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【のりこえねっと通信0041号】今週の[のりこえねっとTV]は、8月13日(水)21時より「慰安婦問題を考える①梁澄子×北原みのり」 必見です!
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【のりこえねっと通信0041号】今週の[のりこえねっとTV]は、8月13日(水)21時より「慰安婦問題を考える①梁澄子×北原みのり」 必見です!

2014-08-11 18:36
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■■    のりこえねっと通信 0041号 2014年8月11日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
     賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
    
     9日土曜日「2014平和の灯を! ヤスクニの闇へ 8・9キャンドル行動」
    に参加してきました。在特会が50人ほど嫌がらせに来ていましたが、それよ
    りひどかったのが、いわゆる街頭右翼。白山通りの両側に街宣車を並べて、
    両方から音の暴力。最後には解散地点に街宣車で突っ込んできました。この
    ような無法を続けなければ守れない靖国神社とは、どういうものなのか。今
    一度問う必要があります。のりこねっとTVでは、来週の放送では靖国問題を
    とりあげる予定です。
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.8月13日 のりこえねっとTVのお知らせ 「慰安婦問題を考える①」
    2.8月4日のりこえTV報告 「徹底討論!ヘイトスピーチ規制法」
    3.今後の反レイシズム情報
    4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
    5.新聞・雑誌記事・Webより
    6.韓国学習サイトが開設
    7.編集後記
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
    
    ●1.8月13日のりこえねっとTVのお知らせ
    
    ★タイトル:「慰安婦問題を考える① 梁澄子×北原みのり」
    
    今週は特別に13日(水)午後9時から生放送です
    
    ◎放送日時 8/13(水) 21:00-22:00
    
    ◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv189147197
    
    毎月第2週目は「女のワイドショー」×のりこえねっとTV!
    7月より毎週月曜日になりましたが、今週は特別に水曜日に放送です。
    
    8月14日は、1991年に韓国の金学順(キム・ハクスン)さんが
    日本軍「慰安婦」被害者として初めて名乗り出た日。
    2012年12月、第11回アジア連帯会議が台北で開かれ、
    8月14日を「日本軍「慰安婦」メモリアル・デー」とすることが決まりました。
    また、2014年6月16日には、旧日本軍による慰安婦問題の解決を目指してい
    る韓国挺身隊問題対策協議会が、スイス・ジュネーブの国連本部前で、
    8月14日を「慰安婦メモリアルデー」として制定するよう国際社会に呼び掛
    ける活動を行いました。
    同協議会は、慰安婦メモリアルデー設定のための
    署名活動を世界各地で実施しており、これまでに92カ国、約150万人の署名
    が集まったということです。
    日本では、8月5日の朝日新聞朝刊で慰安婦問題の特集を掲載し、大きな話題
    となっています。
    今回は、戦争と女性の人権博物館(WHR)日本後援会代表の梁澄子(やん・
    ちんじゃ)さんをお迎えして、慰安婦問題の解説と、これからについてお話
    を伺います。
    
     <出演>
    梁澄子(やん・ちんじゃ)
     戦争と女性の人権博物館(WHR)日本後援会代表
     通訳・翻訳業。一橋大学などで非常勤講師。
     在日朝鮮人「慰安婦」被害者、宋神道さんの裁判支援運動を中心に、
     1990年代初めから日本軍「慰安婦」問題に関わり続ける。
     共著に『オレの心は負けていない』(樹花舎)、 
     翻訳に『20年間の水曜日』(東方出版・尹 美香 著)などがある。
    
    北原みのり(きたはら・みのり)
     のりこえねっと共同代表・コラムニスト・ラブピースクラブ代表
     ツイッター:https://twitter.com/minorikitahara
    
    
    ◆視聴方法についてあらためて記載します。
    【視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/
    
     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv
    
    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。
    
    
    ◆皆さまへのお願い
    
    現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
    のトップページ番組表に掲載されておりません。
    Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
    表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。
    番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が200名を
    超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
    拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●2.8月4日のりこえTV報告
    「徹底討論!ヘイトスピーチ規制法 松沢呉一×野間易通」
    
