のすじいのそーさく(笑)日誌34・・みどりの小袖・・
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のすじいのそーさく(笑)日誌34・・みどりの小袖・・

2017-08-02 19:10
    元々エキゾチズムの信奉者な要素の多い男では在るのだが
    日本人と言うのは明治期文明開化時にイギリスの音階が入ってきて以来
    スコットランド、イングランド、ウェールズ、アイルランド問わずに
    妙に其のあの英国連邦・・グレートブリテンの旋律が好きなのだな。

    例えば文部省唱歌に成った庭の千草、故郷の廃屋、埴生の宿、暗夜、灯台守
    挙げればわさわさと出て来るんだわ、同じ島国なイギリスの旋律。

    イングランド、スコットランド民謡は中でも親和性が高いと見えて
    原曲のまま日本語訳詞つけて歌われてるものも多い・・
    スカボローフェアにロッホ・ローモンド、アニー・ローリー
    皆個人的にも好きな旋律と歌詞なのだが此の季節一番聴くのが
    日本語に訳すと=緑色の袖=・・Greensleeves(グリーンスリーヴス



    実に日本人好みな、美しく哀調を帯びた旋律なのだが
    此の歌詞と言うか伝承されてきた文言が微妙に其の・・淫靡と言うか・・
    まあ、英語だとこういう歌詞なんだが・・

    Alas, my love, you do me wrong,

    To cast me off discourteously.
    For I have loved you so long,
    Delighting in your company.

    Greensleeves was all my joy
    Greensleeves was my delight,
    Greensleeves was my heart of gold,
    And who but my lady greensleeves.

    問題は此の後半で連呼されるグリーンスリーヴス
    緑色の袖と言う単語に在るんだわなあ・・

    歌のなかのレディ・グリーン・スリーヴスは、
    性的に乱れた若い女性であり、
    場合によると娼婦であったと言う説があるのだわ。

    当時のイングランドでは、「緑(green)」は隠語で
    特に、野外で其のナニを行うことで女性の服につく草の汚れの色を表し
    「緑の服(a green gown)」という言葉に性的な意味が
    つまり惚れた女は不実で放埓で=青姦=常習者と言うか
    職業的娼婦の暗喩であると言う解釈が結構一般的だったんだと。



    そう考えると此の曲の季節は自ずと決まってくる気もする。
    なにせイギリス、イングランドは高緯度の寒冷地に近く気候も不純
    秋から春にかけちゃ其の・・お外でナニするのは物理的に大変(笑)

    と、なると此の曲の情景は夏の緑の中の出来事の果てってえ事になる。
    ね、案外淫靡と言うかなかなか身も蓋も無いっしょ(笑)

    ただ・・緑はイギリスの一部地域では伝統的に妖精や死者の衣の色なので、
    もしかすると恋人は「私を」捨てたのではなく・・
    私を置いて死んでしまった、という解釈も出来るらしい。

    個人的にはこちらの説の方が何となく切なくて浪漫なんだけどね。

    と、いう事は(笑)・・これを緑咲香澄さまに歌わせると言うのは
    色んな意味で緑づくしな訳で、うん、其の、まあ・・何だ(笑)

    邦語訳は原詩を尊重しつつ夏の恋のイメージと死別悲恋を暗喩させるように
    不肖のすじいが適当に盛って訳した意訳と成っております・・

    ささらちゃん男女バージョンと香澄さんのオペラ風ソロ
    二つ拵えるくらい好きと言うか・・うん、トラウマ在るんだ此の状況に(笑)

    グリーンスリーヴス 緑咲香澄バージョン


    グリーンスリーヴス さとうささらによる男女デュオ


    いずれにせよこの曲・・日本人のこころの琴線に触れる旋律なんだよねえ。
    歌詞がどんな文言であっても・・其れが英国俗謡の特徴ってとこかも知れず。

    今後、マザーグースなんかも再現して行こうかなあ・・余生の趣味として。














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