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【のりこえねっと通信0047号】本日9月22日の放送は、安田浩一さん、中沢けいさん、吉方べきさんが出演です。乞うご期待!
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【のりこえねっと通信0047号】本日9月22日の放送は、安田浩一さん、中沢けいさん、吉方べきさんが出演です。乞うご期待!

2014-09-22 13:29
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■    のりこえねっと通信 0047号 2014年9月22日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
     賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
    
     全国各地でヘイトスピーチと闘うひとびとの姿が増え始めています。路上
    にあふれるヘイトスピーチへのカウンターだけではなく、政治家の責任を問
    う抗議や署名請願、大学内や公共施設利用においての差別事例への対応を求
    める動き等。
     なるべく多くの出来事をご紹介していきたいと思っています。皆様からの
    情報をお待ちしております。「のりこえねっと通信掲載希望」として各地の
    出来事を教えてください。info@norikoenet.org
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.9月22日 のりこえねっとTVのご案内
    2.今後の反レイシズム情報
    3.今週のヘイト街宣・デモ等の Pick Up
    4.新聞・雑誌記事・Webより
    5.のりこえねっと動画アーカイブ公開のお知らせ
    6. 編集後記
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●1.9月22日のりこえねっとTV
    
    22日は午後9時から放送します。
    2013年9月、「のりこえねっと」が発足して1年になります。
    この1年で、ヘイトスピーチはどのように変化していったか。
    現在、どのような形になっているか。
    のりこえねっと共同代表の中沢けいさんがデータをもとに解説します。
    
    そして、毎月第4月曜日の安田浩一さんの回では、吉方べきさんがスカイプで
    「韓国だより」をお届けします。
    
    <出演>
    安田浩一(ジャーナリスト)
    中沢けい(小説家・法政大学教授・のりこえねっと共同代表)
    
    <スカイプ出演>
    吉方べき(韓国・漢陽サイバー大学講師)
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●2.今後の反レイシズム情報
    --------------------------------------------------------------------
    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
    
    ★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
    日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字以
    内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
    さい。
    
    1)「もの言えぬ社会をつくるなPART2 -戦争をする国にしないために-」
    
    日 時: 9月26日(金)15時~17時
    場 所: 参議院議員会館 講堂
    発 言: 木村広さん(出版労連書記長)、山口正紀さん(ジャーナリス
    ト)、杉浦ひとみさん(弁護士)、白井聡さん(文化学園大学助教)、雨宮処
    凛さん(作家・活動家)、安田浩一さん(ジャーナリスト)、白石孝さん
    (プライバシーアクション代表)、前田朗さん(東京造形大学教授)ほか
    
    自分の意見を公の場で堂々と述べることができる、またそのことによって不
    利益を受けない-。表現の自由は、民主主義社会を保障する最も大切な基盤
    のひとつです。
    日本社会において今、その根幹が大きく蝕まれつつあると感じている人が多
    いのではないでしょうか。
    安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、戦争のできる国づくりを
    着々と進めています。国家が戦争を遂行するに当たり、一番邪魔になるの
    が、国民・市民の自由な意見表明と政治参加、そして報道の自由です。
    これら言論に対する封殺は、過去の歴史認識や歴史的事実そのものさえ捻じ
    曲げてしまいます。
    9月16日に開いた第1回目の「もの言えぬ社会をつくるな」には、120
    人を超える市民が参加し、報道と言論をめぐる極めて的確な分析と熱い提起
    が、多くの発言者から寄せられました。
    このリレートークの成果をさらに発展させるべく、第2弾の集会を開催いた
    します。
    もの言えぬ社会をつくらせず、戦争国家への道をストップさせるために、市
    民の声をもっともっと大きく広げていきましょう!
     たくさんの皆さんの参加をお待ちしております!
    
