昔ブログで紹介した年表がまたバズってるみたいで。
日本だけ、ずっと日本。この事の凄さを、学校では教えないんですよね・・・
世界史の年表を見ると、日本だけ建国から国の名前が変わっていないことを見ることができます。そう他の国は、歴史の中で何回か「リセット」して今日から僕たちは新しい僕たちをやってるんですけど、日本だけは一度もやってません。
(2015/10/14 追記) 「それが?」という人が多いようなので補足します。日本も室町時代とか江戸時代とかあるし。で、今回バズってるの見てたら、たまたま批判的な意見をいくつか見ることができました。
日本が国の名前を変えていないというのと、天皇が続いているというのはほとんど同じ意味です。日本もいろんな政治体制を経ていますが、ずっと天皇制は続いています。
他の国はトップから変わっていて、そういう時は、たいてい国の名前が変わるのです。「リセット」です。
日本も一時期「大日本国帝国」も使ってたけど、「日本国」も使ってたようですし、もちろん天皇は続いていましたし、戦後一時期、連合国軍の占領下にありましたが、結局天皇は続いているので、実質的に「日本国」は建国以来天皇制が続き、国号も変わっていないという、世界に類を見ない歴史を持っています。
一つはこういうこと言って喜んでるの日本自身だけだよ、恥ずかしい、というものですが、日本という名前が変わってないというのは、確かに外国の人で知る人は少ないはずです。だって、外国から見た日本の呼び名はたまに変わっているので。しかし、天皇がものすごく続いているというのは知られてないわけではないですし、日本が歴史のある国と思われるのは普通のことではないでしょうか。
それを強く自慢するわけでもなく強く否定するのでもなく、あるがままに受け入れるのがいいとおもいます。なぜなら、そのことは「日本が変化を嫌う」傾向の元にもなっているからです。持続的な営みに慣れた国ですから、逆に急な変化は嫌います。日米はとても対照的な国だと思いますが、アメリカは歴史が浅い分大きな変化を起こしやすいですが、日本はアフガニスタンの緑化事業で成果をあげるとか、日本の得意なところで成果をあげればいいのです。日本とアメリカを比べてアメリカがすごいと思うのはアメリカのすごいところで比較するからで、日本のすごいところで比べれば日本の方がすごいわけで。
他にあったのは、「日本は一度リセットした方がいいのでは」というのもありました。他の国はなにかとリセットしてますから、なんかそう言いたくなるのもわからないでもないですが、これだけ続いた日本の場合、「リセット」とは、どんな感じでしょう。
たとえば、政府がなっとらんということで、自衛隊が国民の人気を背景にクーデターでとかでしょうか。一旦軍事政権を樹立して、憲法制定、新しい議会を作って、新しい社会を作るみたいな感じでしょうか。そうすると天皇はどうなるのでしょう。別に悪いことしてないので、そのままいてもらって、軍事政権、その後の民主政権共にむしろお墨付きをもらいたいのではないでしょうか。
それって、結局今までの日本と同じです。