マクドナルドの不振が続いていますが、そろそろ底を打ちそうです。

 マクドナルドの不振が始まった頃、何度かミラフツでも取り上げました。2012年や2013年のことです。

2012年11月6日 
 【馬付】マクドナルドのカウンターからメニューが消えたおかげでメニューが良くわかった件。 
 【馬】マクドナルドがメニューを撤去しなければならなかったただ一つの理由   

2013年4月24日
 【馬】効率化が生むイライラ・不寛容/マクド復活術 

 その頃の売上減も今からすると可愛かったもので、しかし、2014年、そして今年と売り上げ減の勢いはますます増しています。
 c259bf76fa919eba0585797329d1b36dfca20e7b

 どうなってしまうんだぁマクドナルドという感じなのですが、最近ちょっと様子が変わってきた気がして、久々に行ってみようかなと思っています。

 そしたら、こんな記事が出てきました。

 マック副社長「床に落ちたポテト1本、“大木”と思え」“出戻り幹部”が語る「下期V字回復」の勝算   #日経ビジネスオンライン
 "6月の既存店売上高は前年比マイナス23.4%と依然厳しい。業績予想では、7月からの下期にV字回復するとの計画ですが、本当に達成できるのでしょうか。" 

 "これから、前年比でプラスに転じていくはずです。"
 大胆な「これからはプラスに転じていく」宣言。 

 しかし、公表されている数字は、1月から3月が -39% から -30% というマイナス、4月に一旦 -22% になるものの、5月6月とまた減らしてきています。それらの数字からはまだ底を打ったと言えるような感じではありません。

 この今週末あたりに発表される7月の結果は相当良いということなのでしょうか。

 ということで、へーと思って読んでいたのですが、副社長の発言ですから、これだけだとただの大ボラかもしれません。でも、その後こんな記事も見かけました。

 マクドナルド凋落の元凶がついにわかった - 法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科教授 小川孔輔 #BLOGOS 

 これタイトルは多分編集がPVを稼ぐためにつけたのだと思いますが、本文を最後まで読むとこの記事は過去の分析だけでなく、
 しかし、復活の芽はある。
 という一文から始まる、今マクドナルドが行っている改革紹介や分析も書かれています。

 健康志向の商品を投入し女性・ファミリーを呼び戻そうとしていることや、各地でローカル商品の開発を始めてブランドイメージの再構築を行っているといった改革です。

 そういえば、ここんとこマクドナルドのクーポンをもらうことが全くなかったのですが、先日とあるところでもらいました。来てくれれば変わったことを感じてもらえるという自信の現れでしょうか。

 いずれにせよ底なしかと不安になるくらい凋落の一途をたどっていたマクドナルド。2013年には、「マクド復活術」として「不寛容な効率化」を見直すべきだとここでは提案していました。