リズと青い鳥とMADについて 2
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リズと青い鳥とMADについて 2

2020-05-03 19:18
    先日、新しいMADを投稿しました。(第9回ANIMAAAD祭参加作品兼依羅グルーヴ事変支援作品としての投稿になります)

    前回作に続いてまたしてもリズが題材で、今回はリズMADあとがきPart2ということでよろしくお願いします。

    前回のMAD↓

    そのあとがき↓
    https://ch.nicovideo.jp/nin/blomaga/ar1868814


    ・ANIMAAAD投稿期間初日。。。

    今回がANIMAAAD初参加なのですが最初はこのMADを作るつもりはなかったし、構想すら頭の中にありませんでした。

    MARCOさん主催の京アニ合作に参加していて、それが投稿されたら後は高見の見物を決め込むつもりだったのです。↓



    が、投稿期間初日から素晴らしいMADが大量に投稿されていてうわーMAD作りてー、と。
    いてもたってもいられなくなってしまった。。。
    MADの力は偉大。

    しかし何も構想がないのでまずは題材と曲を決めるところから。
    何か良いのないかなーと前回のMADに使った曲のアーティスト「ハルカトミユキ」の曲を何となく聴き漁っていたら「DRAG & HUG」という曲に一目惚れならぬ一聴き惚れ

    聴いた瞬間に「これは希美だ!」と思ってこの曲とリズと青い鳥で作ることに決めました。
    どこが希美なんだって感じですが、確かに希美のことを歌っているように感じたんですよね。

    そこら辺の話も含めて、MADの内容をなぞりながら書いていけたらなと。


    ・冒頭

    今回のMADは希美をテーマにして作ったつもりです。

    冒頭の「私、みぞれが思ってるような人間じゃないよ」というセリフから始まるわけですが、ここに自分の考える希美という人間の全部が詰まっているなと思って最初にこのセリフを持ってきました。

    これは前回のMADのあとがきにでも書きましたが、希美ってめちゃくちゃ人間くさいんですよね。
    純粋無垢なみぞれに対して、明るくて活発な仮面の裏で嫉妬とか愛とか、いろいろグチャグチャになった感情でみぞれのことを見ているんじゃないかなーと思います。

    そういう希美の性格を表しているのが、「私、みぞれが思ってるような人間じゃないよ」

    しかも本人の自己申告だし、このセリフありがたく使わせてもらおうじゃないのー。


    そんな感じでこのセリフを冒頭に置いて、「こんな感じの人間の物語、始まります」。




    ・イントロ


    4カットしかないし特に語れることもありませんが強いて言うなら希美の表情が映らないようにしました。何となく。




    ・希美がテーマと言いつついきなりのみぞれ

    ここはちゃんと理由があります。

    シーンとしては登校してきたみぞれがふと立ち止まり、それからくるっと後ろを向く場面。
    初めてこのシーンを見たとき「なんで振り返ったんだ??」と思いました。

    しかもこの振り向く時の動作がみぞれにしては大きいな、と。
    基本おっとりしてるみぞれだけどここでは「ピタっ」と止まって「クルっ」て感じで回る。
    そのあと校門のほうを見つめて立ち尽くすみぞれのシーンですが、これってみぞれが希美にむけている愛ですよね。多分。

    歩いていて、「もしかしたら後ろに希美がいたりして」若干期待しながらくるっと振り返る。
    「あーいないか」みたいな感じでわかってはいたけど肩を落とす。







    ここってそんなシーンだと思うんですよね。
    希美がいない時も希美のことで胸を弾ませたりちょっと沈んだり、みぞれがどんな感じで希美のことを想っているのかがさりげなく描かれているんじゃないかなーと思います。
    勝手な解釈です。

    そういうことでここでは希美という人間が受けている「愛」を、遠回しに表現した感じです。



    ・寄って離れて

    その次に見せたかったのは希美のみぞれとの付き合い方。
    希美ってなんかふらっとみぞれに近寄ったり、離れたり。 近いようでいてどこか距離があるんですよね。





    ここの歌詞が「右目で媚びて左目で見下した」ってなっていて、さすがに媚びてもないし見下してもないと思うんですが、この二面性が希美のみぞれに対する付き合い方に当てはまるかな?という感じで寄り添う希美、それから離れていく希美のシーンを歌詞にのせてみました。

    なんで希美がこんな行動をとるのかなっていうのは前回のあとがきで触れているのでよかったら見てみてください。


    ・サビ(その1)


    ここは希美のみぞれの感じ方。
    希美にあっていたピントがみぞれにあわさる。





    並んで座って演奏に集中しているようだけど、隣にいるみぞれの気配を確かに感じている。
    完全に自分で意味をこじつけました。まあいいんだよ。



    ここら辺は希美の悪気のない冷たさを出したかったのかなと思います。
    サビの終わりでこういう後味少し悪いシーン入れて、曲の雰囲気とのチグハグ感をここら辺から出せたらなという感じ。






    ・間奏

    ぶっちゃけここは何も考えてないです。
    ここら辺を編集していたのがもうANIMAAAD投稿最終日で、Twitterで22時に投稿すると宣言してしまったので焦ってとにかく埋めました。
    リミットまで4時間の時点。
    このパートに限らずですが、もう少し作りこみたかったのが本音です。




