• 『あらびき音MAD』というイベントをやります

    2020-03-24 02:05

    こんにちは。埜村武です。

     イベント主催童貞である私が主催します。至らぬ点があると思いますが温かく見守っていただけると幸いです。


     『あらびき音MAD』とは 

     音MADという枠組みの中で、とにかく思いついた発想を枠にとらわれない形で披露し、それをみんなで温かく見守っていこうという企画です。

     概要 

     ■とにかく思いついたアイデアを募集し、それを生放送にて披露し温かく見守る
    主催者の想い

     音MADという定義がニコニコ動画を中心に広がって約10年。様々な表現がやりつくされた今、この音MADという枠組みの中でより新たな方向性を見出すためにより柔軟な作品・アイデアの共有の場として開催されるのが「あらびき音MAD」です。「これって音MADなのか?」と言われるかもしれないアイデアでも構いません。とにかく思いついた発想をみんなで共有し楽しめたら幸いです。


     日程 

     ■放送日
       2020/5/2(土) 21:00~ 
       ニコニコ生放送にて開催予定(コロナウイルスの影響で延期または中止の可能性あり)

     ■申込締切
       2020/4/30(木) 23:59まで

     募集要項 

     ■参加資格
       音MADに対して理解のある者(音MAD作者である必要はなし)

     ■作品内容
       ・「音MADと言われてあなたが思いついたもの」です
       ・ひと作品につき時間は約5分まで、1~2分ぐらいの作品が好ましいです
       ・基本的に面白いものだとありがたいのですが、面白くなくてもいいです
       ・Funny的なモノもいいですし、Interesting的なモノでもいいですし、
        そうでないものもウェルカムです。

     ■作品形式
       決して映像である必要はありません
       画像・イラスト・音楽・音声・台本など、
       発想からアウトプットした形あるものであればなんでもかまいません。
       【映像】 mp4(1280*720 30fpsを基本とする)
       【画像】 bmp jpeg png
       【音声】 mp3
       【事務】 pdfまたは画像形式をファイルにまとめる
                 ※ここで言う事務ファイルは、Officeなどの形式です。WordやExcel、PPなど。

       郵送で送る場合は元払いとなります。
       もしもコロナウイルスを送られた場合は即刻中止となりますのでご注意ください。

     ■禁止事項 
       ・削除・開示素材などイベント自体が中止なりうる要因になるもの
       ・公序良俗に反するようなもの
       ・特定の人物・団体などを差別・批判するようなもの
       ・その他主催の判断によるもの

     ■提出
       ・下記のフォームの手順に沿って応募してください。
        (https://forms.gle/k7fTr5vU8ANzyBZ36
       ・匿名投稿可。
       ・その他質問があればDMまで送ってください

     生放送要項 

     ■出演者
       司会:埜村武
       ゲスト:募集中、推薦枠もお待ちしています

     ■生放送の流れ
       ①作品名、作品概要を司会から説明
       ②作品・アイデアを披露、同時に副音声として司会・ゲストの肉声を放送
       ③披露後、ゲストに感想を述べてもらう

     ■その他
       ・放送の順番は主催の独断により決定
       ・大会でもなんでもないので、優勝とかはないですしもちろんご褒美もありません

     最後に 

     ウダウダ書いてきましたが、本当軽いノリで応募お待ちしています。自分の乳首の写真投稿してタイトル「RED_ZONE」でもいいです。思いついた発想を映像にするまで面倒くさいからと言って押し入れの天袋に片づけたものを有効利用してみませんか?みんなで楽しく共有したいと思ってます。
     この企画に関して、質問などありましたらDMまで送ってください。また進捗がありましたら、生放送や動画投稿、ブロマガ等で更新します。



