一度は規制されたネット医薬品販売、再び認められるようです!

時事ドットコム:国側の敗訴確定へ=ネット医薬品販売規制-来月11日に判決・最高裁 

 2009年6月1日から始まった規制、三年以上をかけてようやく打開が見えてきました。

 規制が必要という理由も分からないではないですが、10年20年後もそれが続くわけもなく、問題があるなら乗り越えていくしかありません。

 静かに進む変革で示したように、今の大きな変革は静かに進みがちです。初音ミクも既存の音楽産業と直接ぶつからないあさっての方向から流行ったので、ぶつからないうちに大きな勢力になっていました。

 しかし、薬はそれ自体自由に販売できるものではなく、ネット販売は既成の店舗と直接競合するため、まともにぶつかってしまいました。一度は屈しましたが、執念の復活本当にお疲れ様です。ものによっては戦わないと手に入らない変革もあるのですね。

 さて、ネット医薬品規制では、漢方薬の扱いも問題になりました。取り扱う薬局やドラッグストアが少なく、通販に頼る人も少なくなかったのです。

 その漢方薬偶然ツイッターでいくつか記事を見つけたので紹介。漢方薬が効くのかどうか、それは複雑で昔は調べることができませんでした。最近だんだん調べることができるようになってきたのです。

 漢方薬の科学的解析
 漢方薬の効果-3

 ちなみに下水処理では細菌の力を借りますが、多くの細菌が関係しているため、なぜきれいにできるかは複雑です。最近ようやく研究ができるようになってきていると聞いています。

 漢方薬の原料となる生薬は、育てる土地や方法で成分が変わるそうで、今後漢方薬の利き方がわかるにつれ、よりよい生薬を作る技術も発達します。日本はその点トレーサビリティや品質管理に有利で、将来有望な産業になる可能性があります。(参考:日本の漢方が抜きん出る方法

 ネット医薬品販売復活を気に、どんどん伸びてほしい分野です!

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