    お問い合わせ・連絡先:福島みずほ事務所(03-6550-1111)
               白眞勲事務所(03-6550-1116)
               有田芳生事務所(03-6550-0416)
               神本美恵子事務所(03-6550-1119)
               仁比聡平事務所(03-6550-0815)
    
    
    2)「国連・人権勧告の実現を!」-すべての人に尊厳と人権を-
    日にち:9月28日(日)13時30分~15時(集会終了後デモ出発)
    場所 都立
    芝公園集会広場
    ・自由権規約委員会勧告の概要報告(海渡雄一さん)
    ・人種差別撤廃委員会勧告の概要報告(師岡康子さん)
    ・日本政府は勧告遵守の義務がある(寺中誠さん)
    ・賛同団体からの発言
    
    https://docs.google.com/file/d/0B6-uFIJN0KN2NTQyZDJmV1k1Sms/edit
    
    <主催>
    9.28「国連・人権勧告の実現を!」実行委員会
    
    ●日本政府に対する主な国連人権勧告
     個人通報制度の批准・独立した国内人権機関の設置
     取り調べの完全可視化、代用監獄の廃止、刑事司法手続きの改善
     日本軍「慰安婦」に対する公式謝罪と人権救済
     婚外子差別などに関する民法改正
     マイノリティの子どもの教育
     女性労働者の権利・難民や移住労働者の権利
     アイヌ、沖縄の先住民族の権利
     部落差別問題
     障害者の権利、精神障害者の非自発的入院
     「特定秘密保護法」「ヘイトスピーチ」の差別禁止法制定
     死刑制度廃止に向けた取り組み
     朝鮮学校への適切な財政措置
     性的マイノリティ差別
     人身取引や外国人技能実習生制度
     思想、表現の自由(「君が代、日の丸」不起立者への処分問題)
     福島原発事故後の健康に関する権利など
    http://jinkenkankokujitsugen.blogspot.jp/2014/07/jinkenkankokujitsugengmail.html
    
    
    3)関東大震災 朝鮮人虐殺の真相究明を求める 第2次請願署名にご協力
    ください
    
     私たちは各地で追悼調査を行ってきた市民と研究者を中心に、発足した会
    です。昨年、初めて国会請願署名に取り組みましたが国会閉会とともに審査
    未了となりました。
    
     震災下の虐殺事件は、国家機関自らが流言蜚語を流し、虐殺もし、隠蔽し
    た事件です。
    しかも、震災直後の帝国議会で「目下調査中」と答えたまま91年が過ぎて
    います。
    
     差別扇動がどんなに恐ろしい事態を引き起こすか、日本政府は歴史を直視
    すべきです。第一次署名にご協力くださった方も、2次署名(2014年末
    まで)にお書きいただけます。
    
    チラシのように配布いただける署名用紙を作成しました。
    ダウンロードはこちらからどうぞ。
    署名面だけで結構です。コピーしてご利用ください。
    http://www.shinsai-toukai.com/
    
    または、
    電話 080の4333の1923
    kanto_earthquakeあっとまーくyahoo.co.jp (半角@に変更ください) にご
    連絡くだされば、
    裏面が説明チラシになった署名用紙を、少部数・大部数ともにお送りいたし
    ます。
    ぜひ、署名の普及にご協力よろしくお願いいたします。
    
     *日本政府への請願事項*
    1.軍隊や警察が関わった事件も含め、虐殺事件の真相を明らかにし、公表
    すること
    2.朝鮮人・中国人・日本人犠牲者の実態調査を行い、公表すること
    3.以上の調査を含む関係資料を開示し、恒久保存すること
    
    *関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会**
    *
    【共同代表】
    石田貞/石橋正夫/姜徳相/山田昭次/吉川清
    
    
    4)ネット署名 立命館大学に対する公開質問の取り組みへの賛同
    
    http://www.change.org/p/ヘイトスピーチに反対するすべての人たち-立命
    館大学に対する公開質問の取り組みへの賛同
    
    .発信者-立命館大学ヘイトスピーチ事件の解決を求める有志 -
    
    立命館大学の受講生と思われる者のtwitterへの書き込みをきっかけに、教
    員に対する誹謗中傷やヘイトスピーチがネット上で拡散しました。立命館大
    学は1月15日に謝罪を含む見解を発表しました。私たちはネット上のヘイト
    スピーチ、大学の謝罪に問題があると考え、立命館大学にヘイトスピーチに
    対する毅然とした対応を要求し、公開質問をおこないます。
    http://ritsantiracism.blogspot.jp/
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●3.今週のヘイト街宣・デモ 等のPick Up
    
