になっていると良いですね。

    シンフォギアからアクエリオンオールスターズを作って、そのアクエリオンオールスターズをシンフォギア2に改良すれば良いのだから、行けるっしょ?
  • 負男【とある勇者の物語】(3月24日)

    2020-03-24 12:001

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    ニコナナ内で活躍中のライター・タレント陣が徒然と日常を語ったり、闘牛のように暴れ狂ったりと何が起こるかわからない、それぞれコラムがスタート!
    今週は「朝までだらスロ」に出演中の大ベテラン・負男がコラムを綴るぞ!

    【負男twitter】
    https://twitter.com/makeo777

    とある勇者の物語


     コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている中、昨日まで冷蔵庫にあったプリンを誰が食べたのかという問題で我が家ではコロナ以上の嵐が吹き荒れているわけですが…みなさま、いかがお過ごしでしょうか。パチライター界の最古参にして最底辺こと負男でございます。ちなみにですが、プリンを食べたのは私です。3個入りのうち、残ってた2個を夜中にこっそりいただきました。ごめんなさい。おいしかったです。
     
     さて、みなさまはこんな言葉をご存知でしょうか。
     
    「服を買いに行く服がない」
     
     新しい洋服を買いに行きたいけど、外出用のオシャレな服を持っていないため、まずはそれを買う必要がある。しかし、その服を買うには…という「堂々巡り」をシニカルに表現した秀逸なコピーですよね。タマゴが先か、ニワトリが先かという問題にもどこか似ています。要は、論理的に矛盾してしまう状況を端的に表現しているわけです。
     
     実は過去にパチスロ業界は、これとまったく同じ状況、つまり矛盾しすぎて笑えない状況に陥っていたことがあるんですけど…随分前の話ですので、きっと知らない方も多いんじゃないかと思います。今回は、そのあたりのお話をさせていただきますね。
     
     それでは、さっそく…
     
     突然ですが、現在パチスロメーカーが全部で何社あるかご存知でしょうか。いつの間にか解散、廃業しているところもあったりして、正確な数は私にもわからないんですけど…過去にパチスロ機を発売したことがあるメーカーの総数は、およそ80社だと言われています(同一会社のブランド違いを考慮するとさらに増えます)。
     
     80社。恐らくは、想像していた数よりもずっと多いはずです。ユニバーサル、サミー、山佐といった誰もが知っているメーカーはほんのひと握りだけで、実はパチスロ業界には無名の弱小メーカーがたくさん存在している(していた)ということですね。
     
     そして…
     
     この手の話を古くからのスロッターに振ると、全員が一様に驚きながらこう言います。
     
    「昔は20社くらいじゃなかったっけ? 随分増えたなぁ」
     
     そうなんです。ナゼか刷り込まれている「20社くらい」という数字。これには理由があって、実は…80年代から90年代の半ばくらいまでの長期間に渡って、パチスロメーカーは約20社で固定されていたんです。
     
     ずっと20社だったものが、一体どうして4倍の80社にまで急増したのか。今回私が語りたい話は、このあたりの裏事情にも絡んでくるんですけどね。結論から言いますと、この急増の背景には涙なくしては語れない、とある勇者の「挑戦」があったんですよ。どどーん!
     
     さぁ、まずは時系列を整理して、ひと昔前に戻ってみましょう。
     
     時は1980年。ひとつの業界団体が産声をあげました。当時パチスロを作っていたメーカーさんたちが集まって設立された、日本電動式遊技機工業協会。いわゆる「日電協」です。まぁ、みんな同じ業界でやってるわけだから、仲良くしましょうや…みたいな感じですかね。
     
     それから4年後、日電協加盟メーカーの出資により、新たに「日本電動式遊技機特許」(日電特許)という会社が設立されます。この会社の仕事は、パチスロに関連する特許や実用新案を管理することです。管理って何だよ…と言われそうなので、ちょっと説明しておきますね。
     
     パチスロってのは、様々なアイデアやシステムが詰め込まれた高度な工業製品です。リールの回り方とかストップボタン関連など、全体的な動作や細かい部品の形状などにいたるまで…あらゆる部分に特許や実用新案として登録済みのアイデアが採用されているんです。つまり、それらをパクって勝手にパチスロ機を作ることは許されません。特許や実用新案は日電特許がまとめて管理するって明言してるわけですから、黙ってパクったら、そりゃ怒られますよね。っていうか、怒るなんてナマやさしいものじゃなく、確実に訴訟を起こされるでしょう。んで、むぎゅっとツブされて終わりです。南無…。
     
