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カハタレドキ 解説
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カハタレドキ 解説

2020-08-31 22:50
    『待ち続けるロボット』

    発掘された旧型のロボットはかなり時代遅れなものだった。
    復旧後もAIが古いため主人が亡くなっていることを理解できず、真摯に主人の帰りを待ち続ける。




    という題材が与えられていてこの曲を作りました。
    サウンドノベルゲームのBGMというイメージで作成しています。



    ロボットのメロディはシンセベル。
    ビットクラッシャーを掛けた音を重ねて古さを表現しています。
    拍子は優しく切ないニュアンスの6/8、一部半拍増えてリズムを崩し、ロボットの古さを
    強調しています。また、拍子は主人のことを想う部分で4/4になります。
    「ミレ、レド(半拍ずれる)」のフレーズは、状況を理解をすることの出来ない
    ロボット的な戸惑いを表現したフレーズです。
    ここで鳴らしているコードもⅣmM7→Ⅳm7という良い意味で違和感のあるコードを当てていて、曲の”美味しい部分”です。
    対応する「ミミ、ミミ」と鳴るときのコードもⅢ度の音を抜いたⅠ/Ⅳのハイブリットコードを
    採用して、空虚さの演出を狙っています。


    サビのファゴットは主人。ロボットと対比して重厚で力強く、人間味のある音として
    チョイスしました。
    しかしあくまでこの主人はロボットの中に遺された記憶(データ)。
    浮遊感を演出するⅣ♯の音からサビに入ることで「この世とは別の世界の音」という
    表現をしています。ヒューマナイズを一切行っていないベルに対して、こちらは人間らしさを
    求めています。そして、最後には消え入るように鳴ります。

    ファゴットに呼応するようにして出出しのフレーズを元にしたカウンターメロディでベルが鳴るというサビになっています。ここはベルがとても元気に動き、ファゴットを支えます。
    実際にはこの曲の主役はベル=ロボットなので、ファゴットを主役に据え過ぎないというところで悩んだ部分があります。


    ピアノとストリングスは主人とロボットが過ごした今の環境そのものを指し示しています。
    弦は最初はVn.とVa.だけの構成でしたが、温かみを出そうと考えてVc.とCb.も足しました。

    後はロボット的なピコピコ音だったりノイズだったり、ベタといえばベタな音色を至る所に
    散り嵌めていますが、サウンドノベルゲームのBGMという体で静的に、臨場感を求める上で
    こういった音色が好ましいだろうと考えて採用しました。


    カハタレドキは”彼は誰時”。誰そ彼の対、朝早い時間。
    朝早くからロボットは主人の為に動き出すのだろう。
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