     7月24日、国連の自由権規約委員会は日本の人権状況に関する見解を出
    し、慰安婦問題の解決とヘイトスピーチの規制を日本政府に対して求めまし
    た。8月20~21日には、人種差別撤廃委員会(CERD)が対日審査を行いま
    す。ここでもおそらく、同様の勧告がなされる見通し。国連は日本に何を求
    めているのか、またそれに対して日本政府はどのように対応すべきか、簡単
    に解説した後、ヘイトスピーチ規制法断固反対派の松沢呉一と賛成派の野間
    易通がケンカをします。
    
    国連自由権規約委員会 初めてとりあげられたヘイトスピーチ
    
     最初に野間さんが勧告について解説します。自由権規約委員会では数年ご
    とに各国の人権状況を審査し、そのたびに政府が回答する。政府見解はいま
    も一貫して、あからさまな差別はない、というもの。今回初めてヘイトス
    ピーチが取り上げられたが、前回は2008年で、在特会がまだ街頭に登場する
    前だった。
    この6年間での日本の人権状況が激変してことを示しているとのことです。
     勧告について松沢さんは、人種差別撤廃条約4条の留保を外して刑事罰を
    導入せよという内容だが、意図しない問題に広がる恐れがあると語ります。
    被害者が告訴告発しなくてもいい法律は社会的法益を守るためのものであっ
    て、被害者救済のための法律ではないからです。そして人種差別撤廃条約は
    留保可能で刑事罰以外の方法でも結果が出せればいいものであり、不十分と
    はいえ民事では結果が出ている面もあると主張します。
    
    野間さん「表現の自由と言えれば何もしなくても自由があるのか」
    
     そもそもヘイトスピーチの法的規制が浮上したのは去年ぐらいから。野間
    さんも、表現の自由に抵触するということで差別禁止法やヘイトスピーチ規
    制法には反対の立場をとっていたそうです。また歴史修正主義的言説には言
    論で対抗すべきという意見が正しそうに響き、左翼的立場からの法的禁止の
    主張には拒否反応もあったと語ります。しかしヘイトスピーチの蔓延は表現
    の自由を狭めることにつながるのだから、対抗言論が必要だ、で終わるので
    はなく、マスコミは反ヘイトスピーチキャンペーンをやれ、表現の自由と言
    えれば何もしなくても自由があるかのような態度が多すぎると続けます。
     松沢さんは、規制反対の多くがそういう意見だが、可能な選択肢を示す必
    要があると語ります。規制の代案はかなり出ているし橋下大阪市長も言い出
    しており、代用が可能なら何ら問題はないので公的施設からヘイトスピーチ
    団体をさっさと排除すればいいと述べ、これは規制であって、国の法律で刑
    事罰の科されるヘイトスピーチ禁止法ではないと強調します。また、民法・
    刑法ともに法整備せよとの勧告だが、自公両党がヘイトスピーチ規制を呑む
    可能性はあるし、自民党若手が勉強会を始めているという話も聞いたと述べ
    ます。そして、マジョリティ側だけをつかまえる法律は作りようがなく逆に
    も使えるので、そこに日本民族や宗教への言及を規制対象に入れたいと思っ
    てる人々がいると語ります。法律は拡大する可能性を常に考えないといけな
    いし、自公が利用価値の高いヘイトスピーチ規制法でセーブするとは思えな
    いと強調します。
     
