閉じる
閉じる
×
いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。
(追記:同じ内容のタイトルで、コトの顛末を詳しいまとめが出ていました。分かりやすいです。
ノーベル賞の中村修二氏が捨てた日本社会・企業はそんなに糞なのか?
)
日本人ノーベル賞受賞から一夜明け未だ興奮覚めやらぬという感じですが、中村教授は日本を飛び出していてしかもアメリカ国籍取ってるということで、日本これでいいのかってご意見がたくさん出ています。
残念な気持ちはわかるのですが、6年半アメリカで働いたとか、ベンチャー支援してるとか、地域活性手伝ってるとかいろんな立ち場で思ったこといろいろ書いておきますので、参考にしてください。
中村さんは飛び出す人
青色LEDが実用化された後、中村さんは特許訴訟などいろいろありましたのでそれなりに話を読んでますが、いい意味でとても尖った人です。尖ってますから、半端なとこでは殻に収まり切れるはずもありません。日本で入っていられる殻を見つけられなかった結果、アメリカに飛び出しました。そういう人を日本が抱えられないのは問題ではないかというわけです。飛び出す人は少ない
しかし、日本に帰って来てずっと見ていて別に企業や社会をそれほど悪くいう必要はないなと思っています。それはベンチャーとか地域活性してると肌で感じられて、今時企業のやり方気に食わなかったら、起業するなりなんなりいくらでも方法はあるし、実際、する人はしてます。日本は起業も難しいとかいいますけど、自営、NPO、いくらだってやり方あります。地方が息苦しければ都会で始めればいいでしょう。でも、そういう人は、ある割合しかいません。結局日本の企業なんかにいられるか!って人は、それくらいなのだと思います。ほんとはもっともっと増えてほしいけど、一朝一夕では変わりません。
日本人の中には日本に合わない人がいて、そういう人は日本から飛び出すかもしれないけど、日本を飛び出すこと自体は今普通です。野球でもサッカーでも日本を飛び出す選手は普通にいます。力のある人は、世界に行けて、自分のステージに合わせて行きたいところに行けばいいのです。それぞれ日本が合う合わないとかあんまり問題ではありません。
アメリカ化する必要があるか
でも、そのような状況すべてひっくるめて日本人全体が反省すべき点があって、もっとアメリカに見習うべき、という考え方もあります。でも、そこで、本当にアメリカがいいのかという問題があります。
アメリカというのは若くていけいけどんどんの国なので、それがいい反面、考え方が刹那的です。一度くみ上げるとなくなる化石水使った農業とか、シェールガスとか、細く長く使おうとせずにやれるときにやっとけ的勢いがあります。だめになっても次なんかあるさという感じ。実際そうなのかもしれませんが、今の流行りは持続的な社会の構築ですから、ミラフツ的にはてんで的外れです。
そしてこれは日本のが特殊ですが、軍の予算の存在。中村さんもまさに軍の予算を取るためにアメリカ国籍を取ったとおっしゃってます。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。