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  • 『2段・3段脚立_月』の解説

    2019-12-12 00:181

    ご無沙汰しております。のむらです。

    今回は、12月3日に投稿した『2段・3段脚立_月』の
    ちょっとした解説をしていこうと思います。

    あらすじを記してから、
    時系列に沿ってシーンごとに解説していこうと思います。



     あらすじ 

     2段・3段脚立を紹介している通販番組を見た貴婦人。彼女はそれを見て、ある計画を思いつく。その計画のために早速電話で注文をし、大量の脚立を入手することに。大量の脚立を使って、一つずつ積み上げたその先には大きな月が。そう、彼女はその月を自分のモノにするために大量の脚立を入手したのであった。月の姿消え大衆は大混乱。メディアが早速ニュースとして取り上げ、ある芸人がチャリティ番組を決行。大物が一斉に集まり、ランナーを応援。中継ではランナーである振付師からの一人称視点という斬新な映像を提供。すると飛び出た月を振付師が発見。その中継を見ていた警視庁は騒然となり、早速犯人の取り囲みを決行。この事態に混乱する貴婦人はどうすれば危機を回避できるか一人考える。マスコミも聞きつけ彼女の家に駆け付ける。すると家の中からピエロの恰好をした男性がリズムに合わせて体操を始める。すると彼は月を豪速球で投げ、その先にいた黄色い熊がどこかへ打ち返す。月がものスゴイ勢いで飛んでいく中、黄色い物体と衝突し地球へ落下。今年騒がせた人物が大量に落下し、建物が爆発。めでたしめでたし。



     0:00~0:02 エピローグ 

     ここの最初の3連符が続くところは、『本格的 ケツを叩いてボンバーマン』のビオランテのところをリスペクトしています。ちなみに、シンメトリーな構図になっているのは、私がスタンリーキューブリックの映画に影響を受けているところから来ています。


     0:03~0:06 2段・3段脚立の紹介 

     脚立MADのくせに脚立の紹介はここだけです。全編そうなんですが、ほとんど映像は使用せず切り抜いた素材と背景を微妙に動かしてるだけのシーンが多いです。この場面では、2段・3段男(スーツの男性)と教卓をリズムに合わせて跳ねさせています。

     ちなみに、この方は元野球選手の野茂英雄です。若い子は調べてみてね。


     0:06~0:08 貴婦人が脚立を注文する 

     番組を見た貴婦人は掃除機で黒電話を吸い取る。ここの黒電話は『ウォーターガンでグルメレース』で出てきた黒電話です。物持ちがいいですね。




     ここはスマブラSPの参戦。参戦おめでとう。



     ここはバジリスクタイム。テキスト入れとけば動画がどうであれ何とか状況は伝えられると思う。

     0:08~0:14 脚立が貴婦人の元へ届く 

     ここで伏線。『ひき逃げ合作~Hit and run~』をリスペクト。ここの吹き出しは、前作でも使用しています。探すのめんどくさくてそのまま使いました。あとこのSAGAWAのトラックは画像検索したら透過素材がそのまま置いてあったので、切り抜かずに済みました。ありがとう佐川。



    ここも伏線。



     あえて人物を登場させてないのは、編集が面倒くさいからって訳ではなく(でもあるが)、届けた人物は実はいなかったという描写になります。つまり貴婦人は誰に脚立を届けてもらったんでしょうか。気になります。



     そんなことより、貴婦人は大量の脚立を入手しててんてこ舞いです。ちなみにここのバックでJR東の「大森」と左右に言ってるのですが、「大盛り」と掛けています。



     シーン転換として大量に出てくる貴婦人。ここは『ウソップ』の0:33当たりを参考にしました。今後の日本はこの貴婦人のように大量の高齢者と共生していかなければなりません。


     0:14~0:27 貴婦人が月を盗みに行く 
     
    ここのパートの映像は、基本的にポスターのデザインを動かしたらどうなるんだろうってのが多いです。曲的にも一番盛り上がるので、視覚的にもキレイだといいかなと思い編集しました。


     大量の脚立を入手した貴婦人は、自宅の和室に脚立を積み重ねることに。 
     ここらへんは修造MADっぽいなぁと思います。和室だし筆文字は似合いますね。あとリアリティを出すために右の襖を開閉させて脚立を登場させてます。まるで脚立に魂があるかのように。



     ここサムネ。やっぱり日本人だから日光と富士山は見てて落ち着くね。



     ここは物語シリーズっぽい。電車MADでもこういう編集よく見るよね。こういう編集は、1秒、2秒だったらできるけど1分作れって言われたら無理。



     ここのバックはトリビアの泉のワンコーナー『トリビアの種』の『旅館のお膳は何膳まで積めるか』という企画です。昔小さい時にスゴイ印象的で覚えてた記憶をサルベージしてきました。やっぱりインプットがあってこそのアウトプットだなぁと思いながら編集していました。
    「有効利用が」はAviutlで無理くり立体化させてます。そろそろBlenderを使おかなぁ。



