18年前に出たゲームの聖地巡礼に行ってきた『美少女花札紀行 みちのく秘湯恋物語』 遠野編 その4
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18年前に出たゲームの聖地巡礼に行ってきた『美少女花札紀行 みちのく秘湯恋物語』 遠野編 その4

2015-09-27 23:30
  • 8
聖地巡礼的には、太郎かっぱから旅が始まっているのだが
実際には、その前に立ち寄った場所があった。
記事を締めくくる前に、こちらにも触れさせていただこう。







実は、この旅一番初めに訪れたのは、遠野市西部に位置する、ここめがね橋であった。

遊也たちが遠野を訪れたときは、まだ宮守村(みやもりむら)にあっためがね橋。
今では宮守村は遠野市と合併し、ここめがね橋は遠野の一部となったが
なんでも、この橋は恋人の聖地ということで、観光で訪れるカップルも後を絶たないとか。







最初に訪れたのがここなら、最後に訪れたのもここだった。
夜のめがね橋は、綺麗にライトアップされてあった。
今回は撮影できなかったが、夜になって釜石線の電車が通るめがね橋の光景は
あまりに幻想的な姿で言葉も出ない。

もし、遊也と朱鷺子がその場面に遭遇したら
花巻駅での会話同様「銀河鉄道の夜」という言葉を、ふたりは口にするのだろう。







めがね橋と遠野駅の、だいたい中間にある続石(つづきいし)。
太郎かっぱに向かう前に寄ったのだが、ここで大誤算があった。
続石の駐車場からこの続石までは、15分ほど登らなくてはいけなかったのだ。

しかも、少し外れたところに不動石というものもあり
律儀にここにも寄っていたら、大きく体力をロスしてしまったのだ。
程洞のコンセイサマよりは道は険しくないのだが
それでもやはりミニ登山であることに変わりはない。

ふたりがこの地を訪れていたら
重い機材を抱える遊也に、朱鷺子の気遣う姿が目に浮かぶ。




ふたりの距離

そろそろ話を戻そう。
今回遊也たちが巡った名所を訪れてみて、ハッキリとわかったことがある。









ふたりは、自転車でこの広い遠野を巡っていたのだが
山口の水車やデンデラ野は、遠野駅から10㎞以上も離れているうえに
坂道を上らなければいけない。それに加え、遊也は重い荷物を抱えたままの移動だ。

私は車で回ったが、それでも二人の遠野の旅が過酷であったことは想像に難くない。
しかもコンセイサマや五百羅漢は、正直ちょっとした登山だ。

しかし、厳しい旅をやり遂げたふたりだからこそ
この遠野で、お互いの距離が大きく近づいたのは間違いないと
今回の巡礼で確信したのだった。



朱鷺子の思い



その3の花巻市内でも触れたが、朱鷺子はここ遠野に大事な用があった。
実は彼女は、亡くなった父の手帳を探しに、大野という人物に会うという目的があったのだ。







だが、この旅が終われば全てを失うかもしれない朱鷺子にとって
きっと、この言葉に偽りは無い。





ご覧いただきありがとうございました。

みちのく秘湯恋物語は1998年にプレイし、3日で一気にEDを迎えた記憶が残っています。
その後、5年、10年、15年と経っても「気になる」不思議な作品で
こうして、その舞台となった遠野の地を旅することができ、感慨深いものがあります。





朱鷺子ではありませんが、旅先で出会う人々はとても温かく
遠野を訪れて、本当に良かったと思いました。

今回初めて、ちゃんとした形で聖地巡礼というものを行ったのですが
ゲームで実際に登場する場所に感動するだけでなく
ゲームでは捉えていなかった、その周りの部分も感じることができ
聖地巡礼の楽しさ、素晴らしさを味わえた気がします。

私はアイドルマスターというゲームをやっているのですが
その中に、アイドルたちが実際にステージに立ち、歌って踊る
S4U!(ステージフォーユー!)というモードがあります。

このモードでは、フルオートでアイドルたちのステージを鑑賞することができます。
一方で、マニュアルでカメラ操作をすることも可能となっています。
普段は眺めているだけの曲でも、実際自分でカメラの操作をすると
いつもとは違った世界が見えてくるのですが
私は今回の聖地巡礼で、それに近い感覚を覚えました。
見てるだけではわからなかったことが、実際その舞台に飛び込んでみて
初めて感じ取れるモノが、確かにあったのです。

ゲーム本編ではこのあと、秋田県、そして青森県へと舞台を移して行き
刀堂愛絵里、森岡由美との出会いも待っています。
いつか、改めてそちらのほうにも「聖地巡礼」として訪れたいな、と
今度の旅を通じ、強く思うのでした。



それでは、またいつかお会い致しましょう。ご覧いただきありがとうございました。
そして、遠野の皆様、ありがとうございました。


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巡礼お疲れ様でした。一連の記事、すごいボリュームでしたねw遠野周辺だけなのに。
18年前のゲームということでさすがに当時と現在とで風景も大分変わっちゃってるんですね、寂しい事なんでしょうが写真で見比べるのも中々趣ありました。と言っても私、このゲーム自分ではプレイした事無いんですが……当時何度か見かけてタイトルは覚えてたんですが結局手は出さず終いでした。でも絵柄が懐かしい。
あぁ、それと記事の語り口がなんとなく風雨来記のゲーム内旅行記っぽいな、と思いましたw(フォグ作品っぽいと言うべきかな?>語り口)
54ヶ月前
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>>1
獺祭さんコメントありがとうございます!

