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【のりこえねっと通信0057号】本日21時より『外国人労働者の現場では 周来友×安田浩一』放送です!
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【のりこえねっと通信0057号】本日21時より『外国人労働者の現場では 周来友×安田浩一』放送です!

2014-11-24 16:10
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■    のりこえねっと通信 0057号 2014年11月24日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
     賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
    
     先週木曜日ついに衆議院が解散し、12月2日告示14日投票で総選挙が行わ
    れることになりました。私たちはヘイトスピーチ・レイシズムと闘う大衆団
    体であり、直接候補者や政党を推薦したりすることはしません。しかし、こ
    の選挙において、排外主義aや女性差別を推し進める政党があることは指摘
    しなければなりません。具体的な党名は避けますが、以下のツイッターで
    ご確認していただきたいと考えます。
    
    https://twitter.com/euke1974/status/536131770400272384
    
     どのような政権になろうとも、ここまでヘイトスピーチがはびこってし
    まった社会ですから、一朝一夕に変わることはないと思います。自分たちが
    できることは何か、もう一度この選挙を前に考えていきたいと思います。
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.11月24日 のりこえねっとTVのお知らせ
      外国人労働者の現場では 周来友×安田浩一
    2.11月17日のりこえねっとTV報告
      人種差別撤廃基本法の行方 有田芳生×辛淑玉
    3.今後の反レイシズム情報
    4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
    5.新聞・雑誌記事・Webより
    6.編集後記
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●1.のりこえねっとTVのお知らせ
     
    ★タイトル: 外国人労働者の現場では 周来友×安田浩一
    
    ◎放送日時 11/24(月) 21:00-22:00(予定)
    
    ◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv200725199
    ◎YouTube 生放送入口URL https://www.youtube.com/watch?v=Y2DMSTzZLxA
    
    モスバーガー飯田橋東店の店頭を飾っていた
     「ウェルカムボード」の内容が
     ネット上で話題になっている。
     この店では、以前から
     アルバイトの中国人女性をからかう
     看板をかかげていたという。
     外国人が働く現場では
     どのようなことが行われているのか。
     ジャーナリストの周来友さんと
     安田浩一さんが実態について語ります。
    
     <出演>
    周来友(しゅう・らいゆう)
     タレント・ジャーナリスト。
     1963年、中国浙江省紹興市生まれ。1978年、北京市に移り住み、
     1987年に私費留学生として来日。
     現在はテレビのトーク番組やバラエティ番組のパネラーとして活躍して
     いる。
     Zhou Laiyou Official Website
     周来友公式ホームページ:http://zhoulaiyou.com/
    
    安田浩一(やすだ・こういち)
     ジャーナリスト。
     1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経て、フリーライターに。
     外国人労働者問題などを取材。
     代表作、『ネットと愛国』(講談社)など、著書多数。
     ツイッター:https://twitter.com/yasudakoichi
    
    ◆視聴方法について
    のりこえねっとTVは、YouTube Liveでも中継を始めました。こちらは
    会員登録もいりませんので、お気軽にご覧できます。以下のニコニコ動画と
    合わせてご覧ください。
    
    【ニコニコ動画視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/
    
     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv
    
    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。
    
    ◆皆さまへのお願い
    
    現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
    のトップページ番組表に掲載されておりません。
    Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
    表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。
    番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が200名を
    超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
    拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●2.11月17日のりこえTV報告
    「人種差別撤廃基本法の行方」 有田芳生×辛淑玉
    
    解散の可能性が高くなった臨時国会。今臨時国会に提出予定の「人種差別撤
    廃基本法」はどうなるのか。民主党の有田芳生参議院議員に伺います。
    
    前日の沖縄県知事選挙から対話に入り、国家総動員によるレッテル貼りなど
    時代錯誤の選挙に対するオール沖縄の圧勝だったと一致します。そして昨年
    1月にオール沖縄で建白書を渡しに東京へ来たときにヘイトデモで攻撃した
    ことについて有田さんは、沖縄の歴史や生きてきた人々への想像力が欠落し
    ており、圧勝した選挙が問うているのはそうした本土の人々だと指摘します。
    