     ここで積みあがった脚立はビルを軽く超える高さに。貴婦人もこれにはご満悦。 
     いろんな場面で使ってますけど、後ろのビルはAviutlのスクリプトの『2値化』ってのを使ってます。いい感じになるしすごく便利です。ぜひ。



     高く積み上げた脚立で空まで上り詰めた貴婦人。 
     ここは『SoftBank TVCM「月への階段」篇』の広瀬すずがはしごを登っているシーンです。いやぁここまでこの動画にピッタリな素材を提供してくれるなんて、ありがたいなぁソフトバンクさん。もうすぐ倒産しそうだけど。



     ここの「有効利用が」はクッキーを食べていて思いつきました。やってみたら思いのほかよかったので採用。食べ物からでもデザインの着想はあるみたいですね。



     ここは最初『MOTHER2』のロゴに使用と思ったんですけど、文字を引き延ばしすぎるとAviutl君が悲鳴を上げたので断念。結果的に『ペルソナ5』っぽいデザインになりました。あと、貴婦人が前後に動きながら首をガタガタ言わせてるのは、子供を前後に揺らしたときに首がおぼつかない状態で揺れていたところが着想を得ました。かわいいよね。



     ここは「月を奪うには2段・3段脚立が有効だ」と昔の書籍に書いたのを貴婦人が読んだから実行に移したと思わせるようにしてみました。あとペンを持った手が移動する様は、『ザ・ベストハウス123』をリスペクトしています。元気にしてるかな、ピストルバルブ。



     ここでようやく月に到着した貴婦人。 
     ちなみに、ここもソフトバンクのCMを使用しています。ありがとう。倒産するのに。



     ついに月を入手した貴婦人は余裕の表情。 


    0:28~0:33 月の姿が消え、騒然とする大衆

     ここで大衆は月の姿が消えたことに騒然とする。 
     ユニバース作るときに、原西って本当に使いやすいとつくづく思いました。



     陽気になぜ月が消えたのか投げかける2人。原因を知っているかは不明。ただ楽しそう。


    0:33~0:39 月が消えたことをメディアが報じる

     この事件をニュースとしてテレビが報じる。 
     ここのテロップはテレ朝を丸パクリ。ちなみに東京は5chだと思いますが、大阪は6chです。


    0:40~0:42 ある芸人がこの事件について驚く

     この事件を見た芸人は「どうなってんだ!?」と叫び驚く。 
     これらは、2019年の音MAD界隈で話題になったシリーズをリスペクトしました。
      順に左上から
       ・『きいろ(皿)』シリーズ
       ・『otoMAD-synthesis.mid』の合作ラッシュ
       ・『ロキ(みきとP)』シリーズ
       ・『原西Disco合作』のユンナシ



    0:42~0:45 事件を解決するためにある芸人がチャリティ番組を企画する

     「どうなってんだ!?」と叫ぶ相方を見て、チャリティ番組を企画するもう一方の相方。 
     出演する5体は、界隈にとってとても大きすぎる存在でもあった。 
     ここは、『トトトトム・ブラウン』をリスペクトしています。そして、チャリティ番組に出演するこの5体の並びは『どうして世の中の男共は私のことをナンパしないんだディスコ(非公開)五大老のところです。



     0:46~0:48 五大老がチャリティ番組を放映 

     誰に向けてエールを送っているのかは不明だが、 
     真ん中の男が視聴者に向けて一生懸命訴えている。 
     それを支える形で、残りの4人も彼らなりのエールを届けている。 
     ここは、ニコニコオールスター系の映像構成をリスペクトしています。ここだけVegasで編集しました。


     0:49~0:52 番組のマラソンランナーが月を発見する 

     チャリティ番組の一環として24時間マラソンを実施。 
     一人称視点の映像という斬新な構成の中、ランナーは道中月を発見する。 
     ここのゲージや台詞枠は、『スターフォックス64』をリスペクトしています。一人称視点って言ったら何かなぁと考えてたらここにたどり着きました。また音MAD的には、『タケシ合作2』と『ASMRのグルメレース【体験版】』をリスペクトしています。


     0:52~0:55 警視庁がこの番組を見て捜査を開始 

     たまたま会議中にチャリティ番組を見ていた刑事たち。 
     この重大事件を解決するために捜査を開始することに。 
     ここの素材は、全員警察にちなんだ素材です。警察オールスターというのか。


