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30年の時を経て「北斗の拳」パロディー化の記事の一文に戦慄しました。
TVアニメ『DD北斗の拳』キャスト発表!ケンシロウは立花慎之介 神谷明も参加
1983年開始の北斗の拳は最初から全部リアルタイムで読みました。超汚い(ほめてます)絵とシリアスなストーリーですが、私たちは笑いと共に受け入れて、「ほわたたたたたた」と良く遊んでいました。
よく一世代前の「巨人の星」と比較したものです。「巨人の星」は昔は真面目に観られてたけど、ちゃぶ台ひっくり返しとか、悪いけどぼくたちには笑える。
「北斗の拳」も昔なら真面目に読んでもらえたかもしれないけど、悪いけどぼくたち笑っちゃうよ〜、と。笑いながらも思いっきり堪能したし、もちろん「我が生涯にいっぺんの悔いなし」は散々やったし。
と思ってたら、本当はギャグ満載やりたかったんですか。しかもさっきwikipedia見たら、
そうか、分かっててやってたんですか。僕たちはお釈迦様の手のひらの孫悟空だったのですか。そらそうですね。
日本? 21世紀? とにかくすごい。30年後にこんなに派手に種明かしされる体験。私がある日wikipediaで偶然見つけるんじゃないんです。ニコ動の大々的なニュースで向こうから届くんです。実はギャグやりたかった!と。
日本は大量に物を消費しながら、この頃から大量なコンテンツの消費時代にも入ったと思います。漫画の世界でも大量の週刊誌に大量の作品が量産され、それを湯水のように消費しました。
で、そんなもん全部消えてしまうのかと思ってたら、全然消えない。古典として本棚の奥にしまわれていくのでなく、いまだに新しいコンテンツを生み出し続けています。先日紹介したMMD動画には空条 承太郎、ケンシロウ、孫悟空、浦飯幽助と勢揃いしてます。
こないだ知り合いのシェアハウス泊めてもらったら、ジョジョ第三部が全巻揃ってて、「なんて俺得」と、住人さんとはまったく交流せず夜更かしして読み直しました。ポルナレフの「今起こったことをありのままに……」をまた読みました。
しかも。先日もっと衝撃的だったのがこれ。
あの『究極!!変態仮面』が実写映画化!フォォォォ!! - NAVER まとめ
ええええええええ。これ? よりによって、これやるの?
なんか、当時、自分たち(当時つるんでた大学の仲間たち)はめっちゃ楽しんだけど、それは自分たちだけだと思ってました。なんというか、形式的にはいかにも大量消費用の、下品なだけで勢いだけの、そのときは楽しいけどすぐにみんな忘れちゃうよね的な位置取りで、だから、こっちも身構えず馬鹿笑いしてました。
なんだ、みんな好きだったのか。ジャンプの黒歴史かと思ってたよ…。
なんていうか、ちゃんと生き続けるのは生き続けるんですね。そりゃドラゴンボールみたいなA級は残るでしょうけど、まさか「変態仮面」がしかも「実写」化とか、まじですかとしか言えない。
さらにそれらは進化してます。先日紹介したMMD動画。北斗の拳トキの「北斗有情拳」が鮮やかに炸裂したり、ジョジョからは DIO のザ・ワールドの美しいこと。30年近いときを経て、当時では見ることのできなかったような、でも見てみたかった映像が、ファンによって作り出されているのです。
当時は想像すらできなかったニコ動などのプラットフォームで、30年前のコンテンツを追体験できるなんて。生きててよかった!
でも、ということは、さらに30年後が楽しみじゃないですか。
なにしろ、今は今で、大量にコンテンツを生産する中、ばんばん凄いの出てきます。
30年前「クリーミーマミ」をリアルタイムで観て、その直後「ミンキーモモ」も再放送で観てたって、「魔法少女まどか☆マギカ」は凄い。ホントに心折れたし。
「ゆるゆり」とかもこれ中学くらいで見てたら、三次なんかどうでもよくなってたんじゃないかとかなり真面目に思います。
そのうちあれですね。「直球表題ロボットアニメ」みたいなのが進化したら、二次ですらどうでもよくて、ロボットのがいいとかなるかもしれません(笑
(クリーミーマミも30周年で特設サイトとかできてました)
しかも、これらの一部はきっとちゃんと残るんです。将来どんなプラットフォームが出てくるか分からないけど、30年後には今のそれらを、新しいプラットフォームで追体験できるんですよ!!!