    また有田さんは、アベノミクスは失敗で、実感として経済もだめだと80%が
    感じているとの世論調査が出ている、それは選挙に現れるだろうしそうしな
    ければならないと力を入れます。辛さんは、交通費を節約して歩いてカウン
    ターの現場へ行く非正規職もいるが、安部首相はその思いを理解できないの
    だろうかと問います。有田さんは、一般社会で培った問題意識をもって議員
    になった人が少数なので国会議論は観念的・抽象的なものが多いと語り、生
    活に裏打ちされておらず、庶民の生活実感がわからないのは当然と批判しま
    す。辛さんは、安部首相は果たして連れ合いと会話しているのだろうかと…。
    
    有田さんは、「異次元の金融緩和」で現金流通量がバブル期の6倍、安倍政
    権成立時の2倍半になっているが景気は良くなっていないと指摘します。一
    時の株価上昇で12%がいい思いをしても、残りの88%には全く関係ない。雰
    囲気だけで高い支持率を続けてきたが、実感レベルで露呈しはじめて限界に
    達していると語ります。辛さんは12月の選挙を、あとは落ちるだけなので賭
    に打って出た破綻回避の選挙と表現します。
    
    さて、12月10日に特定秘密法が施行されます。それは出自による差別であ
    り、日本国籍を有していても差別の対象になります。有田さんは、難しい議
    論のように見えても簡単だと語ります。さまざまな課題に対して多くの人が
    行動し、とくに若い世代と女性がこれではだめだと敏感に感じ取っている点
    に希望がある。命を育む母親やこれからの人生がかかる若い人々はいまの日
    本がおかしいと切実に感じている。集団的自衛権の閣議決定のとき、日経新
    聞とテレビ東京が前月対比で内閣支持率の世論調査を発表した。女性の支持
    率が11ポイントも下がり、無党派の若い人々が6ポイント落ちた。この層が
    最も敏感だ、と。
    
    また辛さんは、毎年20人程度が自衛隊に入っていたある高校で今年は2人だ
    けなので自衛隊が直にリクルートに来た、集団的自衛権の影響だと述べ、そ
    こまで逼迫しているならば安部政権の暴走の先は徴兵制だろうと語ります。
    有田さんは、藤田省三が全体主義についての文章で「戦闘経験を持たない者
    の戦闘意欲は……徒にひたすら燃え上がるばかり」と書いているが、現政権は
    そうだとしか思えないと語ります。立場やイデオロギーを超えて自民党指導
    者も戦争だけはだめとしてきたが、感覚として戦争を知らない議員が8割を
    占める現在は文学や記録などを通じて想像力を働かせて戦争はだめとの結論
    に至る。それがない人々は行け行けドンドンとなる。しかし沖縄の人々は眼
    前で経験しているので戦争を許せない。多くの政治家はそこがわかっていな
    いと批判します。
    
    辛さんは、沖縄のアイデンティティをぶつけて島ぐるみでノーと言っても日
    本は銃剣とブルドーザーでやっていくのかと沖縄は問うているが、民主党は
    それに応えられるかと、民主党所属の有田さんに問います。有田さんは、組
    織としては矛盾を抱え忸怩たるものがあるが、失敗したとはいえ民主党政権
    が生まれた経験を活かすべきであり、民主党の枠内で可能性があるならばそ
    の理念を継いでいくべきと答えます。
    
