オランダにある老人ホームでは、学生が無料で入居できる

 これは素晴らしい取り組みです。きっと未来の普通です。

 160人の高齢者が生活するという老人ホームに、6人の学生が無料で入居しているそうです。条件は「毎月30時間、高齢の入居者と共に時間を過ごすこと」。他に食事の準備、コンピューターの使い方の指導といった学生がボランティアで提供するサービスもあるけど、基本的には「良き隣人」であることが求められているそうです。外の世界をホームに持ち込むことで、高齢者は活気にあふれているそうです。孫と一緒に暮らすようなもんですね。

 なんか似たようなことは考えることがあるだけに、これくらいぴたっといろいろはまっていると、まさに「その手があったか」という感じです。

 たとえば、「崖の上のポニョ」。老人ホームと保育園が隣り合ってて、ゆるーくつながっているようで、ああそういうのいいなあとか。でも、下手に関わると事故とかがなとかいろいろ考えてしまうので、学生がタダで老人ホームに住めるというのはなかなかうまくできてるなあとほんと感心します。

 この話、日本もどこか始めないでしょうか。もしかすると法律が邪魔するような悪寒がしますが、そこは最初はなんとかうまく建てつけて。とりあえず1軒でも始めれば、日本風にいろいろ工夫ができて、日本でもうまく回っていったりしないでしょうか。

 とりあえず、160人に6人という比率も出てますから、経費の試算とかもすぐできますよね。

 この話を聞いて、一番良さそうと思ったのは、記事には明らかには書いてないですけど、ここに暮らす学生さんにとっても、メリットがあるだろうということです。