これは生きるの頑張れます。むちゃくちゃ楽しみです。70歳超えて、初音ミクをまどマギをどんな形で追体験するのか。初音ミクロボットに介護されるんでしょうか。待ち遠しい!!
話変わりますけど、20世紀初頭録音ができるようになる直前に、ピアノロールという紙にピアノ演奏を記録するという技術がありました。なので、ラフマニノフなどその頃の有名な作曲家について、自作自演のピアノロールが残っていたりします。録音も残っていますが、いかんせん音が悪い。そういうのを聴いていたのに、ピアノロールの情報を使って、ピアノを自動演奏させたり、DTM したりという演奏が最近出て来ています。
これも戦慄的な体験です。古い古い録音を我慢して聴いていたのに、ある日ラフマニノフがロボットになって出て来て、がちゃがちゃビアノを弾き出すような感覚。「ラフマニノフの自作自演は、録音が古いはず」と身体は拒絶するのに、あまりにクリアな演奏(DTM系は特にそう)に耳は脳髄はビクンビクンする矛盾。
漫画アニメだけでなく、いろんなコンテンツ再発掘が起こっています。この分野は30年後はピチピチ時代のアルゲリッチロボットが生演奏とかするのかもしれない。(マルタ・アルゲリッチ:有名な女性ピニスト。もう70歳超えてます)
どちらかというとモノ中心だった今まですら、この進化ですから、コンテンツに力点移ってきたこれから30年、何が起こるのかひとときも目が離せそうにありません!!
・併せてどうぞ
【今からでも楽しく見始められるMMD動画が投稿されたよ】
TVアニメ『DD北斗の拳』キャスト発表!ケンシロウは立花慎之介 神谷明も参加
原は「『北斗の拳』の連載当時、本当に描きたかったのはギャグ満載の正統派コメディーだった! その想いをぶつけたい!」と当時の思いを振り返りつつ、なんという壮大な種明かし。
1983年開始の北斗の拳は最初から全部リアルタイムで読みました。超汚い(ほめてます)絵とシリアスなストーリーですが、私たちは笑いと共に受け入れて、「ほわたたたたたた」と良く遊んでいました。
よく一世代前の「巨人の星」と比較したものです。「巨人の星」は昔は真面目に観られてたけど、ちゃぶ台ひっくり返しとか、悪いけどぼくたちには笑える。
「北斗の拳」も昔なら真面目に読んでもらえたかもしれないけど、悪いけどぼくたち笑っちゃうよ〜、と。笑いながらも思いっきり堪能したし、もちろん「我が生涯にいっぺんの悔いなし」は散々やったし。
と思ってたら、本当はギャグ満載やりたかったんですか。しかもさっきwikipedia見たら、
作品の一部がギャグとして捉えられることについて原哲夫は必然的に表現していると語りとか書いてありました。
そうか、分かっててやってたんですか。僕たちはお釈迦様の手のひらの孫悟空だったのですか。そらそうですね。
日本? 21世紀? とにかくすごい。30年後にこんなに派手に種明かしされる体験。私がある日wikipediaで偶然見つけるんじゃないんです。ニコ動の大々的なニュースで向こうから届くんです。実はギャグやりたかった!と。
日本は大量に物を消費しながら、この頃から大量なコンテンツの消費時代にも入ったと思います。漫画の世界でも大量の週刊誌に大量の作品が量産され、それを湯水のように消費しました。
で、そんなもん全部消えてしまうのかと思ってたら、全然消えない。古典として本棚の奥にしまわれていくのでなく、いまだに新しいコンテンツを生み出し続けています。先日紹介したMMD動画には空条 承太郎、ケンシロウ、孫悟空、浦飯幽助と勢揃いしてます。
こないだ知り合いのシェアハウス泊めてもらったら、ジョジョ第三部が全巻揃ってて、「なんて俺得」と、住人さんとはまったく交流せず夜更かしして読み直しました。ポルナレフの「今起こったことをありのままに……」をまた読みました。
しかも。先日もっと衝撃的だったのがこれ。
あの『究極!!変態仮面』が実写映画化!フォォォォ!! - NAVER まとめ
ええええええええ。これ? よりによって、これやるの?