    また辛さんは、政権が叩き続け切ろうとしてきたものとヘイトスピーチの対
    象は重なり、ヘイトスピーチは国家による保険がついた先兵だとして、それ
    に早くから声を上げた有田さんの中で何があったのかと問います。有田さん
    は、09年の選挙で落選後に地域で毎日人と出会う中で、在日が多い地域でも
    あり直接の深いつき合いが続いてきた。議員になって、良い韓国人も悪い韓
    国人もみな殺せというデモに際して「私は決して忘れないし、決して許さな
    い」という柳美里さんのツイッターを見た。思い浮かんだのは地域でつき
    合ってきた在日だった。許せないし、議員の立場で声を上げねばと昨年3月
    に初めて院内集会を開いた。そして今年4月に公明党を含めた超党派で人種
    差別撤廃基本法を求める議連を立ち上げ、半年間の検討で法制局とも打ち合
    わせてほぼ法案が完成するに至ったと答えます。
    
    そして有田さんは、人種差別撤廃条約の国連採択は65年だが、日本の加入は
    それから30年後、そして加入から20年を経ても差別はなくなるどころかヘイ
    トスピーチが広がり、さらにこれまでにない差別扇動、個人に対するものが
    酷くなっており、これらをどうするかが問題だと語ります。差別自体を問題
    とする条約の趣旨にきちんと対応してこなかった日本で、昨今の五輪開催な
    どの環境下でこの問題がクローズアップされてきているが、それは本質論で
    はないと指摘します。
    
    辛さんは、差別の扇動や相手を特定して攻撃するのはジェノサイドにつなが
    ると指摘します。有田さんは、ポーランドの古都クラクフを訪問したときの
    経験を紹介します。39年にナチスがポーランドを占領し、ユダヤ人はシラミ
    だとのポスターを街に張りめぐらしてユダヤ人お断りの掲示が現れた。まさ
    に日本の状況だ。次に来たのがゲットーへの囲い込みであり、その先がアウ
    シュビッツだった。だからヘイトスピーチ・差別扇動はジェノサイドの第一
    歩であり。ここで本当に止めねばならないと力をこめます。辛さんは、安部
    首相がアンネ・フランクの資料館を訪れ、二度と戦争してはならないと語っ
    たが、彼女は戦争ではなく人種絶滅政策つまりクラクフの延長線上で死んだ
    と指摘します。その感覚が皆無で近代史認識が欠落していると批判します。
    
    調査なくして発言権なしでデモの現場に政治家が行くべきと主張する有田さ
    んたちが中心になってつくった法案を辛さんが紹介します。国や自治体の責
    任を規定し、調査を行って年次報告を義務づけ、確実にチェックさせる。障
    害者基本法の成果を踏まえて審議会には当事者も入って意味のある議論を保
    障する、等々。法案は、解散もあるので1月にさらにきちんとしたものにし
    て提出すると、有田さん。
    
    ここで視聴者からの、有名ネトウヨ逮捕についての質問に答えます。有田さ
    んは、社会に戻っても相変わらずヘイトスピーチをまき散らしているのは何
    らかのケアが必要なのかなとも思う。また警察ではなく被害者たちが自力で
    差別扇動者を特定したということは逃げ場がもうないということと述べま
    す。辛さんは、差別は楽しく一度知ると依存症になるのだろう、差別に反対
    する人々に早く出会うことが大事だと語ります。
    
    次の質問は、社会の質向上が大事で多文化主義に舵を切る必要があるとの趣
    旨です。有田さんは、成熟した社会を築いていくことで豊かな人生をつくっ
    ていけるだろうと語ります。辛さんは、美しい国など訳のわからないもので
    なく、どんな国家にしたいのか具体的に示す必要があるとし、切り捨てるだ
    けで国家や地域が助けるのを見ることがないと指摘します。その代表が福島
    であり、分断して人々を翻弄した末に立ち上がれない人々には冷たい。それ
    を目の当たりにすれば自分も落ちたら誰も助けてくれないと感じるのだろ
    う。生活保護バッシングや仕事のない人へのバッシングも同じ。政権はそう
    した人々に違う方向性を提示すべきと語ります。
    