     0:55~1:01 早速犯人の取り囲みを実施 

     早速犯人を特定し取り囲みを実施。 
     ここは特に参考元はないんですが、少しでもカッコイイところも作っておきたいなぁと思い制作。イメージとしてはボカロのPVっぽい感じですかね。ここのエフェクトは、Aviutlの『漫画化』とカスタムオブジェクトの『山ポリゴン+』をX軸に90度回転させて無理くり背景にしています。色調が黒と白だと、色彩感覚をあまり問われないから作りやすいんですよね~。


     1:01~1:07 追い詰められた貴婦人は一人考えることに 

    取り囲まれた貴婦人は、どうすればこの危機から脱することができるのか一人考えることに。
     ここは完全に『水曜日のダウンタウン』のOPっぽいです。2019年も世間は薬で話題になったので、シャブシャブな映像を作ってみました。後ろの背景には、前作の『2段・3段脚立_戦』のワンシーンを再利用しています。さらに月に目を付けているのは『ルナ本さん』をもとに作ってみました。


     1:07~1:13 事件のネタ嗅ぎつけたマスコミは貴婦人の自宅に集まる 
     特ダネになると予想したマスコミたちがこぞって貴婦人の自宅を特定し集まってくる。 
     しまいには「出て来いよ」「オイ」などとヤジを飛ばす始末。 
     ここはいかにもマスコミ・テレビという感じにしたかったので、マスコミのイラストに『リズム天国のレスラー会見』の記者を使用。テロップについては画像の下に参考元を記載します。
      ①不明                ②日テレとかでよく見る
      ③しくじり先生            ④不明
      ⑤不明                ⑥おそらくVS嵐
      ⑦イッテQのお祭り男         ⑧ホンマでっかTV
      ⑨不明                ⑩しゃべくり007など
      ⑪水曜どうでしょう          ⑫トリビアの泉


     ここは、『Pea-Nuts Butter's map』の最初の部分をリスペクト。やっぱり『2値化』は使えるね。


     1:13~1:18 家から出てきたのは謎の道化師 

     マスコミが取り囲んでいる家から出てきたのは謎の道化師。 
     部屋の片隅で何やらダンスのようなウォーミングアップをしている。 
     2019年何かと話題になったドナルドがここで登場。原曲に近い「デンッ!」という音をただ音合わせしただけなのになぜか怖い。一応ここの家は断面図になってるんだけど、動きが速すぎてよくわからなかった模様。


     1:19~1:28 道化師が投げた月を熊が打ち返す 

    ウォーミングアップを終えた道化師は、なんと貴婦人が持っていた月を豪速球で投げる。
    それを余裕の表情で打ち返す黄色い熊。
     言わずもがなここは『ドナルド投手』です。あとプニキが打ち返しているこの構図は『スマブラSPのホームランコンテスト』になります。一回もやったことないけど。



     打ち飛ばされた月は空を大きく移動。 
     それを見上げるある一人の男性は「えっ?」と声を出すことしかできない。 
     ここの藤原竜也の「えっ?」は、Youtubeで『藤原竜也「えっ?」』という動画から使いました。なんで100万再生されてるのかは謎。


     1:28~1:40 月が謎の物体に当たり… 

     移動していた月が先ほど車に引かれた黄色い物体とぶつかり落下。 
     他のオチを考えようとしましたが無理でした。



     すると、なぜか人間が建物に落ちてきて爆発。めでたしめでたし。 
     ここで落ちてきた人物というのは、2019年世間を騒がせた芸能人たちです。
      時間順に
       ・宮迫博之(雨上がり決死隊)
       ・田村亮(ロンドンブーツ1号2号)
       ・徳井義実(チュートリアル)
       ・田口淳之介(KAT-TUN)
       ・後藤真希(モーニング娘)
       ・沢尻エリカ
       ・ピエール瀧(電気グルーヴ)
       ・木下優樹菜(Pabo)
       ・新井浩文
       ・浦田直也(AAA)
       ・友井雄亮(純烈)
       ・田代まさし
     何で騒がせたかは、バイキングでも見てください。


    ということで解説はおしまいです。よいお年を。

  • イノベーター理論・キャズム理論から見た音MADの大衆化について

    2019-09-28 01:48

    ご無沙汰しております。のむらです。

    最近、ハンマー氏が音MADについての意見をブログにて公開しているのを拝読し、
    「面白いな~」と思い、感化されたので久しぶりに私も書いてみることにしました。