    1)9月22日札幌市議会で、アイヌ問題発言の金子市議への辞職勧告決議
    等が市議会で採決にかけられます。午後1時45分頃予定。ネット中継も。
    (予定)
    http://www.sapporo-city.stream.jfit.co.jp
    
    
    2)9月23日「全国一斉 日韓断交アクション 2014」と称したヘイトスピー
    チ行動が予告されています。
    
    http://www.zaitokukai.info/modules/news/article.php-storyid=632
    
    カウンター行動が、以下のように全国で行われる予定です。
    http://cracjpn.tumblr.com/post/97919076574/all-out-war-antifa-soldiers-9-23-smash-fascism
    
    ※カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
    
    経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。
    
    10:30 大阪[カウンター・デモ] 9.23 ヘイトスピーチ反対行進 御堂筋線
    本町駅・久宝公園集合 地図 http://cracjpn.tumblr.com/post/97343122269/
    12:00 千葉[カウンター] JR千葉駅東口クリスタルドーム前 地図
    https://twitter.com/crac1008/status/513076313666514945
    12:00 横浜[カウンター] JR桜木町駅前-地図
    https://twitter.com/crac_kawasaki/status/513065557575233536
    14:00 福岡[カウンター] 天神駅・コンコース前 警固公園前通路
    https://twitter.com/crac9shu/status/513172727256317952
    14:00 大阪[カウンター] 西大橋駅・新町南公園 御堂筋
    http://cracjpn.tumblr.com/post/97441953604/
    15:00 東京-[カウンター] 六本木・三河台公園
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●4.新聞・雑誌記事・Webより
    1)女性差別と在日朝鮮人差別を前にして 李信恵さんインタビュー
    
    LOVE PIECE CLUB NEWS 9月16日
    
    今年8月18日、ネット上で激しく繰り返される差別発言、誹謗中傷といっ
    た個人へむけられたヘイトスピーチで受けた被害に対し、「在日特権を許さ
    ない市民の会」(在特会)と同会・桜井誠会長、インターネットサイト「保
    守速報」運営者に損害賠償を求める2件の訴訟を大阪地裁に起こした在日朝
    鮮人ライターの李信恵(リ シネ)さん(43)。
    
     女であること、在日朝鮮人であることゆえに受けた差別と、今回、行動を
    起こすに至った思いなどを伺いました。
    
    ■提訴に踏み切った思い
    
    この間、様々なヘイトスピーチの対象となってきましたが、昨年、ある特定
    の個人から、Twitterで「殺す」と名指しで攻撃されたことがありました。
    でも、それが書類送検で終わり、起訴には至らなかった。今、ヘイトスピー
    チは法的にも何も制限が無い状態で、野放し。このままではいけないと思っ
    たんです。自分が提訴することで、再発防止につなげたい思いがあります。
    
    今、私に限らず、ヘイトスピーチの被害者はとても多い。だから、私みたい
    に裁判を起こしたい、訴えたいっていう人は山ほどいると思う。でも、弁護
    士をつける、裁判を起こすお金がない人も多い。
    
    それに、名前をさらされるのも苦痛やったり、お金もあって名前も出せる人
    でも家族が反対していたりする。わたしは、たまたま全部そろっていたんです。
    
    それに、朝鮮学校襲撃事件(編集部注 以下、注:在特会が京都第一朝鮮学
    校の子ども達を威嚇・襲撃した事件)の裁判も、普通のオモニ(お母さん)
    たちが闘ってきた。先生とか男の人もおるけど、子どものオモニたちが頑
    張った。
    
    他の今までの裁判も支援してきてきましたが、金稔万さんのイルム(名前)
    裁判、徐文平さんの積水ハイムの裁判、さかのぼって指紋押捺運動の時もそ
    うやけど、誰かが闘ってきた歴史の積みかさねがあって、今がある。次は私
    の番かなって思ったんです。
    
    今回の裁判は、ヘイトスピーチ、民族差別だけじゃなくて、女性差別ってい
    う問題もあって、私が在日じゃなくて女性じゃなかったらこんなにひどいこ
    とは絶対、されていない。私と同じことを屈強なマッチョの大柄な男の人が
    やったら名指しで攻撃できないでしょう、桜井も。
    