    松沢さん「自民党若手が検討するヘイトスピーチ規制法へ危惧」
    
     名誉毀損や侮辱は表現の自由を考慮してなかなか刑事罰にいかないので、
    靖国や朝鮮総連を批判してヘイトスピーチ規制法で捕まえるというふうには
    ならないだろうと語る野間さんに、松沢さんは、名誉毀損や侮辱は個人的法
    益を守るための規定だが、被害届なしに警察の判断で好きなようにできる社
    会的法益を守るための法は緩みやすく、厳格でなければならないと反論しま
    す。さらにヘイトスピーチは脅迫や名誉毀損よりも定義が難しく、たとえば
    米国のヘイトクライム法は連邦法なのに州によって運用に大きなばらつきが
    あると指摘します。
     ヘイトスピーチの定義について野間さんは、在日や部落出身という属性に
    よって法が適用されるということではなく、文脈においてマジョリティ・マ
    イノリティの不均衡を利用した不公正な言説かどうか、ということでいいん
    じゃないかと語ります。しかし松沢さんは、それも線引きはなかなか難しい
    と語ります。イスラムを揶揄した場合にも、属性に関係なく、宗教的憎悪が
    背景にあるかどうかだけを基準に判断することになるので、必ずしもマイノ
    リティ救済の法にはならず、権力がいつでも使えるものになると反論しま
    す。そして両人とも、生野区で起きた「日本人なら誰でもいい」と人を刺し
    た事件はヘイトクライムと規定し、そういうものは想定しうることだと一致
    します。
     野間さんは、それにしても複雑で危険性があるから規制法はやめておくべ
    きという話でいいのか、似た問題は他の方法においても起こりうるし、条例
    であれ民法上の不法行為の判例であれ松沢さんが言う代替案も法ではないか
    と問います。松沢さんは、他に選択肢があるのだから構わない、どうしてそ
    こまで規制法にこだわるのかわからないと述べます。全国知事会の依頼で書
    かれた論文によれば、ヘイトスピーチが起きているのは一部の地域だから条
    例で規制する方がいい。それに公園条例や施設条例は行政・施設を縛るもの
    で、人間を処罰するものではないので影響範囲は異なると主張します。さら
    に、橋下大阪市長の言う第三者機関もヘイトスピーチか否かを認定するだ
    け、認定したらヘイトスピーチ団体の責任者を晒し物にすればいい。お上が
    やることのプレッシャーはまた違うだろうとも。
    
    松沢さん「ヘイトスピーチ規制法をつくっても効果が出るか」
    
     また、松沢さんは語ります。規制法をつくっても効果が出るかどうか、フ
    ランスは効果が上がらないということで教育をきちんとしようとか言い出し
    ている。さらに他の国では議論・検討を重ね、豪州は20年ほどかけて段階的
    に徐々にやっている。焦らずにそれぞれの国の実情に応じるしかない。米国
    では、州によって違うが年間9000件程度のヘイトクライムが起きている。緊
    急度・深刻さは直接の被害者には厳しい言い方だが、日本では陰湿ではある
    がそんなに起きてない、と。それを受けて野間さんが「実情にあった法規
    制、法規制OKということですね」。松沢さんは「この詐欺師め!」。
     次に野間さんは、ヘイトスピーチを街や映像で見た人が、なぜ法で許され
    るのか、警察が何で許可するのかという感覚を抱くことにきちんと向き合っ
    た方がいいと語ります。皆が共有する常識・モラルの中に、駄目なはずでは
    ないのかという違和感がある。それが法律の条文に反映されていないなら入
    れるべきだとの主張に、松沢さんは、公安条例の改正とか施設条例とかで対
    応できるから、制裁欲を直ちに満足させる必要はないと反論します。そして
    野間さんは、施設使用などで役人を縛るのは実践的な方策だが、それとは別
    に、法的な犯罪であることが社会的に共有されるべきで、制裁の程度よりは
    犯罪であることを社会的に認定することが必要とし、京都の民族学校の民事
    判決はクライムではなく被害回復だったと語ります。一方、松沢さんは、権
    力だけでなく、一般人も公権力による犯罪認定を背景に叩こうとする危険性
    があることを同時に考えなければならないと指摘します。
    