    私事はさておき、
    まず「イノベーター理論」と「キャズム理論」とは何なのかをカンタンに説明してから、
    音MADの大衆化」との関係について述べたいと思います。



    イノベーター理論とは

     イノベーター理論の概要 

    イノベーター理論」と「キャズム理論」。
    これらは、マーケティングなどの用語です。

    まず、イノベーター理論とは何のか。
    この下の図をご覧ください。


    出典:キャズム理論とは | イノベーター理論とキャズムを超える戦略を解説
    この図では5つの段階があります。
    • イノベーター(革新者)
    • アーリーアダプター(初期採用者)
    • アーリーマジョリティ(前期追随者 / 前期大衆)
    • レイトマジョリティ(後期追随者 / 後期大衆)
    • ラガード(伝統主義者)
    この5段階は、商品・サービスがどの段階で普及するかを時間によって分類したものです。


     音MADとイノベーター理論 

    先ほど述べた5つそれぞれの段階について、
    音MAD作品がどんな層に見られているのかと
    無理やり結び付けて詳しく説明したいと思います。


    イノベーター(革新者)
    市場全体の2.5%にあたります。商品が発売されてすぐ買う人たちのことです。
    この人たちは、商品に目新しさや革新的なものに惹かれてしまいます。

    音MAD作品では、音MAD作者にあたる層なのではないでしょうか。
    目新しさや革新的というのは、その動画の表現力や斬新さなどを評価することと繋がります。


    アーリーアダプター(初期採用者)
    市場全体の13.5%を占めます。流行に敏感であり、自ら判断して製品を購入します。
    例として、iPhoneが発売されすぐレビューしているYoutuberを見て購入する人とかですかね。

    界隈では、音MAD見る専にあたるかと思われます。
    多くの作者がマイリスをしている動画や、10選で選ばれた動画などを参考にして、
    それらの作品がより広がっていく感じに似ているような気がします。


    アーリーマジョリティ(前期追随者 / 前期大衆)
    新しいものに興味は持つが慎重に買うかどうか決める人たちです。
    アーリーアダプターの影響を強く受ける傾向があります。

    上の2つの段階によって、その作品が評価されることによって、
    ランキングやTOPページ、Twitterでの拡散やタグのシリーズ化などが相まって、
    視聴しようとするいわゆる昔でいうニコ厨がそれにあたるのではないでしょうか。
    (現在2019年は、Youtubeや海外サイトでも多くの音MAD作品を拝見できるので、これにあたる言葉が難しい)


    レイトマジョリティ(後期追随者 / 後期大衆)
    新しいものや流行には慎重で、それが世間で浸透してくると、
    それに便乗したかのように購入する人たちです。
    上記のアーリーマジョリティに強い影響を受けます。みんな持ってるから買うみたいな。

    この段階になってくると、ランキングはその動画シリーズで埋め尽くされ、
    Youtubeには転載、大百科の作成、Twitterやtiktokでバズる、ネット記事が作成される。
    一般的なネットユーザーに認知され、加えて、学校などでも一部のオタク界隈からその語録が聞こえてくる段階なんじゃないでしょうか。



    ラガード(伝統主義者)
    その商品については保守的で、今の環境に不自由なく満足しているため、
    わざわざ変化を求めていない人たちのことを指します。
    前のケータイが壊れたから、連絡ができないからなどやむを得ない理由でスマホに変えた人たちのことですかね。

    これはもう、音MADはもちろんニコ動やYoutubeでそういった動画を見る習慣がない人たちのことでしょうか。
    SNSでもInstagramなどにいるいわゆる陽キャや、まったくネットを使わない高齢者など、
    何かこちら側が犯罪や事件を起こさない限り目の当たりにしない層のことを指すのではないでしょうか。




    キャズム理論とは

     キャズム理論の概要 

    キャズム理論とは、イノベーター理論で定義された「アーリーアダプター(初期採用者)」から「アーリーマジョリティ(前期追随者 / 前期大衆)」へ、商品やサービスが普及する際の障害のことです。上の図のグラフにおいて、その間に大きな溝があることをキャズムと呼んでいます。