ゲーム上、遠野は、他の地域と違い
一つの場所であまり撮影ができないんですよね。
その代わり、巡る場所が多くなっているんです。
ですから、聖地巡礼となると、回る場所が多くなってしまうんですよねw

やはり、当時と変わってしまったところもあって、寂しさもありましたが
逆にほとんど変わっていないところも多く残っており
なんとも言えない喜びを感じることが出来ました。

その1の記事でベンジャミンさんも仰っていましたが
当時、それとなくこの作品が発売されていることを知っていても
中身まではあまり把握されていなかった方って多いと思うんです。
もし、今回記事にしたことで、少しでもこの作品の魅力が伝わったのなら
これほど嬉しいことはないですね!
54ヶ月前
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どことなく切ない空気感があるのは、舞台がみちのくのせいなのでしょうか、それともこのメーカーの持ち味なんでしょうか。読んでいるこちらもプチ旅行気分になれました。
すたぱらさんが取り上げてくれなければ、一生私の中で脱衣花札ゲーだと勘違いしたままでした。ちょっと実機でさわってみたくなりますね。セガ派だった私は当然サターン版で。聖地巡礼シリーズ化してくれてもいいのよ?あ、いっそのこと生放送で…
54ヶ月前
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>>3
ベンジャミンさんコメントありがとうございました!

切ない空気感…その通りですね。
このゲームは根底に切なさがあると思います。
特に遠野は、それが強く滲み出ている気がします。

改めて無印のパッケージ見ると、朱鷺子の入浴シーンが写っているので
購入時、多少は脱衣要素もあるのかな?と、私も思ったかもしれませんw
サターン今もあるなら買いですねw

聖地巡礼するなら、とりあえずこの作品になりますね!
また機会があったら書いてみたいと思います。

生放送は敷居が高いので、ベンジャミンさんにお願いします!
ノーマルPV界のなぎら健壱ことベンジャミンさんのニコ生飲み屋巡礼w
54ヶ月前
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ゲームは黎明期から旅行要素があった(ゼビウスの地上絵とかグラディウスのモアイとか)って言いますけど、本当に名所を巡るゲームってこれが最初でしたかね…記憶がおぼろげですが。
いわゆる美少女ゲーにわびさびをぶっ込んで来るのが、当時もの凄いインパクトだった事を思い出しました。旅特有の所在なさも相まって、妙にしんみりするんですよねえ。
すたぱらさんが舞台となった地を通して人物達と思いを共有しているのが伝わりました。

いやー、しかし凄い文章量w お疲れ様でしたっ。
54ヶ月前
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>>5
おお!安納さんもコメントありがとうございます!

なんと!安納さんもみちのく秘湯恋物語、ご存知でしたかw
旅ゲーというか名所を巡るゲームなら
ファミコンの東海道五十三次あたりもそうですね。
司馬Pが以前、気合でクリアされていたのを思い出しましたw
意外とこのゲームが出るまでは
明らかに旅ゲーっていうゲームは無かったのかもしれませんね~。

このみちのく秘湯恋物語は、プレイしてみると
「何か普通のギャルゲーとは違うぞ」って感じますよね。
BGMも良い味出してたり。

巡礼の最中もしみじみ舞台を回っていましたが
ブロマガで記事を書いていると、更に世界に入り込んでしまって
結構な長さの記事になってしまいましたw

遠野は素朴で温かい土地だったので、またいつか訪れたいです。
労いのお言葉ありがとうございました!
54ヶ月前
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初めまして。遠野巡礼記事読ませていただきました。
私はおととしの2月、雪が積もっている中で回り、五百羅漢では車がスタックしたりなどしながら廻りました。

来月遠野に行くので、時間があればどこかまた見たいなと思い、巡礼検索でヒットし拝見しました。

前回訪れた際には、宗清氏とみちのくについて話したりしましたが、宗清氏が亡くなられて今回の巡礼は少し寂しい気持ちで行くことになりそうです。

私は風雨来記からFOGのゲームをプレイし、そのあとみちのくをやりました。
37ヶ月前
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>>7
初めまして!

この記事は「このゲームが好きだった方にいつか見ていただけたら…」と、書いたものなので、記事をご覧いただけただけでなく、コメントまでいただけてとても嬉しいです。ありがとうございました。

この時期の五百羅漢のあたりは、車の移動も気を使いそうですね。
それでも、そこに訪れたい魅力があるから、カエデさんをはじめ、人々は足を運ぶのでしょうね。お疲れ様でした。


実は、宗清氏が亡くなられていたことをコメントで初めて知りました…
みちのくを初め、数々の名作を生んだ宗清氏の功績は、ゲームをプレイしたたくさんのプレイヤーの胸に、これからも刻まれ続けることと思います。

カエデさんは宗清氏とお知り合いだったのでしょうか。
来月の遠野探訪は宗清氏の分まで思い出をいっぱい作ってきてくださいね!
37ヶ月前
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