    それに、ライターを長くやっていて、自分にはずば抜けた才能がないのが分
    かるから、体張るしかないんです。書くことで、ペンで闘うことも考えたけ
    れど、でも、朝鮮学校襲撃事件に関しても、追体験をしていかな、と思った。
    
     贖罪意識じゃないけど、ずっと放って置いたことが申し訳なかったし、私
    がターゲットになっておいたら、今は私が攻撃されることで、他に彼らの関
    心がいかないだろうって思いもあるんです。
    
    (中略)
    ■日本社会への思い・希望
    
    日本の中って正解が一つじゃないといけない空気がある。正しい日本人、と
    いうようなものを求められて。
    在日、外国人、ダブル、LGBTの子たちが昔も今もずっと悩んでいる。在特会
    の初期の頃、ダブルの子が結構いたじゃないですか。ダルビッシュって呼ば
    れてたあの子とか。
    社会運動をやってるだけで、こわ、みたいなのもありますよね。フェミニズ
    ムで女子力つける!とか、日本では無理ですよね。フェミニストとか言う
    と、日本ではもてないし、なんなんですかね(笑)。
    まだまだ、日本社会の中の差別はあるし、もちろんヘイトスピーチは終わら
    せたいけれど、母親の時代、もっと前から比べると、ある意味、恵まれてい
    るとも思う。
    そして、朝鮮人ですが、自分も日本社会の一員でもあるから、ああいうヘイ
    トスピーチを作り出してしまった責任、自分にもあるんじゃないかって思い
    も抱くんです。自分もどこかで誰かをふみつけているかもしれないという気
    持ちは持っていたい。
    他のカウンターの人の裁判があまり注目されていないんですが、伊藤さん、
    木野さんなど、一生懸命、私と同じ「法しばき」っていうのでやっていま
    す。引き続き、私も支援しているし、皆さんも支援して欲しい。
    しんどいこともあるけど、朝鮮人でよかったこともいっぱいある。
    日本にいるからこそ在日同士で打ち解けたり、朝鮮学校もあるし、韓国の人
    とも平壌の人とも会える。
    着物も綺麗だけどチョゴリも好き。
    韓国人はもうあまりチョゴリは着ないでしょう。本国にいたらなかなか大事
    なものに気づけなかったかもしれない。
    私は在日じゃなかったら、こんだけ有意義な人生を送ってこられなかったと
    思う。色んなものを見られてるから。
    男の人が女性に不本意なことを言うのも、自分が強者の立場だから見えてい
    ないんでしょう。傷つくものに対して無頓着になってしまう。
    自分は、女であり朝鮮人、傷つくものだから見えてくるものがあった。傷つ
    ける側にならなくてよかった。私は朝鮮人、女でよかったって思えるから、
    そこの絶望はしていない。
    日々、親の介護、子育てでもしんどいことはあります。でも、好きな人の子
    どもを産めて、好きな仕事できて、自由に生きていることを幸せに思うんです。
    誰もが自由に生きられる社会、それを還元したい。次の世代に。
                     【インタビューまとめ 金涼子】
    
    ■李信恵さんの裁判を支援する会 カンパの送り先■
    ゆうちょ銀行
     店名 四一八(ヨンイチハチ)
    
     店番 418 (普)
    口座番号 0042781
    http://www.lovepiececlub.com/interview/2014/09/16/entry_005325.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    2)記者の目:札幌市議「アイヌ民族いない」発言=山下智恵(北海道報道部)
    
    毎日新聞 9月17日
    ◇歴史を直視し撤回を
     「失言」と初めは思ったが、実は「確信をもった発言」だった。「アイヌ
    民族はもういない」と金子快之(やすゆき)札幌市議(43)がインター
    ネットの短文投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ問題は、金子氏が所属
    する自民党を除名される事態に発展した。しかし、いまだに発言の撤回も謝
    罪もしていない。アイヌ文化を継承するNPO法人代表の木幡寛さん
    (58)は「ようやく自らをアイヌと名乗れるようになり、共生に向けて動
    き出した時なのに、それを壊す発言だ」と反発を強めている。
    