    野間さん・松沢さん「条例でもなんでも良いのでヘイトスピーチ規制を!」
     
     しかし野間さんは、ストーカー防止法を例に、迷惑行為等防止条例に恋愛
    感情という基準を加えることで、被害の多いストーカーという概念を法的に
    確立した意義があり、それにより理解が進むこともあるのではないかと問い
    ます。
    松沢さんは、それは重要なことだが、ヘイトスピーチというのは難しすぎる
    ので馬鹿でも理解できるようにしとかないと正確には理解できないと反論し
    ます。
    ヘイトスピーチが差別の扇動であるならば、力のない人間が「ぶっ殺すぞ」
    と言ったらヘイトスピーチになりかねない。弱い方の人間に一方的にしわ寄
    せされる法律になりかねない。それよりも店に入れないなどの行為を犯罪化
    した方がましだ。外国人を入場させないという境界線ははっきりしている
    し、入れないという境界もはっきりしているから刑事罰も可能だとも語ります。
     野間さんは、どこまでを規制するかについてはいろいろ段階があり、桜井
    誠の書いた本がどんなにヘイトまみれでも必ずしも処罰する必要はないが、
    公に「朝鮮人殺せ」と叫ぶとか、どう考えても駄目なものがあると語りま
    す。それに対し松沢さんは、一番上にヘイトスピーチ規制法があり、刑事
    罰・民事・指導などのランクがあるわけだが、いきなり一番危険なところに
    行くのは避けるべきだろうと反駁します。野間さんは、段階を経ていけばい
    いと多くの人は思っているので、いきなりという前提が違っていると考える
    が、いずれにせよ松沢さんを論破したらいい法律ができる、松沢さんは先に
    自分で考えてみんなが遅いように感じてしまうけれど、いまは論点出しの段
    階だろうと語ります。そして松沢さんは、俺がいらつくのはみんな議論しな
    いことなんだ、と。
     最後に野間さんが、ある行為を犯罪とすることは桜井誠になったようでた
    めらいもあるが、ここが覚悟の決め所かと思うとし、法律化にはこちら側も
    危険にさらされる可能性はあるが、それを認識した上で、刑法だけでなく条
    例でもヘイトスピーチ撲滅都市宣言でもいいので、ヘイトスピーチ規制に向
    けて頑張ろうという結論になった、とやや強引にまとめて2時間の対論を終
    わりました。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●3.今後の反レイシズム情報
    --------------------------------------------------------------------
    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
    ★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
     日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
     以内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記
     して下さい。
    
    1)8.14日本軍「慰安婦」メモリアル・デー★トーク&コンサート
    
    日時:8月14日(木)19:00~21:30
    場所:日比谷コンベンションホール(大ホール)日比谷図書文化会館B1 階
    コンサート 李政美・竹田 裕美子
    トーク 梁澄子(戦争と女性の人権博物館日本後援会代表)
        渡辺 美奈(女たちの戦争と平和資料館事務局長)
    参加費:一般1,000 円、学割800 円
    主催: 戦時性暴力問題連絡協議会
    
    ※8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初
    めて名乗り出た日です。この被害と闘いの歴史を忘れないために、8月14日
    を「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」に、さらにこの日を国連記念日に
    しようと第12回アジア連帯会議で決定し、各国で市民の取り組みが始まって
    います。
    (WAMのHPより)
    全国の他のイベントは以下のURLをご覧ください。
    http://wam-peace.org/20140806/
    
    
    2)安倍戦争国家の「追悼」を許さない!8.15反「靖国」行動 集会とデモ
    
    日時:8月15日(金) 13:15~開場 集会後デモ
    場所:全水道会館4F (JRほか 水道橋駅2分)
    発言;北村小夜(元教員)・天野恵一(実行委)
    主催:安倍戦争国家の「追悼」 を許さない! 反「靖国」行動実行員会
    http://2014815.blogspot.jp/
    ※このデモには在特会が妨害行動を予告しています。
    
    
    3)“文学とアンチ・レイシズムⅡ”……あれから1年……
    
    日時:8月29日(金)18:00~20:00
    場所:日本文藝家協会(地下鉄 有楽町線 麹町駅1番出口)
    ゲスト:桜井 信栄(南ソウル大学助教授)
    中沢 けい(作家 法政大学教授)
    会費:¥1,500(当日¥2,000) 学生・65歳以上の方は¥500引き ドリンク付
    申込:電話(03-3265-9657)またはFAX(03-5213-5672)で予約
    主催:日本文藝家協会
    http://www.bungeika.or.jp/index.htm
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
    
    カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
    経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。
    
    1)8・15 反日極左勢力を国民の力で包囲殲滅しよう!
    ●日時:8月15日(金) 15:00集合 ☆変更する場合あり
    ●集合場所:九段下交差点・神保町交差点 ☆変更する場合があります。
    ●主催:在日特権を許さない市民の会 東京支部
    ※「8.15反「靖国」行動」への嫌がらせです。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●5.新聞・雑誌記事・Webより
    