    ・サビ前

    「ああ なんて愛おしい」という歌詞部分ですが、ここは素直に愛おしそうにみぞれのことを見ている希美にしました。
    希美ってこうやってみぞれが自分のことを見てないときはめちゃくちゃ見るなあ。





    ここら辺から希美のぐちゃっとした感情が出てくる場面を。





    この希美がみぞれを無視するシーンが結構好き。

    笑ってるんですよね。
    リズ自体が全体的に綺麗な雰囲気でまとまっている作品なので、ふとこういうサイコパスチック(?)な描写があるとぞくってする。


    ・サビ(その2)

    ここは一回目のサビとの対比。

    穏やかな演奏シーンから一転して希美がズッタズタに打ちのめされるシーン。
    ここもほんとに大好きな場面です。

    リズと青い鳥に例えられる希美とみぞれの関係が決定的に動いた瞬間だと思います。



    まったくなんつー顔してオーボエ吹いてるのよ。


    ここら辺の希美が周囲の世界全てから取り残されているような印象を受けました。

    希美が演奏をやめた時、滝先生は希美の目の前にいたし音が消えたのも絶対わかるしそのことに気付いていたと思うんですよね。

    でもそのことを無視して演奏を止めなかった。
    MADには入れていませんが瀧先生のメガネに光が全反射していて表情が読めないシーンがあって、少しゾッとする冷たさを覚えました。

    この演奏でみぞれはもう飛び立とうとしている。
    対照的に希美はまだどこにも行けない、飛び立てない、取り残されている。
    自分の行く先がまだわからないのだと思います。



    ここで曲の歌詞が「ああ なんて愛しい 曖昧な日々」って入るんですが、ここがこの歌が希美のことを歌ってるんじゃないかなと思ったきっかけの歌詞です。

    愛おしい曖昧な日々というのは、希美が自分のことが大好きなみぞれに安心して自分が青い鳥だと思っていた日々のこと。
    みぞれに対する愛情も、胸の奥にある嫉妬みたいな感情も全部曖昧にしてなあなあにしてきた日々。
    みぞれに近寄ったり離れたり、そんなことを繰り返している日々に当てはまるなーと思いました。

    でももう皆に取り残されちゃったから、あの日々には戻れない。


    そのあとのココ。
    大好きのハグのシーン。




    一連の流れにそぐわない気がして「みぞれのオーボエが好き」って言って笑うシーンは入れてないんですが、ここが希美の中でいったん答えを見つけた場所だと思います。
    なんか吹っ切れた顔してるし。

    ただ歌の歌詞が
    「白黒つかない 割り切れやしない 感情ひきずってゆく」
    ってなってるんですよ。

    大好きのハグで吹っ切れたんじゃないのかよーって感じですが、ここも「あ、この歌は希美だ」と思ったポイントです。


    映画本編の一番最後の下校シーンで希美がみぞれにこんなことを言うんです。

    「みぞれ、私みぞれのソロ完璧に支えるから、今はちょっと待ってて」

    振っ切れた人間の台詞にしては少し消極的で、まだ一歩踏み出せていないような感じすらしました。

    「やっぱりいきなり全部割り切れないし、白黒つけられない。この感情はあともう少しだけ引きずっていく」っていう風にこのセリフを解釈しているんですが、だとしたらこの歌詞ぴったりじゃんって。

    多分これ希美が作曲したな。



    ・のぞみの行く先


    「のぞみの行く先」というタイトルですが、「のぞみ」とひらがなにしたのはわざとです。

    ここには「希美」「望み」の二重の意味をかけました。



    「希美」の行く先




    希美って進路決めるときにみぞれと離れたくない、あるいは対抗心で音大志望ということにしてたんですが最後には変わっていましたね。

    どこの大学に行くのとかそういう狭い意味ではなくて、もっと人生全体を見た広い意味でこれからの希美はどこに行くのかな、未来の希美はどんな場所に立っているのかな。
    そんな感じです。



    「望み」の行く先




    この望みというのは希美の望みのことです。(ダジャレじゃないよ)

    大好きのハグで「みぞれのオーボエが好き」とつぶやいた希美ですが、その言葉にはどんな意味があるのかなーと。

    この場面、希美がリスでみぞれが青い鳥と例えることができるのなら、青い鳥に美しい翼で羽ばたいてほしいと願うリズの願いが希美に重ねられると思います。
    みぞれにも自分の好きなオーボエではばたいてほしいという「願い」=「望み」。

    でもこの時の希美はまだ自分の中でも整理がついていなくて、だとしたらもっと先の話をしたときに最終的に希美の望みはどこに行くんだろう。
    何を望んでいるんだろう。
    そういった意味を込めました。



    前回のブロマガでも書きましたが、この話はここで終わりではなくさらにまた続きがある物語です。

    だから今は「のぞみ」の行く先の答えを見つける必要はないかなーと思います。
    MADも全体を通しての落としどころみたいなのは作ってません。

    なので視聴後にモヤっとした感じが残ったりスッキリしない人も中にはいるんじゃないかなと思いますが、希美と一緒に曖昧な感情を引きずっていってください。





    長くなりましたがここらへんでMADの話は終わりです。
    ANIMAAADにも無事に間に合ってよかった。。。

    お付き合いいただきありがとうございました。




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