    8月11日、金子氏は自らのツイッターに第三者の問いに返信する形で「ア
    イヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が
    良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理」などと書き込んだ。
    
    報道を受け市議会自民会派が真意をただしたのに対し、金子氏は「百科事典
    を引用した」と説明。会派も当初は「個人の見解」として処分しない方針を
    示した。だが金子氏が引用したのは「世界大百科事典」の2005年版で、
    発行元の平凡社は「現時点では適切なものではなく、偏見や差別を助長しか
    ねない」と全面改訂し、07年版では「先住民族」と明記されていること
    が、直後に明らかになった。
    
    ◇同化で文化否定、就職や結婚差別
    
    アイヌは明治以降、政府により日本人への同化を強いられた。独自の言語や
    文化を否定され、一方で日本人とされながら就職や結婚差別に苦しんだ。生
    活が変化し混血が進んだが、文化の一部などは受け継がれた。1990年代
    以降、国際的に歴史的背景や帰属意識が民族の定義として重視されるように
    なり、07年に国連が先住民族の権利宣言をしたことなどを受け、国会が
    08年にアイヌを先住民族と認める決議を全会一致で採択した。
    
    金子氏は、行政によるアイヌへの住宅資金貸し付けなどの制度を「利権」と
    呼んで批判。「アイヌを特定する客観的証拠がない」「なぜアイヌだけ補助
    を受けられるのか」と主張する。これに対し、アイヌの認定を行政から委任
    されている北海道アイヌ協会は「戸籍で先祖のアイヌ名を確認するなど調査
    している。根拠なく認定することはない」と反論している。
    
    札幌市のアイヌ向け住宅資金貸付制度の滞納率は25%、未回収の債権は
    13年度末で約5億円。導入された70年代に比べ住環境も改善し、現状に
    見合う改正は必要だろう。しかし、だからといって民族の存在を否定するの
    は論理の飛躍ではないか。自民会派幹部も「運用上の議論は必要だが、施策
    の必要性、ましてや民族の否定には到底つながらない」と話す。
    
    アイヌ民族団体などが発言の撤回と謝罪を求め、菅義偉官房長官も記者会見
    で「現実を全く無視し、極めて遺憾」と批判するなど波紋が広がったこと
    で、自民会派は一転、金子氏に会派離脱を勧告した。
    
    ◇暴言堅持の裏に同調する向きも
    
    今回の暴言は一市議だけの問題とは思えない。歴史的経緯に基づく少数派へ
    の施策を「特権」「利権」と呼び、尊厳を傷つけるような表現は、ヘイトス
    ピーチで問題となった「在日特権を許さない市民の会」に通じるものを感じ
    る。金子氏が断固として発言を撤回しない背景には、こうした主張に同調す
    る向きが一定程度あるからではないか。自民会派が即座に処分に踏み切れな
    かったのも、会派内に擁護する勢力がいたからという。ツイッター上にも
    「事実を言う金子市議を守れ」などの書き込みが散見される。
    
    政府が設置したアイヌ政策有識者懇談会は09年、「日本が近代化に向かっ
    て歩みを進めたその陰で、アイヌの文化は深刻な打撃を受け、今なお所得水
    準や高等教育への進学率などアイヌ以外の国民との間で格差が残り、それが
    差別の原因ともなってきた」との報告書を出した。こうした指摘を受け、政
    府は奨学金などの補助政策を拡充。今年6月には、アイヌ文化の復興を促進
    するため博物館や公園などで構成する「民族共生の象徴となる空間」を北海
    道白老町に整備する方針を閣議決定した。20年の東京五輪開催に合わせて
    公開する予定だ。この国にアイヌという先住民族が存在し、独自の言語や文
    化を培ってきたことは北海道、ひいては日本の魅力のひとつとして再認識さ
    れつつある。
    
    市議会でアイヌは先住民族かが議論されたことに触れ、「西宮生まれ、千葉
    育ちの私は、どうでも良い話」ともツイートした金子氏。就業の都合で北海
    道に来たというが、アイヌが強いられてきた苦難の歴史を「わがこと」とし
    て考えたことがあるのだろうか。ぜひ最新版の事典で学んで歴史を直視し、
    発言を撤回してほしい。
    
    http://mainichi.jp/shimen/news/20140917ddm005070118000c.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    3)山谷議員が「在日特権を許さない市民の会」幹部と写真 関係者がHP公開
    