    1)"従軍慰安婦"は"性奴隷"ではない?
    なでしこアクション・山本優美子氏が会見
    BLOGOS編集部 7月9日
    
    9日、従軍慰安婦の問題に関し、海外における慰安婦像設置の反対活動など
    を行っている「なでしこアクション」の山本優美子氏が会見を行った。
    (略)
    「重要なポイントですが、今日の会見について、外国特派員協会のウェブサ
    イトに、"They are annoyed that the term is being used widely these
    days to depict sex slaves during Japan's invasion of mainland Asia
    in 1930s and early 1940s. "という説明がありましたが、私たち
    は"comfort Woman"
    (従軍慰安婦)を"sex slave"(性奴隷)と言うことに強く反対しています。
    また、"Japanese conservatives and nationalist groups are also
    disturbed by the report of the UN Commission on Human Rights"という
    記述がありましたが、私たちは愛国者であってナショナリストではないとい
    うことを、みなさんは理解していただけると思っています。私たちは日本を
    とても愛しています。しかし、特定の人々を差別することはしません。
    さて、私は"Japanese Women for Justice and Peace"、通称"なでしこアク
    ション"の代表をしています。
    "なでしこアクション"は、有志の女性たちが誤った宣伝活動をやめさせるた
    め活動している団体です。従軍慰安婦の存在を認めないということではな
    く、従軍慰安婦が性奴隷と誤解されるのを好みません。
    また、海外で慰安婦の記念碑が作られることや、それらの動きに対して抗議
    の意志を表明してきました。
    アメリカに在住する日本人の母親たちから、たくさんのメールが寄せられます。
    カリフォルニア州グレンデールに住んでいる方からのメッセージをご紹介し
    ます。
     「私は日本人ですから、グレンデールのセントラルパークに置かれた慰安
    婦像を見るととても不安になります。私は外国人男性と結婚し、7歳になる
    娘がいますが、娘は、"なぜ憎まれるのか。私は半分日本人だが、自分自身
    を憎むことはできない"と。彼女には何の関係もありません。
     慰安婦の像は、教育的に問題があるばかりか、混乱や日本人への差別を生
    みます。アメリカには様々な人種や考えの方の方が住んでいますし、人種ご
    とに別け隔てたりしないのがアメリカの美徳だと思っています。」
    グレンデールの慰安婦像は、"私は日本軍の性奴隷だ"と言っています。
    (略)
     ところで、国際連合人権委員会(UNCHR)は、慰安婦問題を国際的な課題
    だとみなしています。私たちは他の団体とも協力し「慰安婦の真実国民運
    動」(略称ATCW)を立ちあげ、今月14~16日にジュネーブを訪れ、適切な手
    順で調査がなされるようUNCHRに交渉を行います。団長は、私が務め、事務
    局は歴史研究者の細谷清氏が務めます。帰国後、レポートを作成、多くの人
    に、UNCHRで何があったのかを知っていただけるようにしたいと思います。
    (後略)
    http://blogos.com/article/90160/
    ※この山本氏たちがジュネーブでの交渉の結果はどのようになったかは2)
    をご覧ください。
    
    
    2)国連人権高等弁務官 が、日本の“慰安婦”問題へのアプローチは被害者
    の人権をさらに侵害すると指摘
    8月7日IMADR反差別国際運動 ウェブサイト
    
     8月6日、ナビ・ピレイ国連人権高等弁務官は、日本政府に対して ”慰安
    婦”問題の公平で持続的な解決の追求を強く求める声明を発表しました。こ
    の声明は、日本政府の最近の動きに加え、7月15、16日に国連で行われた自
    由権規約の日本審査による勧告など国際的な動きを受けてでてきたものと思
    われます。
    ”慰安婦”被害女性に対するヘイトスピーチに関しては、昨年の社会権規約日
    本審査においても、被害女性たちの権利回復と一般社会の教育の必要性が促
    されました。
    http://imadr.net/navi-pillay-statement/
     