     訴訟に関してですが、これは新規メーカーだけに限った話ではありませんよ。日電特許は、すでに日電協に加盟しているメーカー間で泥沼の訴訟合戦が起こらないようにするためのものでもありました。パクっただのパクってないだのという争いは不毛ですからね。「特許や実用新案は大切なものだから、みんなで管理して仲良く使おうね」というわけです。実に素晴らしいですね。これで地球上から争いの種がひとつ消えました。日電協に加盟していたら、日電特許を通じてライバルメーカーの特許なども使えちゃうんですもん(もちろん、使用料は発生します)。そこに争いはありません。みんながハッピーです。うん、よかったよかった。
     
     さて、ここで問題です。
     
     どこかの誰かがパチスロ業界に新たに参入したいと思ったとします。この場合、まずはどうすればいいでしょうか?
     
     特許絡みでの訴訟を避けるには、とりあえず日電特許の許しを得る必要があることはわかりましたよね。そして、日電特許が笑顔で許可を出してくれるのは、日電協に加盟しているメーカーさんたちのみです。日電特許ってのは、そもそも日電協が出資して作った会社なわけですからね。そりゃそうなりますわ。
     
     つまり、パチスロを作りたい人が最初にやるべき行動はひとつしかありません。ズバリ、日電協に加盟すること。加盟して日電特許とのつながりができれば、パチスロを作るのに必要な特許や実用新案が使えるようになりますからね。な~んだ、簡単簡単…実にシンプルな話です。
     
     それでは、さっそく日電協に行って仲間に入れてもらうことにしましょう。加盟のためには、なにか条件とかあるのかな? え? あるんですか? まぁ、急にヘンなのが来ても困るだろうし、多少は条件くらいあっても仕方ないですよね。
     
     どんな条件なのかなぁ…。
     
    --------------------------------
    [条件1] 3年以上のパチスロの製造実績があること
     
    [条件2] 既存の日電協加盟メーカー3社以上の推薦があること
    --------------------------------
     
     ん? パチスロを作るためには、パチスロを3年以上作った実績が必要になる? ちょっと何いってるかわからないんですけど…。
     
     あともうひとつ、今後ライバルになるかもしれない新規メーカーに対して、既存メーカーが「推薦」なんかするわけないじゃないですか。アホなんですか? しかも3社も。これもね、何いってるかわかりません。
     
     つまりはこういうことですよね。
     
    「パチスロを作るためのパチスロが作れない」
     
     まさにアレです。服を買うのに着ていく服がないんです。冗談みたいな話ですけど、かつてパチスロ業界にはこういう笑えない問題が実際に存在していたんです。
     
     一体どういうことなのか…。
     
     結局ね、実態はこうです。パチスロメーカーは既存の数社がスクラムを組んでガッチリと固まり、事実上、新規メーカーの参入を阻んでいたんですよ。そして、その時代が長く続いた結果、古参スロッターには「パチスロメーカーは20社くらい」という記憶が残ってしまったんです。だって、新しいメーカーの参入は事実上不可能で、ずっとほぼ固定メンバーだったわけですからね。
     
     ラグビーの強豪チームもビックリの鉄壁ディフェンス。しかし、なんとそこに…ある日突然、正面から立ち向かう勇者が現れました。いやぁ、命知らずですね。相手は超強豪なのに。ラグビーでいえば、ニュージーランド代表に西池袋3丁目代表が勝負を挑むくらいの感じでしょうか。知らんけど。
     
     いまから25年ほど前の1995年。とてつもなく高い壁に敢然と挑んだ勇者は、その名を「日本回胴式遊技機工業」、略称「JSI」といいます。そう、パチスロ業界への新規参入を試みたメーカーさんです。
     
     果たして、このJSIなる勇者は何をやり、結果的にどうなったのか…すっかり長くなってしまったので、申し訳ありませんが、この続きは次回とさせてください。ちょっと用事もありますしね。私、これから出掛けないといけないんですよ。
     
     では、行ってきます。プリンを買いに…。