いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。 

 小池百合子知事の初登庁も、都議会自民党らが通例を破ってまさかの「出迎え拒否」! 

 小池知事の初登庁、自民党の都議会議員は軒並み出迎えしなかったみたいです。

 都議会は全面戦争の引き金を自ら引くんですねー。すごい。

 ネットは忙しくなりそうです。

 もうすぐ出迎えしなかった議員リストが作られたり、

 「なぜ出迎えなかったのか教えてください。来年都議選の参考にします」という問いを各都議に問い合わせるテンプレができて、せっせと都民の問い合わせが始まったりするんでしょう。

 これに都議はどう答えるのでしょうか。「小池知事は認められないから」などと答えようものなら、「じゃあ不信任案出しなさい」と都民に永遠に突き上げられますから、絶対にできません。

 「どうしても外せない理由がありました」と答えるくらいしかないと思いますが、そうすると本来「で迎えるべきである」と黙認することになりますから、結果として知事に対する嫌がらせになりません。

 さらに、その理由を具体的に問われ、変な理由を言ってしまうと、それが嘘であることや、あるいはそんなに大事なことかとあらゆる角度から疑問を投げかけられます。ボイコットするなら、絶対に足元すくわれない強固な理由を当てるしかありませんが、今回ボイコットの人数がとても大きいので、間違いなくほころぶ議員が出てきます。甘い人からネットの集中砲火を浴びることでしょう。

 そんなこんなで、もしも一人でも出迎えなかったことを謝罪したら、これはむしろ小池知事のポイントになります。

 しかも、小池知事は何にもしなくていいのです。むしろまったく気にせず、やるべき職務を始めるのがもっとも効果的でしょう。

 この燃料の優秀なところは、「初登庁を出迎えなかった」という事実はもう二度と覆せないことです。今後なにが起ころうと、遅くとも来年6月にある選挙の時に蒸し返そうと思えばいくらでも蒸し返せる燃料です。

 つまり、選挙戦で対立候補はネガティブキャンペーンで連呼できます。「知事と議会が一丸となって東京に山積みの問題に取り組まなければならないというのに、〇〇議員は出迎えすらしなかったのです! そんな人に都議を任せられますか」と。「反小池」のレッテルはもう剥がすことはできないのです。

 ということで、来年都議選で有利に進めるには、知事を潰すしかありません。全面戦争です。

 逆にいうと、全面戦争するなら「初登庁を出迎えない」ことこそがもっとも効果的な宣戦布告であり、自民党の都議たちはそれをずばり選択したわけです。

 穏やかに場を収めようとする動きも散見されますが、事態はそんな風には進まなそうです。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 火事と喧嘩は江戸の花! 早くもネット炎上案件が投下されましたね。

フツクロウ: ホッホッホ。勇ましいの。

ミライ: とはいえ、出迎え拒否した議員ってそこまで考えてますかね? 単なるお子様対応にも見えますが。

フツクロウ: ホウじゃなあ。それはこれから分かるんじゃないかの。