    
    3)人種差別撤廃委員会の日本審査でとりあげられるテーマリストが発表さ
    れました。
    8月7日 IMADR反差別国際運動 ウェブサイト
    
    8月20・21日に国連人種差別撤廃委員会(CERD)による日本審査が行われます。
    審査でとりあげられるテーマリストがCERDより発表されました。差別禁止
    法、国内人権機関、より深刻になるヘイトスピーチの問題を含め、IMADRが
    関わってきた日本における人種差別のさまざまな課題についてCERDが審査を
    します。
    なお、審査をうけてCERDから日本政府に送られる総括所見は、8月下旬から9
    月上旬にかけて発表されることが見込まれます。発表があり次第、お知らせ
    致します。
    テーマリスト全文は以下からご覧になれます。
    http://imadr.net/wordpress/wp-content/uploads/2014/08/List-of-Themes-Japanese.pdf
    http://imadr.net/cerd-list-of-themes/
    
    
    4)舛添知事 ヘイトスピーチ規制の法整備を
    8月6日 NHK NEWSWEB
     
     東京都の舛添知事は、「ヘイトスピーチ」と呼ばれる民族差別的な言動を
    繰り返す街宣活動について、「そんな恥ずかしい言論を許していいのか」と
    述べ、6年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、政府・
    与党に対し、規制するための法整備を進めるよう求める考えを示しました。
    東京都の舛添知事は、都内で開かれた鳩山元総務大臣が会長を務める自民党
    内のグループの会合で来賓としてあいさつしました。
     この中で、舛添知事は、「ヘイトスピーチ」と呼ばれる民族差別的な言動
    を繰り返す街宣活動について、「仮に個人に対してであれば脅迫罪に当た
    る。こんなことをやっていたら東京オリンピックはできない。人種や国境、
    宗教の壁を越えて、スポーツで結びつく平和の祭典の開催都市で、そんな恥
    ずかしい言論を許していいのか」と述べました。
     そのうえで、舛添知事は「東京都が条例で規制しても周辺の都市で同じこ
    とをやられたらどうしようもない。国のレベルでしかるべき対策をとるべき
    だ」と述べ、6年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、
    政府・与党に対し、ヘイトスピーチを規制するための法整備を進めるよう求
    める考えを示しました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140806/k10013595781000.html
    
    
    5)安倍首相、日韓改善に意欲=ヘイトスピーチ対策検討
    時事通信 8月7日
    
    安倍晋三首相は7日午前、首相官邸で東京都の舛添要一知事と会談し、日韓
    関係の改善に向け意見交換した。先月訪韓して朴槿恵大統領と会談した舛添
    知事は「大統領は日韓関係がこのままでよいとは思っていない。改善したい
    という意欲は強く持っている」と報告。首相も「同じ考えだ」と応じた。
     舛添知事は、街宣活動で人種や国籍などの差別をあおるヘイトスピーチ
    (憎悪表現)について、「民主主義や基本的人権に対する極めて重大な挑戦
    だ」と述べ、国レベルで規制への対策を検討するよう要請した。首相は
    「(ヘイトスピーチは)日本人の誇りを傷つける。しっかり対処しなければ
    ならない」と述べ、自民党で対応を検討する考えを伝えた。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140807-00000046-jij-pol
    
    
    6)外相レベルなど対話継続で一致 日韓外相会談
    テレ朝News 8月10日
    
     ミャンマーを訪問中の岸田外務大臣は、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)
    外相と会談し、外相レベルも含めた対話を継続することで一致しました。
     韓国・尹炳世外相:「河野談話検証の強行、防衛白書の発表など、日本側
    による相次ぐ措置。極端な反韓デモやヘイトスピーチなどで両国関係は大き
    く損傷された」
     会談の冒頭、岸田大臣は「良好な日韓関係はアジア太平洋地域の平和に不
    可欠だ」という考えを示しました。これに対し、尹外相は、安倍総理大臣の
    靖国参拝や河野談話の検証など具体例を数多く挙げて、日本の対応を強く批
    判しま
    した。両外相は、今後も慰安婦問題などを協議する局長級協議を継続するこ
    とや、外相レベルも含めて頻繁に意思疎通を行うことで一致しましたが、韓
    国側は厳しい姿勢を崩していないことから、首脳会談実現の見通しは立って
    いません。
    http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000032335.html
    
    
    7)共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/143 /大阪
    毎日新聞 8月8日 地方版
     ◆仲良くしようぜパレード2014
     ◇多様性の街、差別いらない ヘイトスピーチ反対の輪??大阪
    
