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アジアと日本の熱い戦いアジア・アントレプレナーシップ・アワード2013開催中!
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アジアと日本の熱い戦いアジア・アントレプレナーシップ・アワード2013開催中!

2013-05-30 16:45

     昨日はアジア・アントレプレナーシップ・アワード2013というビジネスプランコンテストで、メンタリングをしてきました。

     メンタリングというのは、ビジネスプランのブラッシュアップをメンターと呼ばれる専門家のアドバイスの元行うものです。みなさんすばらしいプランを持ちながら、自分たちではその強みに気付いていないこともあり、メンタリングによって一皮むけたプランそしてプレゼンになることが多く、最近メンタリングの重要性は広く知られるようになっています。

     みなさんも、もしビジネスプランコンテストに応募するなら、ぜひメンタリングのあるのを検討してください。もしメンタリングが受けられるところまで残れれば、たとえその後賞金には届かなくても、ビジネスプランは飛躍的に伸び、その後の展開が良くなることでしょう。

     私が直接知っていてお薦めできるメンタリングつきビジネスプランコンテスト
     ・MIT-EFJ の ビジネスプランコンテスト&クリニック 
     一応技術を中心にしたコンテストですが、比較的どんな分野でも挑戦できます。

     ・DBJ の 女性新ビジネスプランコンペティション 
     女性にお薦め

     ・未利用資源事業化研究会 の 未利用資源事業化プランコンテスト 
     地方の事業向け。直接運営に関わっています。

    そして、今回の
     ・アジア・アントレプレナーシップ・アワード
     技術系にお薦め。理由は後述

     です。

     昨日は、最終候補に残った20チームが5つのグループに別れ、発表と質疑応答をする形でメンタリングが行われました。すべて公開とのことなので、簡単に内容を紹介しますと、

     ・unisoft の外国語教育ソリューションの提供
     ベトナムで初めてオンラインでインタラクティブな外国語教育を提供しているとのこと。政府や企業に採用されているとのこと。手法は割とオーソドックスでしたが、アメリカや日本のプログラムはベトナムにとっては高価ということで、今後他の発展途上国や、日本でも中国語教育に進出するなど、先進国への展開も視野とのこと。頼もしいです。

     ・piktochart sdn bhd のインフォグラフィック作成アプリケーションの提供
     piktochart というインフォグラフィック作成サイト。マレーシアからの参加。すでに立ち上がっていてそこそこユーザーもいるとのことで、「どうしてコンテストに出てるの?」と伺ったら、日本やアジアに広めたいとのこと。確かに日本ではまだあんまりインフォグラフィックって広がっていませんし、他のアジアもそうらしいです。うまい啓蒙活動が見つかるといいですね。

     ・ningbo greens packing technology の梱包用緩衝材の販売/梱包用緩衝材生産装置の販売
     中国の企業で段ボールと無害な接着剤を使った環境を汚染しない梱包材を販売しているそうです。日本では段ボールの折り紙みたいな梱包材が流行っていますが、中国ではそれは高度すぎるので、この方法の方が良いとのこと。
     中国の環境問題が深刻なことはニュースなどで見聞きしますが、こうやって実際に環境改善の取り組みを直接見ると頼もしい限りです。

     ・AsukaLab Inc. の複合現実感(Mixed Reality)システムの開発
     昔飛鳥宮のあった、でも今はただの平原で、グーグルグラスのようなデバイスをかけると、そこに飛鳥宮が甦るというシステム。
     これはすごい。静止画だけでなく動画もできるということで、ぜひ関ヶ原で関ヶ原の戦いの再現が見たい!!に始まって、いっぱいリクエスト出しておきました。
     後、この分野やっててニコニコ学会に発表してないと「もぐりと言われますよ」とうそぶいてきました! 次回発表があるか楽しみです。

     さあ、この中から1位が出るのか、あるいは日本が1位を取るのか、明日の最終審査が楽しみです! 気になる人はぜひ現地に足を運んでみてください。

     ところで、今回メンタリングに参加してみて、日本のビジネスプランコンテストとは、プランの内容が随分違うなと感じました。最近の日本のはソーシャル系が多いです。社会の興味がそちらに向いているだと思います。その中で技術系も提案されますが、どうしても技術系の方のプレゼンは地味な傾向があって、割と苦戦しています。
     一方アジア・アントレプレナーシップ・アワードでは技術系も多いし、いわゆるソーシャル系はありませんでした。もし技術系のビジネスを考えているのであれば、はなから世界展開を視野に入れなければならないことも多いです。
     ということで、今回参加してみて、技術系は国内より国際的なコンテストに出た方がいいのではないかと強く思いました。
     技術系でコンテスト参加を考えている方、是非国際コンテストを検討してみてください!

    ・併せてどうぞ
     【未利研の未利コン始まります! 】これは去年の。今年もします!

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