    SANSPO.COM 9月17日
    
    第2次安倍改造内閣で国家公安委員長に就任した山谷えり子参院議員が、在
    日韓国・朝鮮人の排斥を訴える「在日特権を許さない市民の会(在特会)」
    の関係者と一緒に約5年前に写真に納まっていたことが17日、分かった。
    元在特会関西支部長の男性(61)が運営するホームページで16日まで公
    開していた。
    
    男性やホームページなどによると、写真は2009年2月22日に、松江市
    のホテルで撮られた。山谷氏のほかに7人が写っており、うち男性ら3人が
    在特会関係者という。山谷氏はこの日、松江市内で「竹島の日」の記念行事
    に出席し、講演していた。
    
    男性は取材に「写真撮影時は在特会の関西支部長だった」と認める一方、
    「当時はヘイトスピーチなど排斥活動をしていない。私は在特会がそういう
    活動を始めたときに距離を置いた」と説明した。
    
    山谷氏との関係については「15年ほど前に別の団体の顧問をお願いしてか
    らの付き合い。写真を撮ったときも在特会のことは話していない」と話した。
    
    山谷氏の事務所は講演先で撮った写真であるとしつつ、「講演先や会合先で
    は多くの方から写真撮影依頼を受けるので、個々の身分に関しては承知して
    いない。男性も在特会関係者であることは承知していない」としている。
    
    高市早苗総務相や稲田朋美自民党政調会長らも、極右団体代表の男性と議員
    会館で撮ったツーショット写真が海外主要メディアなどで問題視された。
    (共同)
    
    http://www.sanspo.com/geino/news/20140917/pol14091718320001-n1.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    4)韓流の街 残る痛み ヘイトスピーチやんでも…
    
    東京新聞 TOKYO Web
    
    日本一のコリアタウンともいわれる東京・新大久保で、韓国料理店や韓流
    グッズ店の閉店が続いている。韓流ブームの退潮に追い打ちをかけたヘイト
    スピーチ(差別扇動表現)のデモは昨年九月以降は見られないが、離れた客
    足が一年たっても戻らないためだ。一時高騰した店舗の賃貸料は半減して
    「韓流バブルは去った」との声が聞かれる。逆に中国系の店が増えていると
    いう。 (辻渕智之)
    
    街の窮状を象徴するのは、飲食とグッズ販売それぞれを代表する大型店の経
    営破綻だ。職安通りの料理店「大使館」は八月に閉店した。洪(ホン)ソン
    ヨプ社長(59)は「店の前で『殺せ』『出て行け』と叫ばれた(ヘイトス
    ピーチの)影響は深刻だった。来店したお客さまに恥もかかせてしまい、つ
    らかった」と語る。売り上げが以前の半分以下に落ち、回復しなかった。
    
    大久保通りにある「韓流百貨店」は今も営業を続けるが、四月に民事再生法
    の適用を申請した。芸能人グッズ、化粧品などを扱う最大規模の韓流ショッ
    プで「韓流の中心」とも呼ばれてきた。東京商工リサーチによると、二〇一
    二年秋ごろから売り上げが激減し、経営会社の負債総額は三億円を超えた。
    当時は韓国の李明博(イミョンバク)前大統領が竹島に上陸した直後で、ヘ
    イトスピーチが新大久保で目立ち始めたころだ。
    
    「ヘイトスピーチを怖がって常連客も来なくなった」。同じ大久保通りで食
    堂を約十年営む韓国人女性(64)は嘆く。鳥料理が評判で行列もできた店
    は売り上げが三分の一に減少。隣の雑貨店は今春閉店した。「うちも家賃の
    支払いが遅れて、出て行ってくれと言われている。生きる楽しみが消えた
    よ」と、がらがらの店内を寂しげに見つめた。
    
    ヘイトスピーチの街頭宣伝に対しては、昨年十月の京都地裁判決が初めて人
    種差別と認定し損害賠償を命じた。新大久保でも商店主らが受けた経済的、
    精神的ダメージは大きい。
    