     毎月のように梅田や心斎橋、そして難波でヘイトスピーチの毒素がばらま
    かれている。行きかう人々が嫌悪し、標的となっている在日コリアンは心え
    ぐられる。個人を特定せねば法規制の対象にはならないと、それを悪用し拡
    声器を使って憎悪表現を繰り返す。美しいはずの日本語がこんなにも醜悪な
    怒号に変えられていいのかと悲しくなる。人種差別を扇動する集団は自らを
    愛国者だと語るのであろうが、彼らにそれを感じる人は何人いるだろうか。
    彼らはヘイトスピーチを自慢げに動画に撮り、サイト上に流す。日の丸を傍
    らにして、聞くに耐えない差別語を連呼する姿が今、多言語化され全世界に
    配信されている。
    安倍晋三首相は、ヘイトスピーチが「結果的に我々自身をおとしめることに
    なる」と国会で答弁している。
     繰り返される人種差別の毒素をまるで中和するかのように、「差別反対」
    「仲良くしようぜ」「一緒に歩こう」を独特のテンポで唱え歩いた「仲良く
    しようぜパレード2014」が7月20日、大阪の御堂筋を彩った。このパ
    レードを準備したのはなんら政治的背景も、団体の支援もない若者たちだ。
    ヘイトスピーチが深刻化する中、いても立ってもおれずに、その現場に出向
    き、プラカードを掲げ、ハンドマイクを使い、差別をかき消そうと声をあげ
    てきた人々だ。彼らはそうしたカウンター活動を続ける中で、むしろ、自分
    たちこそが発信者となって差別はだめだとの世論を呼び起こそうと、「仲良
    くしようぜパレード」を企画した。昨年初めて実施され約600名がやはり
    御堂筋を練り歩いたが、今年は2倍以上が集まった。ヘイトスピーチ反対の
    人々の輪が着実に広がっていることを実感させた。
     パレードでは共生を訴える多彩なプラカードに加え、あるグループはダン
    スを披露、中国出身の高校生たちの龍踊りは花を添えた。また、多くの障が
    い者が汗をほとばしらせ差別なき社会をめざし、LGBT(性的少数者)の
    立場にいる人々、アジア人、欧米人も「人種主義にNO!」を叫んだ。昨年
    に続き朝鮮王朝楽団が日韓交流を印象づければ、パーカッショニストたちの
    吹き込む軽快なリズムは、体を揺らし、手を振ってエールで応える沿道の
    人々を生み出した。ヘイトスピーチに心痛める人々が少なくないことを知り
    勇気付けられた。
    http://mainichi.jp/area/osaka/news/20140808ddlk27070403000c.html
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●6.韓国学習サイトが開設されました!
    
     一般社団法人学習サイトが「韓国学習サイト」を開設しました。代表理事
    の李起昇さんはこのサイトについて、「このサイトは、韓国の民族や文化に
    ついて、遊び感覚で楽しんでいる内に、知らぬ間に学ぶことを目標にしてい
    ます。
    民族の如何に関わらず、多くの人に楽しんで頂ければ幸いです。」と述べて
    います。最初にメールアドレスを登録する必要がありますが、楽しみながら
    韓国のさまざまなことを学ぶことができる、よい機会になるのではないで
    しょうか。
    詳しくは下記のURLをご覧ください。
    http://kc-learning.com/
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●7.編集後記
    
     夏休みともあって、のりこえねっとには学生さんからの問い合わせも増え
    ています。先週火曜日には、韓国YMCAの夏季プログラムの「こども多文化た
    んけん隊」が事務所にやってきました。とても暑い日に大久保の街を歩いて
    きて、最初は少し疲れ気味でしたが、お弁当を食べて元気になった小学生た
    ちには、大人も少しタジタジでした。「ここはどういう場所なの?」と聞か
    れて、ヘイトスピーチについて、簡潔にわかりやすく説明することが意外と
    難しいことも実感しました。それでも在日コリアンの子どもたちが、ヘイト
    スピーチやヘイトクライムにさらされないようにすることは大人の役目で
    す。あらためてそのことを確認した貴重な時間となりました。
    (か)
    
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    ■のりこえねっと通信 0041号 2014年8月11日発行
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