     音MAD作品とキャズム理論 

    キャズム理論から考えると、「イノベーター(革新者)」と「アーリーアダプター(初期採用者)」は、キャズム(溝)の手前に分類しているので、商品の普及にはあまり困難を強いられないでしょう。

    音MAD作品においては、イノベーター=音MAD作者アーリーアダプター=音MAD見る専の中で盛り上がっている状態を指します。よくある界隈での流行って感じですね。

    そこから、いかにしてアーリーマジョリティ、つまりここでいうニコ厨に多く視聴されるかによって、その動画が多くに人に見られる=流行→定番→文化へと発展していくかにつながっていきます。

    音MAD界隈におけるキャズムの良い例として、
    うんこちゃんこと加藤純一氏が配信した「MAD見る枠(2019/08/28)」があります。

    この動画の17:16、22:05など加藤氏が動画に対しての苦言や、
    ニコ生とYoutubeのコメントの反応などを見た感じ、
    作者の演出がかえって反応が悪くなってしまっている場面が見受けられます。

    これらは、ニコ生、そして加藤純一氏の配信は見ているが、音MAD界隈を知らない層。
    つまり音MAD界隈におけるアーリーマジョリティ=ニコ厨と、
    その素材の出元や流行の経緯、語録などをよく理解している我々作者=イノベーター
    見る専=アーリーアダプターとの間に大きな価値観の差、つまりキャズムが生じていると捉えることができます。


     溝を埋め大衆化させる 

    ここから生じた問題を解決するには、
    このキャズムを乗り越える演出に工夫をしなければなりません。

    先ほどの配信を参考にすれば、「素材の味を生かす」ことによって、
    キャズムを乗り越えることが可能になります。

    ただこれはあくまでも一例にすぎず、
    キャズムを乗り越える共通の課題としては、
    動画がどのようにして多くの人に見られるようになるか、
    その仕掛けを考えて制作する必要があるのではないでしょうか。

    マーケティングからの視点で動画を制作すれば、
    音MAD大衆化への道も近いかもしれません。


     多角的にみる音MAD 

    私が危惧しているのは、よく見る演出や戦法をただ模倣しただけの動画を
    投稿し続けたり、同じような動画を視聴し続けることです。

    以前、ハンマー氏は面白い動画を作る方法について、
    面白い動画を作る音MAD作者さん方は全員、無自覚のうちに音MADから離れる時間を活用しています。音MADから離れた些細な時間で得た発見、アイデアから、情熱とアイデアを抽出しているのです。

    出典:面白い動画を作りたいのならば一切動画を作るな
    と述べています。

    これからわかる通り、同じようなインプットを続けてしまうと、
    思考が停止してしまい、結果的に過去に多くやりつくされた同じような演出しかできなくなってしまう危険性が出てきます。

    なんでもそうだと思うのですが、いざ学校や会社で会話してみると、
    全く違う価値観を持った人たちが大勢います。

    それが会話ではなく、コンテンツでも現在ネットを使えば容易に映画や本、ニュースや文献など待ったくこの界隈にかかわりのない情報も用意に入手することが可能です。

    その多様な価値観を吸収し、みなさんが持っている動画を制作する表現力と掛け合わせれば、
    先ほども述べたキャズム(溝)を埋めることが容易なのではないかと考えます。




    まとめ

     音MADはどうあるべきなのか 

    昨今、世の中すべてがそうだと思うのですが、よく「多様化」という言葉を耳にします。
    実際、グローバル化やダイバーシティなどと言われていますが、
    ネットの中でも比較的閉ざされている空間である”音MAD界隈”もその波に押されようとしています。

    各方面の意見を見る限り、賛否両論あると思いますが、こんな記事を書いときながら、
    個人的にはなるようになったらいいんじゃないかという傍観の立場を取っています。
    すごいセコいやり方だと思いますが、私には界隈を動かす力はそんなにないと思っていますし、作りたいものを作れたらそれでオッケー的なところがあるので、
    より影響力のある方々で勝手に引っ張っていただけたらいいなぁと思っています。(サイテー)

    そんな中で、ふと大学で学んだ「イノベーター理論」と「キャズム理論」が、
    少し前に話題になった「音MADの大衆化」を結び付けたら面白いんじゃないかと思い、
    記事にした次第であります。

    よく制作における技術的な記事はよく見ますが、
    それとは違った視点から見た音MADも面白いんじゃないでしょうか。
    そういった主張が増えることを楽しみにしています。


    おしまい