    韓国系の店は最盛期には三百店以上あったといわれる。見た目はシャッター
    通りと化したわけではないが、地元の不動産業者(60)は「知る範囲で、
    この二年で約三割が閉店するか、借り主が代わった」と明かす。大久保通り
    で二年前に坪十万円だった一階店舗の家賃相場は、今は四万-六万円に下
    がったという。「韓国の大統領が日本の悪口ばかり言っているから、店に客
    は来なくなる。もうからないから、店が家賃を下げてくれと言ってくる」
    
    客層の変化も影響している。二〇〇〇年代は「冬のソナタ」など韓流ドラマ
    や映画は幅広い年代に支持されたが、最近のK-POP音楽は若者ファンが
    多い。以前は来店して一万円以上使う中年女性もいた。今、客の六-七割は
    若者で使う金額は多くないという。
    
    地元の韓国人団体は街の清掃を続けたり祭りに参加したりと、地域との共生
    を目指している。韓国の財閥系資本が進出を検討しているとの情報があり、
    街の再生につながると期待する声もある。一方、韓国料理店の韓国人経営者
    (46)は「韓流バブルが去っただけ。安くなったいい物件を探している」
    と冷静に話し「韓流ブームの前に多かった中国系の店が再び増えてきてい
    る」と付け加えた。
    
    <新大久保のヘイトスピーチ> 地元店主らによると、デモや街宣活動は
    2012年夏ごろに始まり、13年秋からは見られない。13年2月以降に
    過激化し、参加者は韓国系の店の看板を蹴飛ばして「朝鮮人をたたき出せ」
    「韓流おばさんは恥ずかしくないのか」などと在日韓国・朝鮮人への憎しみ
    をあおる言葉を叫んだ。「カウンター」と呼ばれる抗議活動も始まって13
    年6月には衝突が起き、双方から逮捕者が出た。
    
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014091802000130.html
    
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    5)NHK関西 NEWS WEB  9月19日
    
    ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別をあおる街宣活動をめぐって、大阪市の
    橋下市長は記者団に対し、活動をおこなう団体から面会の要望があったとし
    た上で、差別表現などについて直接意見を交わしたいとして、面会する方向
    で日程調整を進める考え示しました。
    ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別をあおる街宣活動について、大阪市の橋
    下市長は、「表現の自由を超えている」などとして、人権問題に関する市の
    審議会に、大阪市内でおこなうのを制限するための具体策を検討するよう諮
    問しています。
    これに関連して、橋下市長は記者団に対し、「『在特会・在日特権を許さな
    い市民の会』から、面談の申し入れがあった。できる限り先方の日程にあわ
    せて、『在特会』に会う」と述べ、街宣活動をおこなう団体と面会する方向
    で日程調整を進める考えを示しました。
    そして、橋下市長は、「この団体がどのようなスピーチをおこなっているの
    か聞かせてもらい、いまの日本社会で通用するものなのかどうか、公開の場
    で討論したい。
    僕は、団体に、大阪で差別表現をおこなうことは許さないということを言
    う」と述べました。
    
    http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20140919/4703361.html
    
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    6)平沢勝栄ヘイトPT座長が在日団体の陳情に「ヘイトスピーチ対策を頼む
    なら韓国政府に文句を」と反発
    
    NEVERまとめ 9月19日
    
    政府・自民党のヘイトスピーチ法規制を検討するプロジェクトチームの座長
    である平沢勝栄氏が、在日韓国人の民族団体である在日本大韓民国民団が自
    身のもとにヘイトスピーチ問題についての陳情に訪れた際に、慰安婦像や仏
    像問題を引き合いに反発していたことが19日、JBプレスの記事から明らかと
    なった。
    
    http://matome.naver.jp/odai/2141110080156010601
    
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    7)一人で悩まないで 民族・人種差別に相談窓口
     きょう開設 立命館大講師ら 深刻さ認識 ヘイトスピーチ再発防止に
    