    有田さんは、そうした社会に選挙で変えられると述べ、東京大行進などで何
    よりも女性が多かったのに加えて若い人たちが自由な発想で動き出したのは
    大きな力だと指摘します。辛さんも、大人に従って沈没船の中で黙っている
    のか、自分の意志で抗って生きていくのかが問われているとし、自分の直感
    を信じて行動するのは大事だろうと語ります。
    
    最後に、有田さんは、現場で会いましょうと挨拶し、辛さんは、基本法を通
    すことでルールができ、ルールができることで社会を変えていける、チェッ
    クも支持もして共につくっていきたいと語って終わります。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●3.今後の反レイシズム情報
    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
    ★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
    日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字以
    内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
    さい。
    
    1)川崎市ふれあい館人権尊重学級③
    神奈川シティユニオン30年の活動、外国人労働者支援をふりかえって
    
    日時:11月25日(火)18:30~20:30
    場所:カレッジJDS2F(川崎市川崎区)
    講師:村山敏(神奈川シティユニオン委員長)
    問合せ先:044-222-3582
    
    2)ヘイト・スピーチは表現の自由か
    
    日時:11月28日(金) 午前9時30分 ~ 午後0時30分
    場所:大阪弁護士会館2階ホール (203・204会議室)
    (大阪市北区西天満1-12-5)
    パネラー:市川正人 氏 (立命館大学法科大学院教授・憲法学)
    金尚均 氏 (龍谷大学法科大学院教授・刑法学)
    中村一成 氏 (ジャーナリスト)
    師岡康子 氏 (弁護士)
    資料代;1000円 事前参加申込み不要、定員60名まで
    問合せ;近弁連人権擁護委員会担当事務局
    TEL:06-6364-1227 FAX:06-6364-7477
    
    3)桜井誠(通名)在特会退会記念 送別会 ~沈む船からネズミが逃げる~
    
    日時:11月29日(土) 13:00~
    場所:ネイキッドロフト(東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F)
    出演:高橋直輝(男組)、山口祐二郎(憂国我道会)、松沢呉一、徐泰雄
    司会:清義明
    料金:予約¥1500/当日¥1800(飲食別)
    ※ご予約はネイキッドロフト店頭電話(03ー3205-1556)16:00~24:00
    
    4)「チマ・チョゴリが最前線-そして制服は「象徴」になった-」
    
    日時:11月29日(土) 13:30~15:30
    場所:ハロー貸会議室四谷(東京都新宿四谷1-5三陽ビル4F)
    JR中央・総武線 四ッ谷駅 四ッ谷口 徒歩1分
    資料代:500円(高校生以下無料)
    内容:映画上映「まとう」(朴英二監督、第5回福井映画祭2010短編部門グラ
    ンプリ観客賞受賞)
    トークセッション:韓東賢(日本大学准教授、「チマ・チョゴリ制服の民族
    誌」著者)
    主催:大学生ウリハッキョサポーターズ http://www.urihakkyos.com/
    
    
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
    
    カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
    経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。
    
    1)舛添都知事やめろ!デモin蒲田
    
    日時:11月30日(日)15:00~16:30
    場所:西蒲田公園(東京都大田区西蒲田八丁目6番12号)
    【最寄り駅】京浜東北線 蒲田駅下車徒歩8分
    主催:日本侵略を許さない国民の会
    現場責任者:菊川あけみ
    
    ※舛添都知事リコール運動だけならヘイトスピーチではありませんが、今週
    の「ヘイト規制歓迎デモ」でも、「関東大震災では13万人の日本人が朝鮮人
    に殺された」というひどい妄想の差別扇動を飛ばしています。今回のも引き
    続きそういうヘイトスピーチにあふれることは間違いありません。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●5.新聞・雑誌記事・Webより
    
    1)「橋下市長と在特会の面談動画、掲載しません 大阪市」
    朝日新聞 11月14日)
    