なんか、当時、自分たち(当時つるんでた大学の仲間たち)はめっちゃ楽しんだけど、それは自分たちだけだと思ってました。なんというか、形式的にはいかにも大量消費用の、下品なだけで勢いだけの、そのときは楽しいけどすぐにみんな忘れちゃうよね的な位置取りで、だから、こっちも身構えず馬鹿笑いしてました。
なんだ、みんな好きだったのか。ジャンプの黒歴史かと思ってたよ…。
なんていうか、ちゃんと生き続けるのは生き続けるんですね。そりゃドラゴンボールみたいなA級は残るでしょうけど、まさか「変態仮面」がしかも「実写」化とか、まじですかとしか言えない。
さらにそれらは進化してます。先日紹介したMMD動画。北斗の拳トキの「北斗有情拳」が鮮やかに炸裂したり、ジョジョからは DIO のザ・ワールドの美しいこと。30年近いときを経て、当時では見ることのできなかったような、でも見てみたかった映像が、ファンによって作り出されているのです。
当時は想像すらできなかったニコ動などのプラットフォームで、30年前のコンテンツを追体験できるなんて。生きててよかった!
でも、ということは、さらに30年後が楽しみじゃないですか。
なにしろ、今は今で、大量にコンテンツを生産する中、ばんばん凄いの出てきます。
30年前「クリーミーマミ」をリアルタイムで観て、その直後「ミンキーモモ」も再放送で観てたって、「魔法少女まどか☆マギカ」は凄い。ホントに心折れたし。
「ゆるゆり」とかもこれ中学くらいで見てたら、三次なんかどうでもよくなってたんじゃないかとかなり真面目に思います。
そのうちあれですね。「直球表題ロボットアニメ」みたいなのが進化したら、二次ですらどうでもよくて、ロボットのがいいとかなるかもしれません(笑
(クリーミーマミも30周年で特設サイトとかできてました)
しかも、これらの一部はきっとちゃんと残るんです。将来どんなプラットフォームが出てくるか分からないけど、30年後には今のそれらを、新しいプラットフォームで追体験できるんですよ!!!
これは生きるの頑張れます。むちゃくちゃ楽しみです。70歳超えて、初音ミクをまどマギをどんな形で追体験するのか。初音ミクロボットに介護されるんでしょうか。待ち遠しい!!
話変わりますけど、20世紀初頭録音ができるようになる直前に、ピアノロールという紙にピアノ演奏を記録するという技術がありました。なので、ラフマニノフなどその頃の有名な作曲家について、自作自演のピアノロールが残っていたりします。録音も残っていますが、いかんせん音が悪い。そういうのを聴いていたのに、ピアノロールの情報を使って、ピアノを自動演奏させたり、DTM したりという演奏が最近出て来ています。
これも戦慄的な体験です。古い古い録音を我慢して聴いていたのに、ある日ラフマニノフがロボットになって出て来て、がちゃがちゃビアノを弾き出すような感覚。「ラフマニノフの自作自演は、録音が古いはず」と身体は拒絶するのに、あまりにクリアな演奏(DTM系は特にそう)に耳は脳髄はビクンビクンする矛盾。
漫画アニメだけでなく、いろんなコンテンツ再発掘が起こっています。この分野は30年後はピチピチ時代のアルゲリッチロボットが生演奏とかするのかもしれない。(マルタ・アルゲリッチ:有名な女性ピニスト。もう70歳超えてます)
どちらかというとモノ中心だった今まですら、この進化ですから、コンテンツに力点移ってきたこれから30年、何が起こるのかひとときも目が離せそうにありません!!
・併せてどうぞ
【今からでも楽しく見始められるMMD動画が投稿されたよ】