    共同通信配信記事2014年9月20日  毎日新聞朝刊京都欄掲載
    
     立命館大(京都市)の講師や学生らでつくる「ヘイトスピーチ事件の解決
    を求める会」が民族や出自を理由に差別を受けた人の相談窓口を20日に設置
    する。講義の場などでマイノリティーに侮辱的な発言をすることを「キャン
    パス内のヘイトスピーチ」と捉え、大学側や加害者に問題の深刻さを認識し
    てもらい、再発防止につなげる狙いがある。
     立命館大では今年1月、受講生が、在日コリアンの講師から朝鮮学校無償
    化への署名を強要されたとの趣旨の内容をツイッターに投稿。虚偽だったに
    もかかわらず、講師がネット上で差別や中傷を受ける問題が起きた。
     会には、この後、人権教育を担当する教員から「自分の講義も攻撃対象に
    なるのではないか」という不安が寄せられ、在日コリアンの学生や留学生か
    ら「国に帰れと言われた」という被害申告も増えた。日本人教員が雑談の中
    で北朝鮮や中国をからかう発言をし、留学生が精神的ショックを受けるケー
    スもある。
     会は民族や人種の差別が研究の場からのマイノリティー排除につながると
    懸念する。メンバーで講師の橋口昌治さん(労働社会学)は「相談窓口に
    よって今まで受けていた被害を顕在化できる。加害者も交え、ヘイトスピー
    チの問題として話し合いたい」としている。
    
    http://ritsantiracism.blogspot.jp/2014/09/blog-post_20.html
    
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    8)大阪高槻市で「ヘイト・スピーチを許さない市民の会」が8月に発足
    し、高槻市の施設で「検証・いわゆる従軍慰安婦展」と題されたパネル展が
    企画されていることに危機感を持ち、市への申し入れなどアクションを起こ
    しています。
    
    http://nohatespeech-takatsuki.tumblr.com
    以下は、「検証・いわゆる従軍慰安婦展」(9月11日~16日)のための
    「ギャラリーはなみずき」使用許可の取消しを求める要望書全文です。PDF
    
    http://nhtk.sakura.ne.jp/140908youbousyo.pdf
    
    
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    ●5.のりこえねっと動画アーカイブ公開のお知らせ
     のりこえねっとTVも放送を開始してから10か月が経過し、放送回数も50
    に届こうとしています。内容についても、多くのゲストの方の協力を得て、
    ヘイトスピーチ・レイシズムに対抗する番組として、中身のあるものができ
    たのではないかと考えております。しかし、のりこえねっとTVは、ニコニコ
    動画の生放送を利用しているため、アカウントを作成しログインしなければ
    視聴できず、放送後1週間で視聴できなくなるということもあり、多くの方
    に見て頂けませんでした。
    
     そこで、のりこえねっとでは公式サイトに動画集として「のりこえねっと
    動画アーカイブ」ページを公開し、これまで放送してきた番組をアーカイブ
    として見られるようにしました。まだすべての放送をみることはできません
    が、近日中にはご覧いただけるようにします。また放送を見逃された方に
    も、ニコニコ動画で生放送後1週間をめどにご覧いただけるようになります
    ので、どうぞご覧下さい。
     このアーカイブには、放送の詳細レポートもあわせて掲載してありますの
    で、これを読むだけでも概要がわかります。
     以下のURLをクリックするとご覧いただけます。のりこえねっとの公式サ
    イトトップページからも「動画集」のリンクがあります。
    
    http://www.norikoenet.org/movies.html
    
    
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    ●6.編集後記
    
    20日に国連・人権勧告の実現を!学習会「現代日本のヘイトスピーチ問題」
    (講師:明戸隆浩氏)に参加しました。日本政府の「人権外交」論法を知る
    につけ、地方自治体で住民としてどのように差別への対応の感度をあげてい
    くかが大事なのだと強く認識しました。(H)
    
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    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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    ■のりこえねっと通信 0047号 2014年9月22日発行
    info@norikoenet.org
    発行:のりこえねっと事務局
    運営団体:のりこえねっと
    
    〒169-0072
    東京都新宿区大久保2-7-1大久保フジビル 311 ペンの事務所気付
    Tel.03-5155-0385/Fax.03-5155-0383
    
    公式サイトURL http://www.norikoenet.org/
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