「ユメニッキ」5
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「ユメニッキ」5

2013-04-03 01:00
    【これは、フリーゲーム『ゆめにっき』を個人的解釈した上で書いた非公式二次創作小説です。原作者様等とは関係ありません。また、この内容の無断転載(偽音ハルに断りなく内容をコピペ・スクショ等してSNS・サイト等にアップすること)は禁止いたします。ツイートはブロマガのツイートボタンからどうぞ。】

    ──────────
    8月22日
    今日のゆめは、一番いやでした。
    たくさんの目玉が、わたしを見てきました。
    わたしは、目玉が大きらいです。
    学校に行くと、たくさんの目玉がわたしを見てきて、「かえれ」と言います。
    だからきらいです。
    学校に引っぱっていくくせに、行ったら「かえれ」と言われます。
    先生、わたしはどうしたらいいんですか。
    しょうがないから、みんなといっしょに目玉がたくさんいる中に入っていったら、たいへんなことになりました。
    あいつらは、わたしが学校に来たことが、いやだったみたいです。
    真っ赤な迷路の中を、おいかけてきました。
    迷路の中で、階段があったので、のぼったら、ぼろぼろのこわい橋がありました。
    落ちそうな気持ちになりました。
    なんかのゲームで見たことあるなと思いました。
    そこには、あいつらはいませんでした。
    その橋の上で、メロンパンを食べてる人がいました。
    「太るよ」って言ったり、「デブって言われるよ」って言ったりしたけど、その人はずっとメロンパンをぱくぱく食べていました。
    その人が、メロンパンを一こくれました。
    わたしもメロンパンは大すきなので、うれしかったです。
    つぶれたり、ふまれたり、ぬれたりしてないパンは、ひさしぶりでした。

    ──────────

    8月の記録が妙に少ないのは、夏休みだったからだろうか。
    夢で彼女を苦しませていた原因が学校だったとしたら、それも頷ける。
    そしてそれと合致するように、9月に入った途端に記録が増え、内容も急速に変化していった。

    ──────────

    9月1日
    真っ暗なところに、ろうそくがならんでいました。
    ろうそくを見て、あの子のおそう式を思い出しました。
    ろうそくの中に、小さな、にじ色の小人さんがいました。
    生まれ変わったら、だれにも見えないぐらい小さい小人になりたいなあと思いました。
    だれにも見えないぐらい小さくなったら、もうかくれなくてもいいし、学校にも行かなくていいからです。
    でも、わたしは小人ではないので、あいつらからかくれたり、にげたりしなきゃいけません。
    あいつらからにげてると、また、赤い迷路になりました。
    今度は、ちがう角を曲がりました。
    すると、こわい門がありました。
    わたしは、学校の門が大きらいです。門のところにいる先生も、みんなも、大きらいです。
    だからわたしは、お昼にしか行きません。
    でも、教室に行くと、給食どろぼうと言われるので、教室には行きません。
    音楽室に行きます。
    先生がいるからです。
    門の向こうには、森があって、森の中に駅があって、電車がいました。
    おじさんといっしょに乗りました。
    「きっぷはいらないよ」と言われました。
    「なんで?」と聞きました。
    「まどちゃんだからだよ」と言われました。
    うれしかったです。
    電車がつきました。
    橋の向こうに、おばあちゃんが待っていました。
    おばあちゃんはしんじゃったから、むかえに来てくれたんだと思います。
    おばあちゃんのまほうで、わたしはまじょになりました。
    これでわたしも、空が飛べます。

    9月7日
    今日は、大きな人たちがたくさんいました。
    ゲームに出てくるみたいな、たてをもっていました。
    へいたいさんかなあと思いました。
    ぺったんこなネコがいました。
    このネコもひかれたのかなと思いました。
    わたしはネコをそうびしました。
    ダンジョンには、おにがいました。
    でもこわくないです。
    きのう、わたしはまじょになったので、がっきやさんの上のネコさんに会いに行きました。がっきやさんはデパートの中にあります。
    がっきやさんの下はふくやさんです。
    がっきやさんの前をじてんしゃで走りました。
    「空がとべるよ!」と言いました。
    「ポニちゃんが、あんたなんかきらいだって言ってたよ」と言いました。
    わたしは空をとびました。
    でもおちてしまいました。
    きもちよかったです。

    9月9日
    ぴかぴか光っていました。
    えきの前にある、パチンコやさんみたいでした。
    うるさいなぁ。
    お父さんはパチンコやさんに行きました。
    お母さんはいきません。
    お父さんもお母さんも、さいきん見てません。
    それは、くねくねさんではありません。
    今日は十回ぐらいねました。
    学校に行こうとしたけど、はいてしまったので、やめました。
    お母さんはおこりました。
    わたしはねました。
    先生がきて、かえりました。
    オウムが、「かえれ」と言いました。
    また、まっかなめいろで、あいつらにおいかけられました。

    9月14日
    外こくに行きました。
    テレビでみたみたいなへんな人たちのえがたくさんかいてありました。
    でも外人さんにはあえなくてがっかりしました。
    さむくはないです。
    金色のかみの毛なのかな。
    わたしもかみの毛をのばしておねえちゃんみたいにしたいなぁ。
    口だけおばけはばくばくしながらわたしにいっぱいいやなことを言いました。
    マンホールがあったのでその中に入りました。
    くさくはないです。
    口だけおばけは手も足もないので入ってこれませんでした。
    ざまあみろ。
    しんじゃえ。
    左に行ったらゲームのスライムがいてとおせんぼされました。
    わたしはレベルがまだたりなくてスライムをたおせないので右ににげました。
    右はおちゃわんをもつほうです。
    でも右はおはしをもつんだってわらわれました。
    おはしは人をころせますか。
    でもわたしはおはしを左でもつから右はおちゃわんをもつほうです。
    右にはまっしろおばけがいました。
    だけどこのおばけは口だけおばけとちがっていいおばけでした。
    まっしろおばけには目もはなも口もありませんでした。
    わたしはいいなぁと思いました。
    お母さんはいません。
    わたしはわたしの目もはなも口もきらいです。
    ぜんぶすてたいです。

    つづく

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