    大阪市は、橋下徹市長と「在日特権を許さない市民の会」(在特会)会長の
    面談の様子を撮影した動画をホームページに掲載しないことを決めた。やり
    とりの中で差別を助長するような表現が含まれていたことや、橋下氏の言葉
    遣いや態度への批判が殺到したことを考慮したという。
    
    http://www.asahi.com/articles/ASGCG3Q6WGCGPTIL006.html
    
    -----------------------------------------
    
    2)11.16 差別デモ反対行動 in 川崎(2014.11.16)
    
    http://togetter.com/li/745639
    
    ----------------------------------------
    
    3)2014.11.16 在特兵庫支部主催:元町ヘイト街宣の様子(2014.11.16)
    
    http://togetter.com/li/745634
    ---------------------------------------
    
    4)ネットでヘイトスピーチを垂れ流し続ける中年ネトウヨ「ヨーゲン」
    (57歳)の哀しすぎる正体【前編】安田浩一さん
    現代ビジネス 11月17日
    
    朝鮮人など虐殺してやる──ネット空間でそう息巻いていた差別主義者の男
    は、両脇を二人の警察官に支えられて法廷に姿を見せた。
    
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41046
    
    ----------------------------------------------
    
    5)ネットでヘイトスピーチを垂れ流し続ける中年ネトウヨ「ヨーゲン」
    (57歳)の哀しすぎる正体【後編】安田浩一さん
    現代ビジネス 11月18日
    
    今年1月5日。この日も私はいわき市内で聞き込みを続けていた。
    
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41047
    
    -------------------------------------------------
    
    6)在特会の言う「在日特権」あるの? 記者がお答えします
    朝日新聞 11月18日
    
    10月20日に配信された「橋下・大阪市長と桜井・在特会会長が面談 主
    張は平行線」で、橋下徹大阪市長と「在日特権を許さない市民の会」(在特
    会)会長とのやりとりは、不快感しか残りませんでした。在特会の主張はあ
    たかも在日韓国・朝鮮人に「特権」があるかのような印象を与えます。実際
    はどうなのか取り上げてください。(愛知県 パート男性 65歳)
    
    http://www.asahi.com/articles/ASGCF7JC1GCFPTIL02M.html
    
    ---------------------------------------------------
    
    7)For Hate Groups Like The KKK, Social Media Is A Double-Edged Sword
    KKKのようなヘイト集団にとって、ソーシャル・メディアは諸刃の剣
    
    International Business Times 17 Nov 2014 11月17日
    
    ヘイトスピーチをまき散らすのは以前よりも容易ではなくなった。クー・ク
    ラックス・クランのミズーリ州支部がファーグソン市での抗議者を暴力で脅
    かした後、そのウェブサイトがオフラインの状態になったからだ。これはア
    ノニマスのハッキング集団のおかげであり、彼らはKKKのソーシャル・メ
    ディアでの存在の支配権をも握り、白人至上主義集団のメンバーについての
    個人情報を漏らすと宣言した。
    
    日曜の晩に始まり月曜まで続いたこのハッキング事件は、ミズーリ州ファー
    グソン市での高まる緊張のもっとも最近のあらわれである。今週ファーグソ
    ンでは、非武装の18歳のアフリカ系アメリカ人マイク・ブラウンを銃殺した
    ことでダレン・ウィルソン巡査が起訴されるか否か、大陪審が発表する予定だ。
    
    しかし、この件に公然と関わろうとするKKKの試みは、ソーシャル・メディ
    ア――メッセージを拡散させる名人である――がいかにヘイト集団にとって
    諸刃の剣であるかを明らかにしている。インターネットは誰に対しても――
    ISISやKKKを含めて――拡声器を与えるが、標的にされることもあり得るのだ。
    世界中が嫌悪を抱く情報を彼らが吹聴すれば、より多くの発言がより小さな
    影響をもたらすことに気付くだろう。
    
    「インターネットはこれらの集団によりいっそう多くの発言権を与える。そ
    れは間違いない」と、Southern Poverty Law Centerの上席研究員および名
    誉ある賞を受賞しているインテリジェンス・レポート誌の編集者であるマー
    ク・ポトックは言う。「インターネットが実際により大きな影響を彼らに与
    えているかは、おおいに議論の余地がある。大多数の人々は、これらの集団
    について学ぶうちに、うんざりさせられる。」
    
    公民権運動の間には一つの統一された旗のもとに50万ものメンバーを抱えて
    いたKKKだが、次第に減少して仲の悪い分派に分かれ、賛同者は合わせて
    5000人にも上らない。
    
    もしKKKのメッセージを抑圧するリベラルな新聞編集者らがいなければ、よ
    り多くの人々が白人至上主義に群がるだろうとKKKのメンバーは伝統的に信
    じていたのだが、高まった連結性が彼らを救い出すことはなかった。
    
    「事実として判明したことは、ヘイト集団は、他のどんな人とも本質的には
    同じようにインターネットを使っているということだ。つまり、もし内容が
    変わらなければ、読者数は非常に少ない」とポトックは言う。「とはいうも
    のの、インターネットは、運動の中にいる人々に運動が存在しているという
    感覚を与えはしている。20年前平均的なKKKメンバーは非常に孤独な個人
    だったのだが、現在では起床するとネットのフォーラムを閲覧し黒人男性に
    よる白人女性のレイプについてのeメールを読むのである。」
    
    それでもやはり、アノニマス・ハッキング集団は、KKK集団のメンバーとさ
    れた人々を明らかにし、名前や住所、電話番号をネット上で投稿し、複数の
    ウェブサイトをオフラインの状態にし、@KuKluxKlan USAというツイッター
    フィードの支配権を握るに十分なほど、ファーグソンの抗議者たちに「致命
    的な力」を振るうと脅すKKKの手紙に憤っていた。
    
    「私たちはKKKに永遠にいなくなってほしい」アノニマスのメンバーの一人
    は言った。また、ブラウンを銃殺した巡査を以前間違って認識したにもかか
    わらず、アノニマスが間違った人間についての詳細を公表しないよう注意し
    ていると付け加えた。「心配しないでください、私たちは自分たちのやって
    いることをわかっています…私たちはたくさんの調査をするので」
    
    他のメンバーは、KKKのインターネットにおける存在を失わせることは白人
    至上主義団体を抹消することには何もつながらない可能性は高いが、「彼ら
    は愚かに行動し、私たちは彼らを罰する」と言った。
    
    アノニマスが漏洩したどの名前も、ミズーリのTraditionalist American
    Knights of the KKKのメンバーとして個々に確かめることはできなかった
    が、極右集団のメンバーとして公的に認識されることの脅威それ自体が潜在
    的なメンバーが尻込みするのに十分であるとポトックは言う。そのような考
    え方は、単に白いフードをかぶっていればアイデンティティが秘密に保たれ
    ることを保証されていた二世代前のKKKと比べて際立った対照をなしている。
    
    「個人の素性を明かすことは重要であると私は考える。これらの集団に属す
    ることから多くの人を確実に退散させるだろう。」とポトックは言う。「匿
    名性は大多数の信奉者にとってとても重要であると私は考える。実際には、
    これらの人々は仕事を持っていて、もし彼らが認識されれば仕事を失うかも
    しれない」
    
    原文:
    http://www.ibtimes.com/hate-groups-kkk-social-media-double-edged-sword-1724919
    
    
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    ●6.編集後記
    
    こののりこえねっと通信も57号まで発行を続けてきました。ほとんどの号を
    私が編集してきましたが、そろそろ新しい発想で書いていただくことが必要
    かなと考えています。どのような形になるかまだお知らせできませんが、こ
    ののりこえねっと通信もリニューアルとなることをご期待いただければと思
    います。
    (か)
    
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    ■のりこえねっと通信 0057号 2014年11月24日発行
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